2020年3月 主要SNSニュース! ストーリーズで音楽が流せる! ミュージックスタンプ登場。
皆さんは「ミュージックスタンプ」機能使いましたか? 私のまわりでも、さっそく友人知人のストーリーズ投稿に使われ始めていました。
2月も押さえておきたいSNSニュースが目白押しです。
- ■目次
全般
InstagramとTwitterを両方使う人のうち、約6割が複数アカウントを所有する
https://marketing-rc.com/report/report-monthly-20200220.html
2月20日、株式会社ジャストシステムは、 『モバイル&ソーシャルメディア月次定点調査(2020年1月度)』 の結果を発表しました。
TwitterとInstagramの両方にアカウントを持っている人のうち、「Twitterに複数アカウントを持っている」人は55.9%、「Instagramに複数アカウントを持っている」人は42.4%、「いずれにも複数アカウントは持っていない」と答えた人は40.0%でした。
そもそもInstagramやTwitterではユーザーが反応しやすい投稿や発信者が集まりやすい仕組みになっており、ユーザーを惹きつけ可処分時間を占有することでプラットフォーマーは広告収入を得ています。
一方、ユーザーは複数アカウントを持つことで、接する情報を意識的に変えられます。たとえば学校の友人知人と繋がっているアカウントと、自分の好きなアニメやアイドルを応援するアカウントを切り分けることで、それらの情報が混合したり発信内容がバレたりすることを防げます。複数のSNSを使いこなすだけでなく、複数アカウントを持つことで、情報の受発信をより効率良く行っていると言えます。
参照:https://marketing-rc.com/report/report-monthly-20200220.html
読みたい最新や既読の投稿をタブで開ける新フォーマットをテスト中
米国時間2月19日、Facebookはニュースフィードを現在と異なるアルゴリズムで簡単に表示できるタブに基づいた、新しいフォーマットをモバイルアプリ上でテストしていると分かりました。
もし導入されれば、現在使われている関連性の高さによってランキングする標準のニュースフィードの他、新しい情報を優先する「最新情報(Most Recent)」や「既読の投稿(Already Seen)」などのタブが選べるようになります。
Facebookは友人知人間で話題性が高く、情報発信されてから間もない、重要そうな投稿をアルゴリズムで割り出してユーザーに見せています。
そのため時系列では表示されておらず、新しい情報や時間が経過しても読み返したい情報には触れずらい仕様でした。そういった意味では、この新しいタブが導入された場合、ユーザーにとって従来よりも情報を探したいと思ったときに役立つ、新しい選択肢が与えられたと言えます。
参照:
https://jp.techcrunch.com/2020/02/19/2020-02-18-facebook-tabbed-news-feed-seen/
Facebook内の写真や動画のデータを他サービスに移行できる機能を提供開始
https://about.fb.com/ja/news/2020/02/data-portability-photo-transfer-tool/
米国時間2月21日、FacebookはユーザーがFacebook上の写真や動画を直接他社のサービスへ移行できる新しい機能を紹介しました。まずGoogleフォトへの移行が可能になります。
同機能を使うには、ユーザーは「あなたのFacebook情報」内の設定からアクセスやプライバシー、セキュリティを最優先事項とし、移行されるデータはすべて暗号化、パスワードの入力することを求められます。
こちらはセキュリティの側面だけでなく、企業のマーケティングの観点でも押さえておくべきニュースです。
まずプラットフォーム間でユーザーのデータ移行ができるようになれば、コンテンツがプラットフォームに依存しなくなります。そのため、コンテンツの見せ方や楽しみ方に付加価値が生まれるSNSが好まれる(滞在される)ようになると言えます。
ただし、ユーザーの行動データは2018年に行われたInstagramのAPI変更のように、各プラットフォームで規制され、外部に移行されずそれぞれに蓄積されていくでしょう。
参照:
https://about.fb.com/ja/news/2020/02/data-portability-photo-transfer-tool/
FacebookとInstagramにミュージックスタンプが登場
2月25日、 Facebook社はストーリーズ投稿に好きな曲を追加できるミュージックスタンプを日本で導入するとを発表しました。
FacebookとInstagram双方のプラットフォームで導入、利用者は国内外の数多くの楽曲から好きな曲を選ぶことができます。歌詞の一部をストーリーズ投稿に表示させる機能、Facebookのプロフィールにお気に入りの曲を追加する機能なども同時にローンチします。
ストーリーズは通常投稿とは異なり24時間で消えるため、投稿ハードルが低く、感情が出やすい場所です。同機能は「人気」順や「ジャンル」に加え、「ムード(楽しい、ロマンチックなど)」に合わせて音源を選択可能で、ユーザーの日常生活で見られる感情とともに、コンテンツが流通する機会が増えたと考えられます。
TikTokの音楽コンテンツが拡散して楽曲の認知が広まったように、このInstagramの新機能の登場もアーティストやレーベルにとって追い風と言えます。彼らが自分たちのアカウントでおすすめの音源を紹介したり、投稿を促したりする場面が増えるかもしれません。
参照:
https://about.fb.com/ja/news/2020/02/musicsticker/
タイムライン上に、フォロー中のユーザーの最新投稿を表示させる機能を開発中
2月17日、専門家のJane Manchun Wong氏は、Instagramがフォローしているユーザーの最新の投稿を表示する機能「Latest Posts」の開発中だと明らかにしました。
タイムラインが一新させるというより、最新投稿の表示画面が追加されるようです。ユーザーは誘導画面で最新投稿を見るか通常のタイムラインに戻るか自分で選択できるようです。
InstagramのタイムラインもFacebook同様、これまで時系列では表示されませんでした。
また、特に若年層ユーザーには「ストーリーズをサクサク見ておしまい」というスピーディな情報接触を好む傾向にあり、この新機能が開発された理由に挙げられそうです。
現在は開発中であり実際に導入されるかは不明ですが、ストーリーズとこの「Latest Post(最新の投稿)」でタイムリーな情報を集めて、あとは発見タブで興味関心の投稿を求めてサーフィンする、といった使い方をするユーザーが出てくる可能性はあります。
参照:
https://twitter.com/wongmjane/status/1228162635624878083, https://croja.jp/case/instagram03
シャンプーや香水など、美容関連のツイートが年間200万件以上見つけられる
https://marketing.twitter.com/apac/ja/insights/startwiththem-beauty
2月12日、 ツイッタージャパン社は「美容×Twitter データ分析で分かったTwitterと美容情報の深い関係」と題した記者向けの説明会を実施、美容に関するTwitterの使われ方を分析した結果を紹介しました。
Twitterには体験談や使用感などの「本音」が投稿されるため、美容インフルエンサーの間でも発信の場にTwitterを選ぶ傾向がある、とアナリストの大林氏は述べています。
「Twitterは生活者の本音が出やすい」とはよく言われますが、記事ではその側面が定量的に紹介されています。
生活者目線に立つと、企業やアフィリエイターにSEO対策がされ尽くした大手検索エンジンよりも、良し悪し両方を聞ける素人やマイクロインフルエンサーの声の方が受け入れやすく、意識変容に貢献しやすいとも考えられます。
企業としてはTwitter上のクチコミをまず受け入れ、取捨選択し、販促や商品開発に有効活用するスタンスが求められるのではないでしょうか。
参照:
https://marketing.itmedia.co.jp/mm/spv/2002/14/news071.html, https://marketing.twitter.com/apac/ja/insights/startwiththem-beauty
サービスを悪用していた偽アカウントの「大規模ネットワーク」を世界的に摘発
米国時間2月3日、Twitterは「偽アカウントの大規模ネットワーク」および「さまざまな国に存在する」数多くの偽アカウントを削除したことを発表しました。電話番号とユーザーアカウントをマッチングする機能が悪用されていました。
同社の調査チームはこの欠陥を悪用しているアカウントを大量に発見しましたが、その数については明らかにされていません。
こちらはTwitter社によるプラットフォーム健全化のための施策です。もともと昨年の12月末に、TwitterのAPIを通じてユーザー名と電話番号を照会する機能を悪用していた集団の存在が公式ブログにて報告されていました。世界を代表するSNSプラットフォームとして、個人情報の取り扱いについてはFacebook同様、目を光らせています。
企業アカウントが巻き込まれた報告は今のところありません(そもそも個人の電話番号を登録すべきではありませんが)。
参照:
https://jp.techcrunch.com/2020/02/04/2020-02-03-twitter-suspends-large-network-of-fake-accounts-used-to-match-phone-numbers-to-users/,
https://privacy.twitter.com/ja/blog/2020/an-incident-impacting-your-account-identity
誤情報を含む公人のツイートに対して、特別なラベルを付ける機能を実験中
米国時間2月24日、NBC NEWSは、Twitterが政治家などの公人が投稿した嘘や誤った情報に対して特別なラベルを設置する実験を行っていると報じました。
プラットフォームが公認したファクトチェッカーやジャーナリスト、あるいは新しく導入される「コミュニティレポート」がこのラベルを判別すると報じられています。
今年2020年11月のアメリカ大統領選挙の本格化に、新しい機能を検討しているようです。
同機能「コミュニティレポート」はユーザーが投稿の有害性を判断し、正確なレポートが続くことで加点され、投稿への影響度も高まる仕組みのようです。また、有害性が認められる一定の評価が集まることで、表示回数が減らされる設計だと言います。
Twitterは昨年末に政治に関する広告出稿を禁止しています。今後の規制に注目が集まります。
参照:
https://media-innovation.jp/2020/02/24/twitter-labeling-mis-leading-tweets/, https://www.nbcnews.com/tech/tech-news/twitter-testing-new-ways-fight-misinformation-including-community-based-points-n1139931?cid=sm_npd_nn_tw_ma
YouTube
Google親会社がYouTubeの広告収益を初公開、2年間で倍増したと発表
https://abc.xyz/investor/static/pdf/2019Q4_alphabet_earnings_release.pdf
Googleの親会社であるAlphabetは2月3日、2019年第4四半期と2019年通年の決算情報を発表しました。この中で、YouTubeの広告収益とGoogleのクラウド事業の収益を、初めて開示しています。
YouTubeの広告収益は、2019年通年では約151億5000万ドル(約1兆6500億円)。2017年には81億5000万ドルだったので、2年間で2倍近く(約86%増)成長したことになります。
YouTubeは2020年現在で、世界100カ国から月間20億人の視聴者を有します。その数は全世界のインターネットの三分の一に匹敵し、世界最大級のソーシャルメディアプラットフォームと言えます。
視聴者数の増加も目を見張りますが、「クリエイター アカデミー」など、動画の配信者であるクリエイターの支援も積極的に行っています。
今後5Gの追い風を受けてますます拡大することが予想され、企業のマーケティング上も、無視できない存在になると言えます。
参照:
https://japanese.engadget.com/jp-2020-02-04-youtube-2-google.html/
TikTok
モバイル広告投下の金額が公開され、半年間で75倍に激増したと判明
米国時間2月18日、データ計測企業「Singular」がまとめたモバイル広告ネットワーク調査2020 ROI Indexより、モバイルユーザ獲得件数においてTikTokが急拡大していると分かりました。
550の広告ネットワークの広告費63億ドルを調べた結果、投下額や獲得件数、ROIを見ると、GoogleとFacebookがリードしているものの、TikTokが頭角を現してきており、2019年5月から11月にかけては75倍に成長しているそうです。
レポート内にも挙げられていましたが、TikTokの特徴はダウンロード数の伸長に加え、ユーザーの滞在時間が一日平均50分以上を記録する点です。
短尺動画で端的に伝わるコンテンツを有するTikTokはテキスト主体のSNSにない体験を武器に、ユーザーを集めていくと考えられます。起動画面やインフィード、チャレンジ(お題動画)広告など幅広いメニューの展開に加え、日本では広告主を支援する公式メディア「TikTok Ads Japan」も昨年立ち上がり、今後の加速に期待が高まります。
Facebook・Twitter・Instagramの違いと使いわけ方まとめ!特徴からユーザー動向・運用方法まで徹底解説
Facebook、Twitter、そしてInstagramという3つのソーシャルメディア。それぞれ似ているところと異なるところがありますが、あらためて今回の記事では、これら3つのソーシャルメディアの違いを、機能的な特徴・ユーザー動向などの様々な視点でまとめました。3大SNSを上手く使い分けたい方は、是非ご参考ください。
短期にYouTube動画へトラフィックが激増します 約150万人の当方ベースの日本人視聴者に強力にブーストします
■目次
- 3大SNSの機能的な違い
- ユーザーは3つのSNSをどう使い分けている?
- 企業が使い分けるなら?SNS別運用の勝ちパターンはコレだ!
- 3大SNSをうまく使い分けている事例
- 異なるSNSでは異なる運用を!
1. 3大SNSのSNSの機能的な違い
まずはFacebook・Twitter・Instagramそれぞれの、基本的な機能の違いを見ていきましょう。
ユーザー数(MAU) | 約2,800万人 | 約4,500万人 | 約2,000万人 |
ユーザー層 | 10代が極端に少なく、40代中心で男性がやや多い 3大SNSの中では60代の利用が最も多い |
20代が最も多く、年代が上がるほど男性の比率が上昇 | 20~40代が中心であり、30代以下は女性比率が60%を超えている 40~50代の利用者も増加率が高い |
位置情報 | 投稿時に設定可 | 投稿時に追加可 | 投稿時に設定可 |
メッセージ | 【メッセンジャー】
友達・友達じゃない人に送信可能 |
【ダイレクトメッセージ】
フォロワー、非フォロワーに送信可能 |
【ダイレクトメッセージ】
特定の人に写真を公開する際に、メッセージを添えられる(写真または動画の送信必須) また、ビジネスプロフィールを設定しているアカウントには「連絡する」ボタンからテキストやメールが可能。 |
フィードの仕組み | アルゴリズムにより
時系列で表示されない |
時系列で表示されるほか、
新着のハイライトやおすすめのツイートが表示(非表示可能) |
アルゴリズムにより
時系列で表示されない |
いいね!機能 | いいね!ボタン | いいねボタン
(旧お気に入り、ふぁぼ) |
いいね!ボタン |
コメント機能 | 投稿にコメント可 | @を付けるメンションで会話が可能 | 投稿にコメント可
(「@」をつけてメンションしないと相手に通知がいかない) |
シェア機能 | シェアボタン | リツイート | なし
(サードパーティのリポスト用のアプリが必要) |
投稿が届く範囲 | 友達・友達の友達まで届く
(Facebookページの投稿なら、ページファンに届く) |
リツイートにより全く知らない人にまで届く | フォロワー(友達)にのみ届く |
フィードに流れてきやすい投稿 | 友達の投稿に加え、友達が「いいね!・コメント・シェア」した投稿、Facebookページの投稿 | フォローしている人のつぶやきとリツイート | フォローしている人の投稿 |
2. ユーザーは3つのSNSをどう使い分けている?
機能の違いを踏まえたうえで、次はユーザー視点で、それぞれのSNSをどう使っているのかを見ていきましょう。
よく投稿される種類 | テキスト(リンク)
テキスト+画像 テキスト+動画 |
テキスト(リンク)
テキスト+画像 テキスト+動画 ※最大140文字という制限あり |
写真・動画
テキストは1~3行 |
位置情報 | よく付ける文化 | あまり付けない文化 | よく付ける文化 |
ハッシュタグ | 文化的にあまり根付いていない | 1投稿に1~2個付けることが多い | 1投稿に複数付けることが多い
(投稿が拡散しないため、ハッシュタグを辿って他人の投稿を見る) |
繋がり | 実際の友達・仕事関係の人が中心
(ある程度面識がある人が多い) |
実際の友達・共通の趣味を持ったオンラインの友達が中心
(面識がない人も多い) |
仲の良い実際の友達が中心 |
3. 企業が使い分けるなら?SNS別運用の勝ちパターンはコレだ!
これらの機能・ユーザー文化の違いを踏まえて、企業は3つのソーシャルメディアをどう使い分ければいいのでしょうか? あらためて特徴をまとめながら見ていきましょう。
Facebook:重要指標は「リーチ率」 投稿の改善で成果向上
Facebookにしかないユニークなポイントは、以下の点です。
企業がFacebookページを運用する際に鍵になるのは、やはりエッジランクと友達の友達にまで投稿が届くコミュニケーションの仕組みです。エッジランクにより、投稿のタイミングだけでなく投稿単体の評価が重要であり、またFacebookでは「○○さん(友達)がいいね!と言っています」といった形で、他人の投稿が流れてくることがよくあります。
ファンとの距離だけでなく、ファンの先のコミュニティも意識した、コメントなどのコミュニケーションが発生しやすい投稿をしていく運用ができます。
重要指標
Facebookにおける重要指標は「リーチ率」、そしてリーチ率を高めるために重要となるのが「エッジランク」です。エッジランクとは、タイムラインにそれぞれのユーザーの興味関心にマッチした情報を表示するためのアルゴリズムのこと。
リーチはこのエッジランクによってコントロールされているため、例えFacebookページのファン数が多くても、エッジランクが低ければリーチ率は下がってしまいます。リーチ率を上昇させるためには、ユーザーのエンゲージメント獲得など、エッジランクを高めるための施策が必要です。
関連記事:
Facebookページ成功の鍵はリーチにあり!リーチを伸ばす運用を目指そう。
Facebook運用の勝ちパターン
1.投稿の改善
まずはエンゲージメント率(1投稿あたりのいいね数、コメント数、シェア数といったユーザーの反応)を上げることが重要です。既存のコンテンツのブラッシュアップ、そしてよりユーザーを惹きつける新規コンテンツの導入をしていきます。
2.投稿タイミングの改善
投稿のリーチ率を上げるためには、投稿時間も重要です。実際にエッジランクを決める要素には時間(投稿されてからの経過時間といいね!などのリアクションからの経過時間)も含まれています。ユーザーに一番リーチする曜日や時間帯を検証し、投稿のタイミングを改善してよりエンゲージメント率を上げましょう。
3.リーチの拡大
1,2を通してエッジランクを高めることで、よりリーチが拡大していきます。ここで投稿に反応しているユーザーを検証し、コンテンツをブラッシュアップしていきましょう。そのユーザーと近い人たちをターゲットとしてPage Post Ad(投稿へのいいね!を促進する広告)を出稿するのもひとつの手です。
4.エッジランクの改善
こうしてエンゲージメントが得られる投稿のリーチを広げていくことで、エッジランクが改善されます。エッジランクが高まると、ページにいいね!をしているのに投稿が届かなくなっていた休眠ファンにも再びリーチできるようになります。
5.リーチ率の上昇
こうしてエッジランクを高めることで、結果としてリーチ率も上昇します。
まずはエンゲージメント率を上げること、そして検証を重ねてリーチを上げることでエッジランクは高めることができます。エッジランクを上げれば自ずとリーチ率も改善されていきますので、このリーチ率を重要指標として成果を測っていきましょう。
Facebookへの投稿頻度や時間帯
Facebookのエンゲージメントを増やすためには、ユーザーがFacebookを見ているタイミングで投稿することが重要になってきます。
過去の調査によると、Facebookを見る時間帯は、「出社前」「帰宅後から就寝前まで」が多いようです。朝か夜、ターゲットユーザーにより適していそうな時間帯に投稿することで、リーチしやすくなるでしょう。
Facebookのニュースフィードにはアルゴリズムが導入されているため、投稿数をむやみに増やしてもリーチやエンゲージメントは増えません。ターゲットユーザーに役に立つ、確実に反応が得られるような質の高い投稿を、数を絞って行いましょう。
テキストのみの投稿より、画像や動画などの投稿のほうがリーチが伸びやすいと言われています。可能な範囲で取り入れてみてください。
関連記事:
Facebookに最適な投稿本数とは? 10業種50アカウントを徹底調査!
Twitter:重要指標は「インプレッション率」 ツイートのタイミングが重要
Twitter特有のポイントをあげてみましょう。
Twitterにおいて最も特徴的なのは、公開でつぶやいた内容がどんどんリツイートされることによって、フォロワーのフォロワーすら超えて全く知らない人にまでつぶやきが届くことが多々あるということです。企業活用においても、良くも悪くもフォローしてくれている人以外にも投稿が届く可能性があるという、Twitter特有のオープンさを常に意識しておく必要があります。
重要指標
Twitterにおける重要指標は「インプレッション率」(1投稿あたりに届けられるユーザーの数)。Twitterでは投稿が時系列に並ぶため、何よりも投稿のタイミングが重要です。「質」を圧倒的に高めるよりも、ある程度の質を担保しつつ「量」で攻め、露出機会を増やすことでインプレッション率を高めていきましょう。
Twitter運用の勝ちパターン
1.投稿の改善
いくら「質より量」と言っても、内容のない、つまらない投稿をいくら続けても、だれもファンにはなってくれないことは簡単に予想がつくでしょう。よりインプレッション率を上げるためには、ある程度のテキストの改善は必要です。Twitterウケする独特な表現も適度に使えるようになっておくといいでしょう。
2.投稿タイミングの改善
インプレッションを獲得しやすい曜日や時間帯を検証します。そのデータに基づき、投稿本数を増やしていきましょう。Twitter上の話題に乗ってトレンドになっているハッシュタグを使ったりなど、リアルタイムな投稿を心がけましょう。
3.インプレッションの拡大
プロモツイートを活用したり、アクティブフォロー(競合他社をフォローしているなど、親和性の高いユーザーをフォローする)や、アクティブアクション(親和性の高いコメントに「いいね!」をする)をしてリフォローを狙いましょう。フォロワー数の増加は、インプレッション獲得に直結します。
4.インプレッション数の増加
これまでの工程を通して、インプレッション率が改善されます。
まずはテキスト内容の見直し、そして投稿タイミングの改善などFacebookと共通するところはありますが、質よりも「量」を重視して積極的に投稿し、インプレッションを稼いでいきましょう。アクティブフォロー、アクティブアクションなどは非常に基本的ですが有効な手段なので、継続して行いましょう。
Twitterへの投稿頻度や時間帯
時間帯では昼の11~13時、夜20~23時に反応率が高くなる傾向があるので、まずはこの時間を狙ってみるといいでしょう。複数の投稿時間を試しながら、自社アカウントにもっとも合った時間帯を見つけるのが重要です。
投稿頻度に関して、Facebookの投稿が「質」で勝負するのに対し、Twitterは「量」で勝負する必要があります。タイムラインにアルゴリズムが無く基本的に時系列で表示されるので、投稿数が多いほどユーザーの目に触れる確率が高まるからです。最低でも1日1回、できれば2~3回以上投稿しましょう。企業によっては、一日30回以上も投稿しているところもあります。
Facebookに比べると、Twitterは、顔文字や記号を使い、より砕けた表現が好まれます。ユーザーと企業アカウントの距離が近いので、投稿内容も親近感がわくようなものだと受け入れられやすいです。
関連記事:
Twitterに最適な投稿本数とは? 10業種50アカウントを徹底調査!
Instagram:重要指標は「リーチ率」 Facebookと近いが世界観重視
Instagramもまた、他の2つとは違う点がいくつかあります。
・おしゃれな写真投稿が多い
・ハッシュタグが多い
・仲の良い人とだけ繋がるコミュニティ
・「いいね」で拡散しないので、ユーザーが積極的にハッシュタグを辿ってコミュニケーションを起こす
・若者の間では検索エンジンよりも、ハッシュタグやユーザー名検索を活用して情報収集する人も多い
Instagramではフォローしている人以外の投稿はフィードに流れてこないので、ハッシュタグを辿って他人の投稿を見る文化があります。つまり企業目線で見ると、見つけてもらうにはハッシュタグを付けることが必須です。その付け方もTwitterとは違い複数つくことが多いという特徴があります。
また投稿が外に拡散しにくいので、フォロワーに好まれるものをしっかりと発信していくことが大切ですね。もちろん必ずきれいな写真を付けないといけません。
重要指標
Facebook同様、重要指標は「リーチ率」です。関心と親密度を計算するアルゴリズムでリーチがコントロールされているため、Instagramでも「リーチ率」が重要な指標になります。コントロールされている中でも、まずはユーザーにリーチする「質」の高い投稿をすること、Instagramの世界観を崩さずブランドを伝えていくことが大切です。
Instagram運用の勝ちパターン
1.質の高い投稿
ハッシュタグを効果的に使い、Instagramの世界観を踏まえた「オシャレ」な投稿をしていきましょう。
参考記事:
Instagram「ハッシュタグ」のすべて-ハッシュタグを制する者がInstagramを制す!
2.投稿タイミングの最適化
ユーザーによりリーチしやすい曜日、時間帯を検証し、少しでも目に触れられる投稿タイミングを探ります。また、ユーザーのタイムラインを占拠して鬱陶しく思われないよう、投稿数は少なめに。量より質重視です。
3.リーチの拡大
コメントをくれたユーザーには返信をして親密度を向上させましょう。Twitterのようにアクティブフォロー・アクティブアクションをしてリフォローを狙っていくこともリーチの拡大につながります。Page Post Adの活用も有効でしょう。
4.アルゴリズムの高評価を獲得
質の高い投稿を親和性の高いユーザーに積極的に届けることで、エンゲージメント率が上昇します。アルゴリズム上の評価が上がることでリーチ率も高まります。
Instagramでは、質の高い写真とハッシュタグ活用が最初のポイントです。投稿タイミングを調整してリーチを拡大し、アルゴリズム上の評価を高めれば、安定して高いリーチ率を獲得できるようになるでしょう。
関連記事:
Instagram(インスタグラム)を有効活用しているマーケティング事例
Instagram(インスタグラム)広告まとめ:広告の種類や注意点、事例効果まで
Instagramへの投稿頻度や時間帯
InstagramもFacebookと同様にタイムラインにアルゴリズムが適用されているため、投稿の量より質が重要です。Instagramと相性が良く、投稿ネタを作りやすいアパレルやコスメ系のブランドは1日2~3回程度投稿する傾向にあります。それ以外の業種であれば1日1回から一週間に3~4回程度というのが平均的です。
Instagramでは投稿にリンクが貼れないため、Facebookのような商品やキャンペーン情報の投稿はあまり適切ではありません。オシャレ、楽しい、感動的など、ユーザーの視覚に訴える質の高い写真を使い、世界観になじむ投稿をしましょう。
関連記事:
Instagramに最適な投稿本数とは? 10業種50アカウントを徹底調査!
4. 3大SNSをうまく使い分けている事例
3つのSNSの特徴をうまくつかみ、効果的に使い分けているブランドを紹介します。写真、テーマは同じでも、その打ち出し方が各SNSで異なります。まずは、Facebookから見ていきましょう。
伊藤久右衛門
伊藤久右衛門は京都にあるお茶屋さんです。お茶だけではなく抹茶を使ったスイーツなども販売しており、通信販売は全国的に人気があります。
Facebook、Twitter、Instagramアカウントを運用しており、各SNSの特徴を理解して使い分けています。以下で同社のSNSアカウントをサービス別に紹介します。同じ投稿テーマについて、どのように表現を変えているのか参考にしてください。
ユーザーの興味を引くような雑学的な小ネタをはさみながら、商品を使用したクリスマスケーキを紹介しています。Twitter、Instagramと比べて落ち着いたクセのない文体で、少し広告感のある表現にも感じられますが、うっとうしくない程度になっています。
商品紹介の投稿の場合、商品紹介ページへのリンクを投稿しサムネイル画像を見せるやり方もできますが、同アカウントではあえて写真投稿を利用しています。こうすることで画像を拡大して見やすく、美しい写真を存分にアピールできるのです。また、国内だけではなく海外ユーザー向けの文章が記載してあるのも特徴的です。伊藤久右衛門には実店舗もあるので、訪日外国人旅行客の閲覧なども想定しているのでしょう。
Facebook、Instagramとはまったく違い、ネタ感の強い投稿になっています。顔文字や口語体を使用しており、Twitterの空気感になじむかなり砕けた表現です。商品リンクもなく、広告的要素も全く出ていません。
ぼっちキャラを演じることで、一般ユーザーにも親しみやすい、確実に目を引く投稿になっています。
まず注目すべきは画像です。FacebookやTwitterよりも引きの画像になっており、まわりの雰囲気まで伝わるようになっています。商品そのものだけでなく、よりおしゃれで洗練された世界観まで表現できています。
文体もポエムチックで感情に訴えかける内容になっており、Instagramの文化に合っています。Twitterとの差が激しいです。ハッシュタグを多くつけることで、検索流入も狙えています。
関連記事:
Facebook/Instagram /Twitter…SNSごとに投稿内容は変えるべき? 企業事例から学ぶ“コストをかけない”使い分けのポイント
5. 異なるSNSでは異なる運用を!
3つのソーシャルメディアの特徴とユーザーの動向をまとめましたが、いかがでしたでしょうか?
それぞれ投稿の並び方や投稿が届く範囲・ユーザーが求めるものなどが違うので、異なるソーシャルメディアメディアでは別々のタイミングで違った内容・形式の投稿をしていくことが重要です。
既にそういった感覚をお持ちの方も多いかとは思いますが、今回のまとめがあらためてお役に立てたのなら幸いです。
以上、『Facebook・Twitter・Instagram、3大SNSの使い分け解説!特徴やユーザー動向、運用方法まで』でした。
以上
Instagramのビジネスプロフィールとは? 企業のInstagram活用が捗るビジネスツールを徹底解説
高いエンゲージメント率や女性層の利用が多いことで注目されているInstagramが、ビジネスシーンでの活用を促進するべく、「ビジネスプロフィール」「Instagramインサイト」「投稿の宣伝」のツールをリリースしました。
今回はInstagramのビジネスプロフィールを中心に、3つのツールでできること、設定手順や使い方を全部まとめてご紹介します。
■目次
- Instagramのビジネスプロフィールとは?
- Instagramのアカウントをビジネスプロフィールに変更する手順
- ビジネスプロフィールを編集する方法
- ビジネスプロフィールにしたらできなくなること
- アカウントをビジネスプロフィールに切り替えるとできること:3つのビジネスツール
- まとめ
Instagramのビジネスプロフィールとは?
Instagramのビジネスプロフィールは、Instagramが導入した3つのビジネスツールの一つで、企業のInstagramアカウントに企業へ直接連絡できるボタンを設置したり、ショップの位置情報を掲載したりできます。連絡手段として用意されているのは電話・メール・店舗などへの道案内などです。自社の体制やサービス内容に合った対応方法を選択して設定します。
これまではInstagramユーザーが企業アカウントに連絡を取ろうとすると、投稿のコメント欄に書き込むほかありませんでした。このフローでは、企業の運営側も対応しきれなかったり漏れが発生したりと、タイムリーに対応するのが難しいのが実情です。ビジネスプロフィールを導入してユーザーと企業の間の連絡がスムーズになることは双方にとってメリットになります。
Instagramのアカウントをビジネスプロフィールに変更する手順
ビジネスプロフィール利用に必須だったFacebookページが不要に!
Instagramでビジネスプロフィールを設定する場合、これまではInstagramアカウントとFacebookページを連携させる必要がありました。Facebookページを持っていない人は新たに作成しなければいけなかったのが変更になり、Facebookページなしでもビジネスプロフィールの設定ができるようになりました。
ここでは、Facebookページを持っていない場合と持っていて連携させる場合、両方の手順を解説します。
Facebookページと連携させてビジネスプロフィールに変更する手順
Instagramアカウントフィードのプロフィールを開いた状態から始めます。
手順1:「︙(詳細設定)」をクリックします。
手順2:「ビジネスプロフィールに切り替える」をクリックします。非公開アカウントに設定している場合はすぐ下の項目で解除して、進めます。
手順3:「次へ」をクリックします。アカウントのアイコンが表示されるので、設定したいアカウントで間違いないか確認しましょう。
手順4:「Facebookにリンク」で「ページを選択」をクリックします。
Facebookのビジネスアカウント名が表示されますので、複数のFacebookページを管理している場合は対応するものを選びます。
手順5:「プロフィールのカテゴリを選択」でビジネスに合ったカテゴリを選択し 「次へ」をクリックします。
手順6:「ビジネスプロフィールを設定」で「メールアドレス・電話番号・住所」のいずれかの情報を入力して、「完了」をクリックします。複数入力することもできます。
手順7:Facebookページと連携するとアナウンスが表示されます。
手順8:トップページに連絡先のボタンが表示されれば完了です。
Facebookページと連携させずにビジネスプロフィールに変更する手順
手順1:Facebookページと連携させる場合と同じように進み、「Facebookにリンク」の画面まで進みます。
手順2:4「スキップ」をクリックします。
手順3:5「プロフィールのカテゴリを選択」でビジネスにあったカテゴリを選択し 「次へ」をクリックします。
手順4:6「ビジネスプロフィールを設定」で「メールアドレス・電話番号・住所」のいずれかの情報を入力して、「完了」をクリックします。
手順7: 作業が完了するとアナウンスが表示されます。
切り替え完了後、Facebookページがつくられたとアナウンスが表示されます。自動的にFacebookページが作られるようですが、日本ではまだ実際には確認できていません。
手順8:トップページに連絡先のボタンが表示されれば完了です。
ビジネスプロフィール切り替えにあたっての注意点
■Instagramでビジネスプロフィールを設定する場合、新規にアカウントを作る必要はありません。今使っている企業のアカウントに導入して、そのまま使えます。まだInstagramアカウントがない場合でも、まずはアカウントを通常通りに作って、のちにビジネスプロフィールに切り替えれば問題ありません。
■ビジネスプロフィールを設定していても、PCで見た場合には連絡先ボタンは表示されません。
■ビジネスプロフィールに切り替えても、いつでも簡単に個人用アカウントに戻すことができます。一度個人用アカウントに戻してビジネスプロフィールに再度切り替えたいときは、改めて設定し直します。ただし、インサイト情報は個人プロフィールに切り替えた時点でリセットされてしまうので注意しましょう。
ビジネスプロフィールを編集する方法
ビジネスプロフィールの設定が完了したあとでも、連絡先ボタンとリンクさせる情報を変更・追加できます。
手順1:「プロフィールを編集」をクリックします。
手順2:「連絡先オプション」をクリックします。
手順3:「メールアドレス・電話番号・住所」を編集できます。
ビジネスプロフィールにしたらできなくなること
■ビジネスプロフィールを設定する場合、非公開アカウントのままでは利用できません。まず非公開アカウントの設定を解除しなくてはいけません。
■ビジネスプロフィールに切り替えたInstagramの投稿をFacebookでシェアしたいとき、ビジネスプロフィールの設定で関連付けたFacebookのアカウントでしか、Instagramの投稿をシェアできません。
もし別のFacebookアカウントで該当のInstagramの投稿をシェアしたい場合は、一旦個人用アカウントに切り替えてシェアし、その後またビジネスプロフィールを設定し、希望のFacebookページと関連付けをしてください。
アカウントをビジネスプロフィールに切り替えるとできること:3つのビジネスツール
Instagramがリリースしたビジネスツールは「ビジネスプロフィール」「Instagramインサイト」「投稿の宣伝」の3つです。
これらのツールの利用には、まずビジネスプロフィールの設定が必要です。それによってInstagramインサイトや投稿の宣伝ができるようになります。
Instagramインサイトではアカウントの解析データをモバイルで簡単に確認することができます。投稿の宣伝についても、モバイルから配信できるようになります。Instagramインサイトでデータを確認し、エンゲージメントが高い投稿を広告として配信するなど、より簡単に運用ができるようになります。
下記で各機能の詳細を解説します。
1. ビジネスプロフィール
これまで述べた通り、「メールアドレス・電話番号・住所」を「連絡先」として登録できます。登録した情報はアカウントのフィードページに「連絡先」として表示され、クリックすると連絡可能な方法が現れます。
▼例:Marc Jacobs
「電話する」「メールアドレス」をクリックすると、電話発信やメール送信画面が立ち上がります。
▼例:Disney
「道順を表示」をクリックすると、Googleマップが立ち上がり、GPSがオンになっていれば、ナビゲーションが表示されます。
2. Instagramインサイト
Instagramインサイトでは、自社のフォロワーの性別、年齢、位置情報やアクセスの時間帯がわかります。
投稿についてもパフォーマンスやユーザーのリアクションが解析できます。また、アップデートにより機能が追加され、以下の情報も閲覧可能になりました。(具体的には後述)
- ユーザーの投稿に対するアクション数
- いいね!数・コメント数
- ユーザーが自分のアカウントの投稿を保存した数
- Webサイトクリック数
- メール送信クリック数
- 道順クリック数
- ストーリーのインサイト
Instagramインサイトは、フィード画面では右上の「グラフマーク」、それぞれの投稿画面では写真下の「インサイトを見る」からアクセスします。
画像引用元:http://ja.newsroom.fb.com/news/2016/08/instagram_businesstool/
※Instagramインサイトは、スマートフォンアプリからしか確認できません。また、データをCSVフォーマットやその他の方法で抽出することもできません。
※「ウェブサイトクリック」や「メールアドレスのクリック」のインサイト表示は、プロフィールに設定していないと表示されません。
Instagramのインサイトに表示されるデータ
インサイトのUIは頻繁に表示が変更されており、変更のたびにより詳しいデータが見られるようになってきています。記事執筆時点で見られるデータを簡単にご紹介します。
インサイトに表示されるデータは、「アクティビティ」「コンテンツ」「オーディエンス」の3つにわかれています。「アクティビティ」では、当該アカウントのパフォーマンスの概要を確認でき、プロフィールへのアクセスなど全体的な数値を把握できます。
「コンテンツ」は、個々の投稿やストーリー、広告にまつわる数値を確認でき、それぞれの数値をさらに掘り下げて確認可能です。
「オーディエンス」は、フォロワーの性別や年齢層、地域、アクティブな時間など、フォロワーの属性に関する情報を閲覧できます
3. 投稿の宣伝
Instagramでの宣伝は、広告出稿したい投稿画面から設定します。宣伝に使う投稿は、Instagramインサイトでエンゲージメントの高い投稿を選ぶといいでしょう。
手順1: 「広告を作成」をクリックします。
手順2: ユーザーに行って欲しいアクションを「プロフィールへのアクセスを増やす」「ウェブトラフィックを増やす」「広告によるビューを増やす」から選び、クリックします。
手順3: ターゲットオーディエンスを選択します。「自動」「地域」「マニュアル」から選択し、「次へ」をクリックします。
手順4: 「予算」と「期間」を設定し、「次へ」をクリックします。
手順5: 選んだ宣伝の内容を確認して、問題なければ「広告を作成」をクリックします。
まとめ
これまでのSNS解析ツールはPCベースのものが多いですが、「Instagramのビジネスプロフィール」「Instagramインサイト」「投稿の宣伝」の3つのビジネスツールは、スマートフォンでの運用を前提とした作りになっています。
いちいちPCを開かずともデータを見れたり広告を配信できたりするのは、広告運用の手が足りない小規模事業者にとって好都合なのではないでしょうか。
Instagramは複数アカウントも取得できるようになったので、複数店舗があるチェーンや、ECサイトと実店舗連動など、運用の幅も広がっています。この3つのビジネスツールを駆使することで、Instagramアカウントをより効果的なものにしていけるでしょう。
【2019年最新版】LINE@も統合へ!企業向けLINE公式アカウント統合に関する情報まとめ!
日常のコミュニケーションツールとして浸透しているLINE。企業のマーケティング活用も増加傾向にある一方、複雑なサービス体系や高額な固定費から、二の足をふんだ法人担当者の方もいるでしょう。しかしこの度、法人向けLINEアカウントが統合され、料金もかなり手頃になりました。今回の記事は、新旧サービスの違いを解説します。
■目次
- 複数メニューが存在したLINEの法人向けアカウントが「LINE公式アカウント」として統合!
- 新「LINE公式アカウント」は2019年4月18日いつから提供開始!移行スケジュールは?
- 新LINE公式アカウントの料金体系は?
- 【現在のアカウントプラン別】移行時に選択できる料金プラン
- 結局、アカウント統合によって何が変わるの?
- まとめ
複数メニューが存在したLINEの法人向けアカウントが「LINE公式アカウント」として統合!
「LINE公式アカウント」や「LINE@」など、ソリューションごとに複数種類あった法人向けアカウントが、2018年12月より1つに統合され、「LINE公式アカウント」として生まれ変わりました。
引用元:LINE資料「LINE@サービス統合および移行について」
これまでの法人向けアカウントは、「LINE公式アカウント」「API型公式アカウント」「LINE ビジネスコネクト」「LINEカスタマーコネクト」「LINE@」の5種類となっており、友だち上限数や一斉配信可否などの機能に違いがありました。
引用元:LINEアカウント2018年7月-2018年9月媒体資料
現在は5種類すべてが「LINE公式アカウント」に統合され、シンプルなサービス体系へ一新。誰でも作成できる「未承認アカウント」、所定の審査を通過した「認証済みアカウント」、認証済みアカウントの中で特に有料で特別な審査を通った「プレミアムアカウント」の3つの種別のみとなります。アカウントを作成したいけれど、どれが合っているのか分からないと悩むことも無くなりそうです。
引用元:LINE公式アカウント2018年12月-2019年3月媒体資料
また、従来はアカウント種別で差があった「できること、できないこと」は、ほぼなくなります。具体例を挙げると、LINE@のフリープランではリッチメッセージやリッチメニューが使えない、属性別のターゲティング配信ができないなど機能に制限がありました。しかし、新プランではメッセージ種類の制限がなくなるなど、どのプランでも共通してできることが増えています。詳細は下表をご覧ください。
引用元:http://blog-at.line.me/archives/52626249.html
基本機能に加え、別途申し込みや審査が必要なオプション機能が用意されています。求めている機能を柔軟にカスタマイズすることで、より細やかなニーズに対応できる仕組みです。アカウント種別のシンプル化や機能の充実は朗報ですが、気になるのはやはり料金です。次項にて詳しく説明します。
引用元:LINE公式アカウント2018年12月-2019年3月媒体資料
新「LINE公式アカウント」は2019年4月18日から提供開始!
新しいLINE公式アカウントは、2019年4月18日に正式に提供が開始されました。 では、すでに旧アカウントを利用している企業は、今後どのような流れでサービスを移行するのでしょうか。
アカウントの移行作業ができるのも2019年4月18日から
LINE@の利用者には、2019年4月18日以降に「LINE公式アカウント」への移行手続きの案内がユーザー管理画面に届き、任意のタイミングで移行手続きを行います。5月中旬~下旬頃からすべてのLINE@アカウントでサービス移行ができるようになり、2019年8月19日時点でサービス移行が行われていない場合、強制的にLINE公式アカウントへの強制サービス移行が実施されます。
引用元:https://www.linebiz.com/lineat_migration/
2019年5月中旬~下旬頃にはすべてのLINE@アカウントでLINE公式アカウントへのサービス移行が可能となる予定です。
サービス移行が行われていないLINE@アカウントに対しては、2019年8月19日~9月30日の間に、順次LINE公式アカウントのフリープランへ強制移行されます。
既存プラン利用者は、2019年春頃に新サービスへの移行手続きを
全アカウントで新プランへの移行が可能になっても強制的に移行されることはなく、ユーザー側での操作が必要となります。移行完了までは旧プランにてアカウントの利用が可能ですが、2019年9月30日以降は新旧混合ではなく新プランのみの提供となります。
なお、移行前の旧プランにて利用中であっても、移行期間中に管理画面などのインターフェースが新サービスのものへ変更になります。しかし、移行費用がかかる、友だちが引き継がれない、ランダムIDが変わる、認証済みアカウントの再審査が必要ということは一切ありません。 新サービスへの移行に伴い廃止・休止する機能はありますが、円滑な移行手続きとなるようサービス統合についての資料が豊富に用意されています。よくある質問などに目を通すとイメージが湧きやすいかもしれません。
アカウント移行に必要な準備
LINE公式アカウントへの移行手続きを行うにあたり、必要な準備を確認しておきましょう。ポイントは2点です。
1点目は、しばらくアカウントが使えなくても問題ないタイミングを選ぶことです。アカウント移行には最大で数十分ほどかかる場合があります。メッセージの配信などは事前に済ませておき、時間に余裕をもって移行手続きを行いましょう。
2点目は、複数人でアカウントを運用している場合、手続きの前にアカウント移行のタイミングや、移行によって起こることを管理者全員に周知することです。アカウント移行中・移行後は、「LINE@MANAGER」と「LINE@アプリ」の操作はできません。今までの管理画面は使えなくなるので、アカウント移行時に案内される「Web版管理画面」のURLと「管理アプリ」を共有しておきましょう。なお、iOS版管理アプリは現在準備中ですので、Web版管理画面かAndroid版アプリを利用する必要があります。
新LINE公式アカウントの料金体系は?
無料から利用可能なLINE@に対して、LINE公式アカウントは最低でも月額250万円の利用料が必要であったため、利用したくても機能に制限のある無料アカウントを選択せざるを得ないこともあったと思います。
しかし、企業向けアカウントの統合に伴い、料金体系も大きく変更。比較的導入しやすい価格となります。
引用元:LINE公式アカウント2018年12月-2019年3月媒体資料
基本的な料金体系は、「アカウント種別ごとの月額固定費+メッセージの配信通数に応じた従量課金」となります。無料で送れるメッセージ数を超えた場合は従量課金制となり、超過通数によって月額固定費に加算されます。
この点は統合前とあまり差異がないように見受けられますが、最低月額固定費が大幅に下がったことが大きな特徴です。
前述の通り、従来は数百万円から数千万円もの月額利用料が設定されていましたが、新プランへ移行したことで固定月額利用料は最大でも15,000円で利用可能になりました。利用状況により月単位でダウングレードなどのプラン変更も可能です。
スタンダードプランの場合の従量課金額
メッセージ配信数に応じた従量課金学について、スタンダードプランの場合の料金表をご紹介します。
無料メッセージ上限となる45,001通目より、下表の通り従量課金額が設定されています。多く送るほど1通あたりの単価は安くなります。
引用元:LINE公式アカウント2018年12月-2019年3月媒体資料
フリープランは従量課金という料金設定自体がないため、無料メッセージを1,000通送った場合は翌月まで送信できません。ライトプランは、送れば送るほどお得という料金設定ではなく、追加1通あたり5円と従量料金は固定されています。以下は、無料通数を超過した場合に具体的にいくらかかるのかをプランごとに試算した図です。同じ1,000通でも月や年単位で考えると、従量課金料金に大きな差が生じます。
引用元:http://blog-at.line.me/archives/52626249.html
追加で送信できるメッセージ数の設定について
ライトプラン、スタンダードプランの無料メッセージ数を超えて送るには、所定の手続きをしてメッセージ数の上限を設定しなければいけません。上限には制限が定められているため、具体的に何通まで送信できるかは、これから設置される予定のお問い合わせ窓口に連絡する必要があります。
引用元:LINE資料「LINE@サービス統合および移行について」
関連記事:【2018年度】LINE@とLINE公式アカウントの違い・特徴・機能まとめ
【現在のアカウントプラン別】移行時に選択できる料金プラン
新しい公式アカウントに移行する場合、どのプランを選択するのか選べるのかは気になるところでしょう。新しい公式アカウントに移行する場合、どのプランを選択するのか選べるのかは気になるところでしょう。
現在LINE@でフリープランを利用している場合は、そのままフリープランに移行されます。
対して有料のベーシックプラン、プロプラン、プロ(API)プランを利用している場合、サービス移行の際に新しい有料プランのフリープラン、ライトプラン、スタンダードプランから選べます。
違う料金プランに変更した場合、新プランの適用は即時行われますが、支払いは移行が完了した翌月から発生します。
引用元:LINE資料「LINE@サービス統合および移行について」
なお、自身で移行手続きを行わないと、8/19~9/30の間にLINE@で利用中の料金プランに関わらず強制的にフリープランに移行されるのでお気をつけください。
結局、アカウント統合によって何が変わるの?
5つあった企業向けアカウントは、新プランに統合され何が大きく変わったのでしょうか。あらためておさらいしてみましょう。
1.機能のアップデート
レポート機能の拡充
企業アカウントだからこそ欲しかったレポート機能が拡充します。具体的には、メッセージ配信数やクリック数を数値化したメッセージレポート、友だちの増減を分析できる友だち数レポート、タイムライン投稿に対するユーザーのインプレッション数やクリック数などのタイムラインレポートが挙げられます。対象顧客や潜在的なニーズを把握しやすくなり、より求められるものとマッチする施策を実施可能となります。
複数人とのチャット機能
LINE@でのみ利用できたユーザーとの1:1トークが、すべてのアカウントで利用可能になります。さらには、複数のユーザーグループとチャットができる「1:複数」も実現。双方向のコミュニケーションがより円滑になりそうです。
全プランに全てのサービスを標準装備
上位アカウントでしか使えなかったリッチメニューやビデオメッセージ、特定のターゲットに宛てるセグメント配信などが全てのプランで利用可能になります。
2.パートナーの拡充
これまでも運用代行や開発支援はありましたが、提供会社をより簡単に見つけられるようになる予定です。また、サポートがより受けやすくなるようパートナーの拡充が予定されています。
3.料金プランの改定
料金の高さから手が届かなかった企業も導入しやすい料金体系へ変更となりました。また、5つあった企業向けアカウント別に定められた複雑な料金体系が、シンプルで分かりやすい料金体系へ生まれ変わりました。
補足:メッセージのカウント方法について
これまでは、1吹き出しが1メッセージとしてカウントされていました。例えば、3つの吹き出し(テキスト、スタンプ、画像など)を使うと3通×有効友だち数が送信数として計算されていたのです。これまでは、1吹き出しが1メッセージとしてカウントされていました。例えば、3つの吹き出し(テキスト、スタンプ、画像など)を使うと3通×有効友だち数が送信数として計算されていたのです。
しかし新プランでは、1回の配信で3吹き出しまでは1メッセージとしてカウントする方法へ変更となっています。
まとめ
LINEの日本国内の月間アクティブユーザーは実に7,600万人。その内、毎日利用しているユーザーは85%に上ります。生活のインフラとして定着しつつあり、ビジネスでの活用が期待されます。今回の企業向けアカウント統合とそれに伴うサービスの変更は、企業のLINE導入の追い風となるのではと注目されています。今後もビジネススタイルに合わせた新機能の追加やアップデートが行われるとみられ、動向から目が離せません。
【若年層のSNS利用状況関連の調査まとめ】
近年、すべての世代においてインターネット利用時間が増加しており、特に若年層は「テレビよりネット動画」、「新聞よりネットニュースをよく利用する」傾向が強くなっています。
さらに、10代20代の若者は検索エンジンよりもSNSで情報収集する人が多く、ニュースから交通情報まで、Twitterなどリアルタイムで生の声が反映されるメディアを好んで利用するようです。
本記事では、こういったインターネットやSNSの利用状況に関するデータをまとめ、若者に焦点を当てて考察していきます。
1. 若年層のSNS利用状況について
伸び続けるデジタルメディアの接触時間
- 調査機関: 株式会社ビデオリサーチ
- リリース日: 2018年5月28日
- 調査対象期間: 2018年1月25日~2月9日
- 調査対象者: 対象エリア(東京・大阪・愛知・高知)に住む15歳~69歳の男女個人
出典:博報堂DYメディアパートナーズ メディア環境研究所 「メディア定点調査2017」
メディア総接触時間(週平均1日あたり)は、昨年より18分増加し、過去最高の396分となりました。テレビや新聞などのマスメディアは毎年減少傾向に。一方でデジタルメディアは、以下の通り長時間化に拍車がかかります。特に携帯電話/スマートフォンに対するメディアイメージは、「仲間との話題に必要」「習慣」「役立つ」へと変化したことが後押しの一因と考えられています。
携帯電話/スマートフォン 12.9分増
パソコン 7.3分増
タブレット端末 4.9分増
インターネットの利用状況の変遷。若年層と他年代との違いは?
- 調査機関:総務省 情報通信政策研究所
- リリース日: 2017年7月7日
- 調査対象期間:2016年11月26日~12月2日
- 調査対象者:13歳から69歳までの男女1,500人
10~20代はテレビよりネット利用時間のほうが長い
2016年11月に、総務省によって行われた「情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」の結果では、すべての年代においてテレビ視聴時間は年々減少、逆にインターネット利用時間は増加傾向にあります。
10代20代に限ってはインターネット利用時間がテレビ視聴時間を上回っており、2012年の調査結果の1.2~1.4倍という高い値です。
ソーシャルメディアの利用状況
インターネット利用時間のうち、10~20代はソーシャルメディアに費やす時間がほかの世代に比べ圧倒的に多く、特に女性でその傾向が顕著です。
全世代含めて7割以上の人が、なんらかのソーシャルメディアを利用していますが、なかでもLINE・YouTubeは利用者が多く、10~30代の利用率はどちらも9割前後。また10~20代は、ほかの年代よりTwitter利用率が高く6割前後、Instagramも10代の3割、20代の4割以上が利用しています。
詳しい調査結果は以下をご覧ください。
調査結果URL:http://www.soumu.go.jp/main_content/000492876.pdf
スマートフォンにおけるSNSの利用実態。各サービスに対する意識の違いとは?
- 調査機関:株式会社JTB総合研究所
- リリース日: 2017年12月12日
- 調査対象期間:2017年9月25日~9月26日
- 調査対象者:首都圏・名古屋圏・大阪圏に住む18歳から69歳までの男女 10,000名のうち、プライベートでスマートフォンを利用し、過去1年以内に1回以上の国内旅行(日帰りも含める)をしたことがある1,030名
10~20代が利用するSNSは各種すべて増加傾向
スマートフォンで利用しているSNSの数を年代別に調査した結果によると、若年層がスマートフォンで利用するSNSの数は4つ以上が男女ともに6割前後となっており、複数のSNSを使い分けるのは当たり前になっています。
それぞれのSNS利用率は、前年2016年度の調査で減少傾向にあったFacebookが10~30代男性の間で回復傾向。Twitterは、自身での投稿やキャンペーンシェアなどに利用されることが多く、10~20代男女ではともに回復傾向にあります。
Instagram利用率は40代女性を除くすべての層で上昇していますが、特に若い女性に対しては圧倒的な人気で、29歳以下の女性の利用率は6割を超えています。写真がきれいで見るのが楽しいことや、情報収集に便利だという意見が多く、コミュニケーションツールとしてより情報ツールとして利用している人が増えているようです。
利用するSNSごとに発信内容を変える
SNSの種類別にどんな自分を表現したいかを調査した結果では、若年層で圧倒的人気のInstagramにおいては、自分らしさや個性を表現する場としてとらえている人が多く、「ちょっとしたハレの日の自分自身を表現したい」という意識を持って発信する人が多いと推察されています。投稿するために普段とは違う行動をしたり、欲しいものや食べたいものよりインパクトを優先したりと、インスタ映えを意識した行動も表れています。
また、Twitterは本音を語るための場として「ちょっとした思いやつぶやき」「ネガティブ発言や愚痴」など等身大の自分を発信する内容が多いようです。対して、LINEやFacebookは、明確な傾向は見られませんが、連絡などコミュニケーションツールとして利用する人が多いと思われます。このように、利用するSNSごとに、見せたい自分や発信したい内容を使い分けている人が多いようです。
詳しい調査結果は以下をご覧ください。
調査結果URL:https://www.tourism.jp/tourism-database/survey/2017/12/smartphone-2017/
10代に突出して人気のサービスは「Twitter」「SNOW」
- 調査機関:株式会社ジャストシステム
- リリース日: 2017年5月10日
- 調査対象期間:2017年4月26日~4月30日
- 調査対象者:15歳~69歳の男女1,100名
若年層のSNS利用傾向として、他年代で利用率の高いFacebookの利用率が低く、反対にTwitterの利用率が高い点が挙げられます。また画像メインのSNSとして、InstagramよりSNOWのほうが10代に人気が高く、約半数の49%が利用していると回答しています。対するInstagramの利用率は、43%です。10代女性に絞ると、SNOWが74%、Instagramが68%となっており、どちらも特に女性に人気が高いことが分かります。
自撮り写真に動物の耳や鼻などを合成したり、目を大きくする加工をしたりして可愛く「盛れる」のが根強い人気の理由でしょう。また動画の加工も手軽にできるため、友だち同士で交換するなど「遊び」として楽しめるのも10代にとっては魅力が大きいようです。
詳しい調査結果は以下をご覧ください。
調査結果URL:https://marketing-rc.com/report/report-monthly-20170510.html
10代は同一SNSに複数アカウントを持つ人が6割も! 15~49歳対象「若者のスマホ利用実態調査」
2017年3月に行われたビッグローブによる「スマホ利用実態調査」によると、同一のSNSにおいて複数のアカウントを持ち使い分けているという人は全体の46%。10代では、なんと6割以上となっています。
「オンとオフを切り替えたい」、「趣味限定のアカウント」、「人間関係の愚痴を吐き出すため」など、理由はさまざまですが、普段の自分とは別の一面を使い分けたいと考える若者が多いということかもしれません。
詳しい調査結果は以下をご覧ください。
調査結果URL:http://www.biglobe.co.jp/pressroom/info/2017/03/170328-1
10~20代女性の「ソーシャルメディアに対する意識と使い方」
- 調査機関:株式会社博報堂DYメディアパートナーズ
- リリース日: 2017年6月20日
- 調査対象期間:2017年1月26日~2017年2月10日
- 調査対象者:15~69歳の男女2,496名
株式会社博報堂では、毎年メディアへの接触状況を調査分析する「メディア定点調査」が行われています。2017年度の調査結果によると、SNSが暮らしに欠かせないと答えた人の割合は10代20代が突出して高いです。
参考:http://www.hakuhodody-media.co.jp/column_topics/column/media_environment/20170920_19228.html
またSNSを通じて友人や知人がシェアした情報に触れたり、SNSから得た情報がきっかけでテレビを見たりする人も10~20代が飛びぬけて高く、若者にとってSNSは行動に影響を与える大きな存在であることがうかがえます。
詳しい調査結果は以下をご覧ください。
調査結果URL:http://www.hakuhodody-media.co.jp/column_topics/column/media_environment/20170920_19228.html
2. 動画・ライブ配信コンテンツ利用状況
動画SNS「Tik Tok」 若年層の認知度は半数超え
コマーシャルでも時折目にすることが多くなった動画SNS「Tik Tok」。2018年8月の調査結果では、全体の認知度は38.2%でした。年代別で見ると、10代の認知度は実に65.4%、20代との認知度平均は56%と2人に1人は知っているSNSへと成長。特徴的なのは、視聴のみならず投稿経験のあるユーザーが実に6割を超え、利用者参加型の傾向が強まっています。
調査結果URL:https://mmdlabo.jp/investigation/detail_1726.html
マイナー受けが強み?10代はネットテレビ視聴経験者が4割以上
- 調査機関:株式会社ジャストシステム
- リリース日: 2016年9月13日
- 調査対象期間:2016年8月31日~8月31日
- 調査対象者:15歳~69歳の男女1,100名
2016年8月調査結果では、10代のスマートフォンユーザーの4割以上がスマートフォンでテレビを視聴しているとのこと。2017年9月の同調査では、動画の視聴デバイスはスマートフォンという人が最多という結果になったようです。元SMAP3人による、72時間生放送が話題となった「AbemaTV」も、10代では半数近くが利用経験ありと回答しています。
詳しい調査結果は以下をご覧ください。
調査結果URL:https://marketing-rc.com/report/report-monthly-20160913.html
10代の3割以上が地上波テレビ視聴アプリを利用
- 調査機関:株式会社ジャストシステム
- リリース日: 2016年12月7日
- 調査対象期間:2016年11月30日~12月2日
- 調査対象者:15歳~69歳の男女1,100名
スマートフォン利用者のうち、TVerやNHKオンデマンドなどの地上波テレビ視聴アプリの利用率がもっとも高いのも10代。2015年11月の調査結果では15.7%だったのが1年後に約31%とほぼ倍増しており、急激な拡大を遂げています。
詳しい調査結果は以下をご覧ください。
調査結果URL:https://marketing-rc.com/report/report-monthly-20161207.html
10代の半数近くが動画コンテンツを毎日視聴
- 調査機関:株式会社ジャストシステム
- リリース日: 2017年6月28日
- 調査対象期間:2017年6月9日~6月16日
- 調査対象者:15歳~69歳の男女1,100名
SNSやYouTubeなど動画投稿サイトの無料コンテンツを視聴している人のうち、「毎日見る」という人は全体の約24%。10代に限定すると約46%と半数ほどとなっています。スマートフォンでの視聴が9割とのことから、「空いた時間に動画を見る」ということが習慣化しているとも考えられます。
詳しい調査結果は以下をご覧ください。
調査結果URL:https://marketing-rc.com/report/report-video-20170628.html
10代女性に聞いた!生配信アプリ、どれ使ってる?
- 調査機関:株式会社マイナビ
- リリース日: 2017年4月3日
- 調査対象者:10代女性
http://official-blog.line.me/ja/archives/64794733.html#live
「SNSでのコミュニケーションはリアルタイムで」が10代の最新トレンド。Instagramのライブ配信機能や、LINEで「SNOW風」に加工した動画を配信できる「LINE LIVE」などの人気が高いようです。スマートフォンという気軽に取り出せるツールで、友人とリアルタイム動画を共有するというのが、遊び兼コミュニケーションの一環ということなのでしょう。
詳しい調査結果は以下をご覧ください。
調査結果URL:https://teenslab.mynavi.jp/column/trend-teen-live-app.html
関連記事:Instagramの新機能「ライブ配信」を徹底解説!ユーザーとのリアルタイムコミュニケーションが簡単に!
3. SNSでの情報収集をどのように利用しているか
「集める」から「引き寄せてためる」情報収集術
- 調査機関: 株式会社博報堂DYメディアパートナーズ
- リリース日:2018年8月29日(プロモーションフォーラム2018内で発表)
- 調査対象者:10~20代の男女
情報過多といわれて久しい現代、ほしい情報を荒波の中から探り当てることも多いのではないでしょうか。しかし、スマホ・ネイティブといわれる若年層の情報収集行動が、近年変化しています。アルゴリズムを活用して情報が自然と入ってくるよう仕向けるのです。例えば、興味のあるSNS投稿に「いいね」をしたり、気になる画像をクリックします。
すると、ユーザーへのおすすめとして、常に最新の情報が自動的に入り込み、自然とたまっていきます。興味のあるものをスマートフォンに教え込んで、効率的に有益な情報を集めているという意識がなせる業ともいえます。
調査結果URL:https://moduleapps.com/mobile-marketing/13916rpt/
ハッシュタグ検索よりタイムラインで情報収集する割合が高い
- 調査機関: 株式会社ジャストシステム
- リリース日:2017年12月7日
- 調査対象期間:2017年11月29日~12月3日
- 調査対象者:15歳~69歳の男女1,100名
SNSでの情報収集手段として、ハッシュタグやキーワードで検索するより、タイムラインから得る頻度が多いと答えた人は全体の約6割。特に10代の女性はタイムラインをメインとして情報収集すると回答した人が約55%で、ハッシュタグやキーワードで検索する機会のほうが多いという人は0%でした。10代男性でも傾向は近く、ハッシュタグ検索のほうが多い人の割合は10%にとどまっています。
フォローしている人数の多さなどにもよりますが、若年層は「これが知りたい」と思って自分から何かを調べるより、タイムラインなど受動的な方法で情報を得る傾向が高いのかもしれません。
詳しい調査結果は以下をご覧ください。
調査結果URL:https://marketing-rc.com/report/report-monthly-20171207.html
10~20代は信頼性より即時性生の声を重視
- 調査機関: 株式会社野村総合研究所
- リリース日: 2017年1月17日
- 調査対象期間:2013年12月13~14日2014年12月8~9日2015年12月19~20日2016年12月17~18日
- 調査対象者:15歳~69歳の男女、各年3,095~3,098名
10~20代の若者は、信頼度が低いと感じながらも、情報収集の媒体としてテレビよりSNSを利用する人が多い傾向にあるようです。特に10代では7割近くがSNSで情報収集しています。
その理由は、最新の情報が入手できるという即時性にあり、電車の遅れなどをSNSで検索する人も。実際に情報収集に利用したことがあるSNSとして、10~20代男女とも半数以上がTwitterを挙げています。
詳しい調査結果は以下をご覧ください。
調査結果URL:https://www.nri.com/jp/event/mediaforum/2017/pdf/forum245.pdf
10代スマホユーザーの約7割がSNSやニュースコンテンツから情報収集
- 調査機関:株式会社ジャストシステム
- リリース日: 2017年3月8日
- 調査対象期間:2017年2月28日~3月6日
- 調査対象者:15歳~69歳の男女1,100名
ニュースなどを見るための情報収集メディアのうち、接触頻度がもっとも高いものは全世代でスマートフォンからのインターネットやアプリ。そのうち、利用するジャンルとしてもっとも多いのは全体ではインターネットですが、10代に限定すると69%以上がSNSの投稿やニュースコンテンツを挙げています。
やはり投稿がすぐに反映されるSNSで「いち早く情報を得たい」と考える若者が多いということかもしれません。
詳しい調査結果は以下をご覧ください。
調査結果URL:https://marketing-rc.com/report/report-monthly-20170308.html
4. SNS広告についての調査
SNS広告を見る人は全体の7割、実際に買う人は3割
SNSに表示される広告をクリックしたり見たりするという人が全体の約7割、そのうちで商品購入などの経験がある人は、オンライン購入が約3割、オンライン以外での購入が約2割となっています。
いっぽう、広告を誤ってクリックしたことがある人は全体の7割以上で、広告によって投稿が見づらくなったり、興味のない広告が表示されたりすることを不快に感じる人もそれぞれ3割以上いるようです。また自分の閲覧履歴や位置情報などによって表示されるターゲティング広告に対しては、ネガティブなイメージを持つ人が半数を超えるようです。
詳しい調査結果は以下をご覧ください。
主要SNSの広告配信に不快感を持つ人が1年で増加
- 調査機関:株式会社ジャストシステム
- リリース日: 2017年10月12日
- 調査対象期間:2017年9月29日~10月1日
- 調査対象者:15歳~69歳の男女1,100名
主要SNS広告に対して不快感を抱く人が多いというのは、2016年調査より増加傾向にあるようです。広告に不快感を持つことがあるSNSはTwitter・Facebookが6割以上、Instagram・LINEが5割強となっています。2017年9月時点でもっとも不快感を抱かれていないSNS広告のプラットフォームはLINEです。
詳しい調査結果は以下をご覧ください。
調査結果URL:https://marketing-rc.com/report/report-monthly-20171012.html
5. SNSに関するトラブルについての調査
スマートフォンの使い過ぎで体調不良や成績悪化も
- 調査機関:デジタルアーツ株式会社
- リリース日:2017年3月1日
- 調査対象期間:2017年1月10日~1月16日
- 調査対象者:携帯電話・スマートフォンを持つ10~18歳の男女618名、および0歳から9歳の子どもを持つ保護者579名(全国)
子どものスマートフォン使用率は年々上昇し、全体で8割を超えるという結果に。さらに、1日の平均利用時間は全体で3.2時間、なかでも女子高校生は6.1時間と圧倒的に長い時間使用しているようです。
女子高校生は、4人に1人が頭痛などの体調不良を感じ、男女どちらの高校生も5人に1人が成績悪化を注意された経験があるなど、使い過ぎによる影響が顕著に見られます。
詳しい調査結果は以下をご覧ください。
調査結果URL:http://www.daj.jp/company/release/2017/0301_01/
SNS利用中の子ども 約3割がなんらかのトラブル経験あり
LINEやTwitterなどのSNSを利用している子どものうち、何らかのトラブルを経験したという回答は約26%、分からないという回答も含めると約4割となりました。
トラブルの内容はSNSに熱中して勉強や睡眠などの生活習慣に影響が出たという回答がもっとも多く約14%、不正アクセス・有害サイトの閲覧・架空請求被害などもそれぞれ5%前後の子どもが経験ありとの回答です。またSNS上でしか知らない人との接触や、他人への誹謗中傷、勝手に課金してしまったなど、子どもの意志が関係して起きたトラブルも一定数存在しています。
セキュリティ対策としては、保護者の指導によるものが多く、閲覧制限やアクセス防止など製品や設定による制限は3割以下となっています。
詳しい調査結果は以下をご覧ください。
調査結果URL:https://www.trendmicro.com/ja_jp/about/press-release/2017/pr-20170706-01.html
SNS上の取引やSNS広告でトラブルに遭った事がある人は2割弱
SNS利用者のうち、8割以上の人はSNS広告をきっかけとした商品購入や、その他SNSを通じた取引に関するトラブルの経験は「特にない」と回答しています。少数ですが、トラブル事例として以下のようなことが挙げられます。
- 広告をクリックしたら関係のないサイトに接続された
- 購入した商品やサービスの金額品質数量への不満
- 購入した商品やサービスが届かない提供されないというトラブル
- 決済や送金に対する手数料が予想以上に割高だった
稀にですが、このようなトラブル例もあるということなので、10代などの若い人は特に気をつけましょう。
詳しい調査結果は以下をご覧ください。
6. まとめ
10代、20代の若者を中心に拡大し続けるSNS。受動的なテレビや新聞と違い、SNSは「自分が見たいものを探して見る」という能動的なメディアなので、彼らにとってより好みやニーズに沿ったものを受信できるのが強みといえます。スマートフォンという手軽にいつでもアクセスできるデバイスの普及が、その成長の勢いに拍車をかけています。
また、今の10代20代が歳を重ねたとしても、「テレビよりネットの動画」「情報収集はSNSで」という傾向は継続される可能性もあります。こうした消費者の行動の変化の兆しを感じ取り、マーケティングに活かしていくことも重要です。そういった点で、若年層以外向けのサービスを提供している事業者にとっても、若い世代の動向は参考になるでしょう。