SanFranTown Web マーケティング

SNSアカウントのプロモーションおよびWeb・ブログ集客へのSEO戦略の実施を行っています

Google 検索順位を上げるための、自力対策

f:id:SanFranTown:20210506105739j:plain

現在の検索アルゴリズムを前提にして、ウェブサイトへのSEO対策としてやるべきことを6つにわけて、ご紹介します。Webサイトの内容を最適化する参考にしてみましょう。

1.ターゲットキーワードの選定

まずやるべきなのが、「ターゲットキーワードの選定」です。どのキーワードで上位表示するのかを決めていないというのは、ゴールの見当たらないままマラソンを走っているようなものです。

キーワード選びも「何を選んでもいい」という訳ではなく、ご自分のビジネスに合った的確なキーワードを選ぶ必要があります。そうすることで、よりコンバージョンにつながりやすいキーワードで上位表示を狙え、競合よりも優位にマーケティングを進めることも可能です。キーワードプランナー等のツールを使ったり、実際の検索結果を比較したりして、あらかじめどのキーワードでSEO対策を行うのか決定します。

① 3つのキーワードから考える

一般的に、キーワードは、検索数やコンバージョン率から大きく3つのカテゴリに分けられます。

ビッグキーワード

検索数が多く、競合も多い単語1つのキーワードです。「クレジットカード」「脱毛サロン」などが例としてあげられます。さまざまな目的で検索しているユーザーが多いので、このキーワードからのコンバージョン率は比較的低めです。

ミドルキーワード

2~3語のフレーズで検索される、検索ボリュームが絞られたキーワードです。「クレジットカード 比較」「脱毛サロン おすすめ」などです。ある程度検索意図が具体的になるのでコンバージョンも期待できますが、それでも競合が多いのが特徴です。

スモールキーワード(ロングテールキーワード)

ミドルキーワードよりも具体的な検索ワードです。「クレジットカード 限度額 比較」「脱毛サロン 新宿 おすすめ」などです。検索ボリュームが一気に少なくなりますが、コンバージョンに近いユーザーが検索するワードなので、より高いコンバージョンが見込めます。

各キーワードを例を交えると下記のようになります。

カテゴリー
キーワード
検索ボリューム
ビッグキーワード クレジットカード 246,000
脱毛サロン 18,100
ミドルキーワード クレジットカード 比較 14,800
脱毛サロン おすすめ 3,600
スモールキーワード クレジットカード 限度額 比較 20
脱毛サロン 新宿 おすすめ 10

ビッグキーワードで上位表示を狙うのは難しいので、ミドルキーワードとスモールキーワードを上手に組み合わせるのが有効な考え方です。

② ユーザーが求めているものを考える

ユーザーがコンテンツを探すときに検索しそうなキーワードという観点でも洗い出しましょう。Search Consoleヘルプでは以下の例示が示されています。

そのトピックについてよく知っているユーザーは、よく知らないユーザーとは異なるキーワードを検索クエリで使用するかもしれません。たとえば、長年のサッカーファンは「国際サッカー連盟」の略語である「fifa」というキーワードで検索し、新しいファンは「サッカー プレーオフ」のようなより一般的なクエリを使用するかもしれません。

引用元:検索エンジン最適化(SEO)スターター ガイド

こういった検索行動の違いを意識してキーワードを決めると、より多くの流入が期待できるでしょう。

2.ターゲットキーワードに見合った質の高いコンテンツの作成

ターゲットキーワードを設定できたら、そのキーワードを盛り込んだ質の高いコンテンツを作成します。現在のSEO対策では、この「質の高いコンテンツ」というのが非常に重要です。先述したSearch Consoleヘルプでも、『人を引きつける有益なコンテンツを作成すれば、このガイドで取り上げている他のどの要因よりもウェブサイトに影響を与える可能性があります。』と述べられているほどです。

ただ、質が高い = 網羅性が高く、ボリュームの大きいコンテンツというだけではありません。「ユーザーにとって役に立つ情報が掲載されているか」という点が求められます。役に立つ情報は、多くのユーザーに閲覧されて被リンクが集まり、Googleの評価も高めるという仕組みです。

コンテンツの質を高めるために、以下のポイントを意識して内容を構成してみましょう。

① わかりやすく、明快なテキストにする

コンテンツの内容を構造化し、見出しや箇条書きを使ってわかりやすく整理します。文法の間違いのない、読みやすいテキストを心がけます。また、コンテンツの量も、テーマの内容を説明するのに過不足のない適切さを目指しましょう。長すぎてもコンテンツのテーマがぶれて分かりにくくなりますし、コンテンツ量が少なすぎればページの目的を達成できません。

② 新しい独自コンテンツを作成する

既存コンテンツのコピーではない、自サイト独自のコンテンツを制作します。

③ 専門性と権威性を明確にする

できれば、そのコンテンツの執筆者情報を明確にし、記事の専門性と権威性を表しましょう。ユーザーの信頼度を高めることができます。

3.内部施策の実装

コンテンツの内容を作成したら、htmlを検索エンジンに向けて最適化する内部施策を行います。具体的には、以下の対応を行いましょう。

① サイト全体に関する内部施策

サイト全体に共通する項目として、以下のうち対応できていないものがあれば設定を見直しましょう。いずれもユーザービリティ向上にも繋がる施策ばかりです。

URLの正規化

統一するURL表記を決め、301リダイレクトを設定する

エラーページの見直し

広告を表示しない、検索ボックスを入れるなどユーザービリティを意識する

sitemap.xmlrobots.txtを設定する

クローラーの巡回を促すために必要

パンくずリストの設置

アンカーテキストリンクで設置、構造化マークを行う

サイト内リンクの整備

サイドメニュー・フッター部分に関連ページへのリンクを設置する

表示速度の改善

googleのツールに従い最適化

モバイル対応

スマホページの作成

② 各コンテンツごとの内部施策

タイトルタグ

キーワードを盛り込み、クリック率を意識する

hタグ

キーワードを適切に盛り込み、コンテンツを階層化する

ディスクプリクションタグ

コンテンツの内容を要約し、キーワードを適切に盛り込む

altタグ

画像の内容を適切に置き換える単語を設定する(キーワードの盛り込みはNG)

 

4.被リンクの獲得

 しかし他サイトからの被リンクをGoogleは評価します。そして、評価した被リンクをGoogleは順位決定要素に使いますので、他サイトからの被リンクは基本的に検索順位を上げるために良い影響を及ぼします。

しかし、自然に発生した被リンクはナチュラルリンクと呼ばれ、それが多いほど質の高いコンテンツと見なされます。わゆる「口コミ」のような役割を果たすのです。

被リンクを獲得するためには、他の人に共有したくなるほどの良いコンテンツを作る必要があります。卵が先か鶏が先かという話になりますが、良いコンテンツを作れば自ずと被リンクが獲得できるとも言えます。被リンクについて詳しく知りたい方は以下の記事を参考にしてください。

5.SNSでの拡散

被リンクを獲得するために重要な意味を持つのが、SNSです。多くの人に「拡散」できるのは、SNSの強みです。各コンテンツにSNSへのシェアボタンを埋め込むなど、良いと思ったコンテンツを気軽に拡散してもらえる体制を準備しておきましょう。GoogleSNSの評判を1つのシグナルとして見ています。SNSで被リンクがなくても言及されていることを「サイテーション」といいます。

SNS上でたくさん良いサイテーションがあると、順位を上げる助けになると考えられます。SNSで拡散されたサイテーションについて詳しく知りたい方は下記記事を参考にしてください。

6.ページの表示速度を速くする努力も必要

特に対策を始めたばかりのビギナーが盲点になりやすいのが、ページの表示速度です。Googleはページの表示速度をランキング要素に組み込んでいることを2010年4月に公表していますので、ページの表示速度を速くすることが、順位を上げるための1要素となります。特にモバイルは表示速度が重要とされており、取り組みは順位を上げるだけでなくUXの観点からも推奨されます。

また、Googleは、表示速度が遅すぎるサイトをクロールしない可能性があります。表示速度が遅いサイトをクロールしないのは、サーバー負荷がかかってしまい、クライアントのサーバーがダウンされてしまう可能性があるからです。クロールされないサイトはインデックスされず、検索順位があがることはありません。ページの表示速度は注意する必要があるのです。

ページの表示速度を上げる施策はエンジニアの協力が必要になることと思いますが、どんな施策がページの表示速度を知っておくことも重要です。ページの表示速度を速くする施策は下記記事を参考にしてください。

 

以上