SanFranTown Web マーケティング

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JPOPとKPOPを題材に、YTマーケティングの比較考察(中編)

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前回つづき

現在、YouTube動画のカテゴリーでもっとも競争が厳しいジャンルの一つが、ミュージックビデオ(以下、M/V)です。その中で、J-PopとK-PopYouTubeマーケティング上比較したいと思います。何に関する比較考察かというと、基本的なKPI指数である「視聴回数」についてです。
 
そして、今回は、後編、3.M/Vの視聴回数を上げるSEOマーケティング施策案(つづき)とSFTマーケティングの施策例を述べます。関連した当方のサービスもご紹介します。

<前回の内容>
1.JPOPのM/V事例と特徴
2.KPOPのM/V事例と特徴
<今回の内容>
3.視聴回数を上げるSEOマーケティング施策案(導入初期)
<次回の予定>
4.視聴回数を上げるSEOマーケティング施策例(導入中期と終期)

※ なお本論は、動画や音楽、アーチストそのものに対して、優劣をつけるものではなく、あくまでマーケティング対象としての動画戦略を比較するものです。政治的意見は、一切反映しておりません。筆者は、いかなるクリエイターに対しても、ひとしく敬意を持っています。
 

3.視聴回数を上げるSEOマーケティング施策案

下のグラフは、マーケットにM/Vコンテンツを導入する段階によって異なります。動画コンテンツのライフサイクル、導入から終期の大まかなイメージです(これがすべてではなく、実際は、個別動画によって異なるが、多くはこうした傾向にある)。
 
YouTube動画のライフタイムサイクル.jpg
 
<導入初期>
まず導入部 (1週間から10日くらいまで)は、視聴コンテンツの器を大きくすることを重視します。ここで、国別とか、ターゲットとか、人種や性別など細かいセグメントは無視して、より大勢の人にリーチし、視聴してもらうことを最優先に考えます。上記、動画コンテンツの成長期であり、拡大期です。ターゲットは、改革者であるわけです。
今回の事例でいえば、そもそも主要K-POPアイドルの視聴者は、現在50%以上を韓国外の視聴者が占めています。日本や中国だけではなく、マレーシア、タイ、フィリピン、台湾、もちろん北米などにも視聴者が拡大しています。中国の人口が12億、マレーシア2億人ですから、10~20代の若者がターゲットとは言え、アジアを考慮しなければなりません。この点、JPOPのマーケティング実施者は意識しているのでしょうか。動画を観る限り、当方にはそのようには写りません。KPOP陣営は、本気で世界を目指しています。そこがまず一番大きな違いのように見えます。
 
 

SNSで、YouTube再生回数を大量増加させます

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視聴回数見本画像.jpg
 
(施策見本、大オーダーの場合:各種SNSを利用して、ターゲット動画コンテンツを拡散し、大量の視聴回数を獲得する)
 
この段階では、視聴回数の伸び率や視聴回数に注意します。この段階で、こまかいセグメントを気にするお客様がいますが、導入部では、たいして意味はありません。キーワードや視聴ターゲットを定めて、どんどん視聴回数を稼げば、少なくともYouTubeのどこかで、誰かの目に入ります。実際、ヒットするのにどこで火がつくのかはだれも予想できません。着火点は多い方がいいのです。それを日本人がどうの、日本語がこうの、そんなこと気にしてもはじまりません。
 
SFTマーケティングでは、提案型オーダーで、例えばM/V動画のキャンペーン予算がつくような場合、上記サービスで視聴回数を大量に集めます。主にSNSを通じての拡散・実視聴を促すSEO施策ですが、おおよその視聴10,000回単位のサービスです。本サービスは、URLだけでなく、キーワードを手立てにしている点も、一般販売されている視聴回数の増加サービスとは異なります。また効果も導入初期から中期にわたって効果が持続するのも特徴です。エンジニアが何日間(目標値による)かつきっきりになるので、小ロット・低価格のオーダーは受けることはできません。
 
この段階で、M/V特有の事情も考慮しなければなりません。それは、コメントです。M/V動画の場合、視聴者は、コメントを重視します。他の視聴者がどう感じたか、鈍なところが注目なのか、他のカテゴリー動画に比べて、コメントが重視されます。KPopのM/Vは、ハングルはもちろんのこと、英語、日本語、ヒンドゥー語やアラビア語にいたるまで、あらゆる言語の視聴者がコメントを寄せています。YOASOBIの場合は、ほぼ日本語と英語が少々という具合です。ここにも器の大きさの違いが現れます。
 
 

実視聴者の評価獲得へYouTube動画を宣伝します

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ここでは、最初のコメントがつくまでが、大変です。メジャーM/Vでは、我先にコメントを付けようとしますが、ほとんどの場合、なかなかコメントがつきません。そのまま時間だけが過ぎれば、視聴回数も伸びない、ネガティブ・サイクルに陥ってしまいます。
 
私たちは、上記サービスを提供しています。制作者様に強調ポイントやコメント例をいただきます。ここでも、インチキだとか思われる方は、こちらのブログをご参照ください。

YouTube動画にSEO施策は邪道か?(後編)(再訂版)

4.現実的提言ですから、SEO対策なしに動画をアップしていくだけでは、残念ながら、ふつうの配信者が収益条件をクリアするだけでも、相当の時間がかかります。 こうした現実の中では、90%以上のユーチューバーは、YouTube動画の海の中に飲み込まれ、やがて消えていく運命にあります。過当競争の下、ただ単にアップするだけの動画に対して、YouTube自体も、視聴者に表示しない運営構造だからです。SEO対策とは、そうしたYouTubeが最適な動画を視聴者に提供するアルゴリズムに最適化する技です。YouTube側と視聴者の隙間を埋める手立てとして、YouTubeSEO対策があります。 当方は、”すべてのお客様に、YouTube動画のSEO施策によって、コンテンツ・プロモーションを提供する”ことを目標にしています。ですから、ある程度訴求力のあるコンテンツを有するお客様には、当初のオーダーとは別のサービスをオススメすることもあります。収益対象となる10%に入って闘うか、その他90%に甘んじて、やがて埋もれていくのか、選ぶのは、お客様一人一人です。ですから、真剣に闘うことを選んだお客様に、当方は、有効なキーワードによる検索関連性を構築する手法から、アクセスを積極的に集めるなど、幅広い手立てを組み合わせて、収益化やファン獲得のお手伝いをしているのです。 少なくても、やる気があるお客様に、既存のユーチューバーと闘える、共通のステージに立って、コンテンツで勝負してもらいたいと思います。当方とて、面白くない、役にも立たない動画に小手先だけで、多くの視聴を集める、と主張しているわけではありません。健全
 
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<導入中期>
次に中期(2週間)あたりから、ターゲット・セグメントを意識します。各国別にキーワードやリンクなどのSEO施策を行います。視聴回数が、1万回を超えるあたりから、徐々に自力回転していくようになります。言い換えると、ほっておいても、どこかで勝手に視聴されるようになります。この段階では、ご自分の動画視聴傾向を把握することも必要です。
 
しかし、視聴回数の伸び率は、ほとんどの場合、鈍化します。それでも視聴回数を伸ばしたければ?今度はYouTube検索の対策が必要になります。このままでは、徐々に視聴回数は減少していきます。
 
この段階では、単に視聴回数を増やすことは、それほど意味を持ちません。よりターゲットを絞った施策、例えばキーワードに関連してアクセスを増やすことが必要です。
 
 

短期にYouTube動画トラフィックが激増します

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つづく…