【ビギナー向け】Twitterの使い方がわかる!ゼロから始める基礎用語集
Twitterは日本でも若者中心に人気の根強いSNSです。企業がマーケティングに活用する事例も多くあります。今回はマーケターなら抑えておきたい、Twitterの基礎知識や基礎用語をまとめてみました。
■目次
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1. Twitterとは
https://gaiax-socialmedialab.jp/post-30833/
現在、国内では約4,500万人が利用しているTwitter 。世界全体の利用者数でいえば3億人を超えており、利用者の多いSNSのひとつとなっています。
主な機能は1回につき140文字までのテキスト(=ツイート)を投稿するというシンプルなもの。しかし、「リツイート」という機能によって最初に発信したツイートがほかのユーザーへ次々に拡散されていくという特性を持っているため、FacebookやInstagramに比べるとより拡散性が高いといえます。
また、アカウントを承認し合うことでつながるSNSとは異なり、好みのツイートをしてくれるユーザーを一方的にフォロー(お気に入り登録のような機能)することも多いのが特徴です。趣味や興味でつながるため、まったく知らない人とも交流しやすのは魅力のひとつでしょう。
2. Twitter関連の用語解説
ここではTwitterでよく使う用語を簡単な解説とともにご紹介します。
画面、ボタン操作について
①ツイート
「ツイート」とはTwitterにテキスト・画像・動画などを投稿することです。トップ画面上の長細い入力欄にテキストを入力できます。1回の投稿で140文字まで投稿でき、ツイート数はホーム画面の右側に表示されます。日本では「つぶやき」と呼ばれることもあります。
②タイムライン/TL
Twitterを開くと最初に表れる画面のことを「タイムライン」と呼びます。他人のツイートも自分のツイートも時系列で表示されます。気に入ったアカウントをフォローすると画像のように優先的に表示されるようになります。
フォローについて
①フォロー
自分の興味関心・好みに合うツイートをするユーザーを見つけたら、画像のような「フォローする」をクリックします。そうすることで、自分がフォローしたツイートが画面中央のTLに表示されるようになります。新聞・雑誌の定期購読者に似た考え方で、フォローを行うと相手方にもフォロワーが増えたことがわかるようになっています。
※フォローは基本的に一方的に行われ、許可や承諾を行う必要はありません。鍵付き(非公開)アカウントをフォローする場合のみ、承認が必要。
②フォロワー
自分のツイートを定期的に読んでいる=フォローしている人のことを指します。
補足:フォローバック
フォローしてくれた人をフォローし返すこと。略して「フォロバ」と呼ばれています。
各ツイートの基本操作について
①リプライ(返信)/@ツイート
ツイートに対して返信する機能のことです。「リプ」と略して呼ばれることもあります。
関連記事:
Twitterの新しいマーケティング手法!「リプライマーケティング」とは?
もうTwitterのリプライ対応に迷わない!タイプ別ユーザー対応事例4選
②いいね(旧:ふぁぼ)
投稿した内容に対し気軽に共感を伝えることができる機能です。
自分が「いいね」したツイートをあとからまとめて見ることもできるので、お気に入りリストのように利用することもできます。ハートマークを押すだけで「いいね」は完了です。
リツイート/RT
気に入ったツイートを自分のタイムラインに流せる機能です。仲間(フォロワー)と共有したいときなどに使います。操作はリツイートマークをクリックするだけです。多くのユーザーにリツイートされることで、ツイートはどんどん拡散していきます。これがTwitterの「拡散力の高さ」を象徴する機能です。
関連記事:
ユーザーローカルがTwitterで拡散経路を可視化する「リツイート分析ツール」を公開
引用リツイート
他人のツイートにコメントを付けてツイートする機能です。リツイートと同じダイアログで、引用リツイートの場合は、自分のコメントを追加してリツイートします。
関連記事:
Twitter、最大116文字のコメント付きで引用リツイートできる機能とは
その他の機能について
ダイレクトメッセージ/DM
1対1のメッセージ機能です。Twitter画面上部にある「メッセージ」をクリックすると、ダイレクトメッセージ画面が立ち上がります。基本的に「DM」を送信するには受信者からフォローされていなければ送れませんが、プライバシー設定で「全てのユーザーから受信する」に設定していれば、フォローなしでも1対1のダイレクトメッセージが可能になります。
モーメント機能
モーメント機能を任意のツイートに設定すると、タイムライン上部でまとめて閲覧できるようになります。モーメントは自分のツイートでも、ほかのユーザーのツイートでも設定できます。また画面右側にある「モーメント作成」で自分のオリジナルモーメントを作り、それをツイートすることも可能です。企業や商品のプロモートによく活用されています。
関連記事:
ついに一般利用可能に!Twitterモーメントの作成手順を解説
カルーセル機能
一回の投稿で複数の写真や動画が投稿できる機能です。横にスライドすることで、複数の関連画像を表示するので、一貫性のあるプロモツイートが可能になります。
アンケート機能
みなさんのアカウントには新しい投票機能が入りましたでしょうか?まだの方は、数日中に追加されるはずですので、もう少々お待ちください。
投票機能はこんな風にご利用いただけます。好きなのは…
— Twitter Japan (@TwitterJP) 2015年10月22日
ユーザーに質問を投げかけ、その答えをすぐに集計できる機能です。
関連記事:
Twitterの新しいマーケティング手法!「リプライマーケティング」とは?
投稿時の操作について
タグ付け
Twitterで写真を投稿する際、写真に写っているユーザーをタグ付けすることができます。タグ付けして投稿された写真では、写真上部の人物名をクリックするとそのユーザーのプロフィール画面が表示されます。
ハッシュタグ
#を単語の前に付けたテキストのことです。ハッシュタグ投稿内容を端的に表すキーワードであり、リンクになります。ハッシュタグをクリックすると、同じハッシュタグが付いた投稿の一覧を見ることができます。ハッシュタグで検索しても、同じように投稿を一覧で見られます。
この機能はTwitterで生まれたものですが、現在ではInstagramやFacebookでも検索のための分類や目印として使われています。
関連記事:
Twitter・Instagramそれぞれで最適なハッシュタグの数は!? 人気のハッシュタグを簡単に調べる方法も紹介
Twitterのハッシュタグはこう使う!活用方法6種類と企業の活用事例7選
インサイトについて
インプレッション
インプレッション数は、ツイートがユーザーに表示された回数を表す指標です
関連記事:
RT?インプレッション?Twitterで使われる用語の意味は?
エンゲージメント率
エンゲージメント(クリック、リツイート、返信、フォロー、いいね)の数をインプレッションの合計数で割って算出した指標のことです。
- (1ツイートのクリック・リツイート・返信・フォロー・いいねの総数)÷インプレッションの合計数
関連記事:
エンゲージメント率の定義とは?Facebook、Twitter、Instagram、計算方法と違いをSNS別に徹底解説
3. まとめ
Twitterの利用者は20代を中心に、利用頻度が上昇しているSNSです。そのため若年層にアプローチするのに最適なメディアだといえます。気軽さゆえに更新頻度が高く、情報がリアルタイムで動いていくSNSなため、時流に合ったプロモーションが求められます。拡散性が高く、ユーザーにウケるツイートができると一気に広がるのもおもしろいポイントです。
特に若年層をターゲットとしている企業は、ぜひTwitterでのプロモーションに挑戦してみてください。
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併せて、フォロワー増加分の価格表もお知らせします。本オーダーで増加注文分も承りますし、メルカリやラインでのご購入決済も可能ですので、まずはダイレクトメールにてご連絡をお待ちしてます。
ご質問があれば、いつでもコメント欄からご連絡ください。オーダーは、支払後、こちらのTwitter のダイレクトメールより、(@fran_town宛て)にご連絡ください。
オーダーは、増加するほどお得ですので、よろしくご検討願います。
以上
企業がFacebookページを作成する時に押さえておきたい10の手順
すでに多くのFacebookページが立ち上がっていますが、Facebookのユーザー数や国内Facebookページの数を考えると、これからもまだまだ増えていくと予想されます。
ということで今回は、これからFacebookページの作成を考えてらっしゃる方向けに、ページ制作の流れを10個の手順でまとめました。
Facebookページ作成経験がある方にも、備忘録として使っていただけるかと思います。ぜひご活用ください!
■目次
- Facebookページの作成にはユーザーアカウントが必要
- 手順1:Facebookページアカウントを取得
- 手順2:Facebookページを一旦非公開にする
- 手順3:Facebookページを管理するメンバーを追加する
- 手順4:「一般」から公開範囲やビジター投稿などの設定をする
- 手順5:「基本データ(ページ情報)」を設定する
- 手順6:プロフィール画像、カバー画像を追加する
- 手順7:「お知らせ」を設定する
- 手順8:タブの追加/並び替えなど「ページを編集」する
- 手順9:ウォール投稿をしておく
- 手順10:告知、集客する
Facebookページの作成にはユーザーアカウントが必要
Facebookページとユーザーアカウントの違い
Facebookページ制作にあたって、まずユーザーアカウントを登録する必要があります。ユーザーとしてFacebookにログインした状態でFacebookページを作成する、もしくは作成済みのFacebookページの管理者に指定してもらうことで、Facebookページを運営できるようになります。
個人のFacebookページを作成する方法は、以下からご確認ください。
Facebookアカウントの作成方法は? | ガイアックスソーシャルメディアラボ
Facebookページは企業や団体、お店などが運営するもので、複数の人が管理人となって運用することができ、広告を出稿することも可能です。ユーザーアカウントは個人にひもづくので基本的に1人1つですが、Facebookページは複数作成・管理できます。
手順1:Facebookページアカウントを取得
(1)Facebookページ作成画面にアクセスする
Facebookページの制作画面にアクセスしましょう。
作成画面への導線はいくつかありますが、リンクが分かりにくいので、下記URLより直接アクセスして下さい。
(2)カテゴリーを選択する
先ほどの作成画面で、自分が作りたいFacebookページのカテゴリーをクリックしてください。
ここでは大きく分けた2つのカテゴリーしかありませんが、この後さらに詳細なカテゴリーを選択できます。
- ビジネスまたはブランド
- コミュニティまたは著名人
後から変更もできるので悩まずざっくりと選んでしまいましょう。
以降、「ビジネスまたはブランド」を選択した場合の解説をします。どのカテゴリーでもFacebookページ作成の流れは同じです。記入する項目が異なるだけです。
(3)カテゴリーを選択し、ページ名を記入する
カテゴリーを選択し、「ページの名前」と「カテゴリー」にキーワードを記入します。
Facebookページ名はあとから編集できるので、まずは「テストページ」などの当たり障りのない名称にしておきましょう。
Facebookページを作成しただけでは友達にお知らせされたりしませんが、作成後はデフォルトで公開になってしまいます。特にクライアント企業のFacebookページを作る際は一旦、別名称で公開したほうがいいでしょう。また、カテゴリーにキーワードを入力すると候補一覧が下に出てきますので、最も近いものを選択してください。
これでFacebookページが開設されました。
手順2:Facebookページを一旦非公開にする
Facebookページアカウントを作成すると、デフォルトで公開になってしまいます。ほかのユーザーに見られないように、一旦管理者だけが閲覧できる状態に設定します。
(1)ページ上部の「設定」をクリックする
画面右上にある「設定」をクリックします。
(2)「一般」の「公開範囲」をクリックする
「一般」の「公開範囲」をクリックします。
(3)「ページは公開されていません」にチェックを入れ「変更を保存」する
デフォルトは「ページは公開されています」になっています。
「ページは公開されていません」のラジオボタンをオンにして、「変更を保存」をクリックします。
「ページを非公開にしますか?」というメッセージが表示されるので、「次へ」をクリックします。
「ページを完成させるために必要なものはありますか?」というメッセージが表示されるので、「非公開にする」をクリックします。質問には答えなくても構いません。
ページが非公開になりました。
手順3:Facebookページを管理するメンバーを追加する
恐らく皆さんが作成するFacebookページは、複数人で運営する事になるでしょう。最初に他のメンバーも管理画面に入れるように、ここで管理人の追加をします。
(1)ページ上部の「設定」をクリックする
(2)左側の「ページの役割」をクリックする
(3)メンバーを追加して、役割を付与する
「新しいページの役割を割り当て」のテキストボックスに名前またはメールアドレスを入力し、追加するメンバーに割り当てる役割を選択し、「追加する」をクリックします。
入力欄にユーザー名を入力すると、候補ユーザーがサジェストされます。そのサジェスト内容をクリックして選択することもできます。
追加するメンバーに付与する役割は「管理者」「編集者」「モデレーター」「広告管理者」「アナリスト」「ライブ寄稿者」から選べます。選択すると、下部にその役割でできることが表示されます。
「追加する」をクリックすると、パスワードを求められるので、入力して「送信」をクリックします。
「既存のページの役割」に追加したメンバーが表示されます。メンバー側で承認されるのを待ちます。
手順4:「一般」から公開範囲やビジター投稿などの設定をする
「一般」から各種の権限・制限などを設定していきましょう。
基本的にはデフォルト設定でも大丈夫ですが、会社や団体の状況に合わせて調整してください。
設定1:公開範囲
Facebookページを一般公開するか、管理人だけに公開するかを選択できます。
設定2:国別制限
Facebookページをどの国のユーザーに表示するかを選択できます。
「指定した国のユーザーにだけ表示」と、逆に「指定した国のユーザーにだけ非表示」を設定できます。設定すると、非ログイン状態でそのFacebookページが閲覧できなくなってしまいますので、全公開をおすすめします。
設定3:年齢制限
Facebookページの閲覧に年齢制限を付けられます。
国別制限と同様、非ログイン状態でFacebookページを閲覧できなくなるので、基本的には全公開をおすすめします。ただし、アルコールを扱っている会社の場合は飲料メーカーの場合は、プルダウンの中にある「アルコール関連」に設定する必要があります。
設定4:ビジター投稿
ページにアクセスした人に投稿を許可するかどうかを選択できます。また許可する場合、写真と動画の投稿を許可するかどうか、ほかの人の投稿をページに表示する前に確認するかどうかを設定でき、表示する前に確認するにした場合、アクティビティログで確認してから投稿を表示することができます。
設定5:ページのモデレーション、不適切な言葉のフィルター
特定の言葉を含む投稿やコメントをブロックすることができます。ページで表示したくないキーワードを登録しておくと、投稿やコメントでそのキーワードが使用された時、自動的にスパムと判断されます。
設定6:タグ付けの権限
ページが投稿した写真や動画に他の人がタグ付けすることを許可するかどうか設定できます。
設定7:コメントランク
いいね!や返信が多いコメントやほかの認証ページなどからのコメントが最初に表示されるよう設定できます。この設定がオンになってない場合は、最新のコメントが最初に表示されます。
手順5:「基本データ(ページ情報)」を設定する
「基本データ(ページ情報)」を設定しましょう。
基本データの入力項目は、Facebookページのカテゴリーによって異なります。皆さんが選択したカテゴリーに合わせて入力してください。ここでは、参考までに「ビジネスまたはブランド」>「商品・サービス」の場合の入力内容についてご紹介します。
基本データ(ページ情報)の編集画面は、左カラムの「ページ情報」をクリックして開きます。
以下の画面が開くので、それぞれ編集します。
一般
・カテゴリ…最初に設定したカテゴリーに加えて、複数のカテゴリーを登録することができます。
・名前…Facebookページの名称
・ユーザーネーム…固有のユーザーネームをページに設定することで、検索で見つけやすくなります。また、ユーザーネームがあるページはカスタムURLを作成でき、これによりページへのアクセスやメッセージの送信がより簡単になります。
事業内容
・開始日…不明、誕生、設立、開始、開業、作成、発売/リリースから選んで、年月日を設定します。
・ミッション
その他の連絡先情報
・電話番号
・Facebook MessengerのチャットID
・メールアドレス
・ウェブサイト
・Other Accounts…Instagram、LINEなどほかのサービスのアカウント
詳細
・Release Date…リリース日
・ページ情報…ページの簡単な説明文を155文字以内で入力します。
・所有者情報…ウェブサイトの所有権
・会社概要
・基本情報
・Founding date…設立日
・受賞歴
・商品・サービス
・メニュー
・プライバシーポリシー
・ページID
・カテゴリ表示…検索
ストーリー
これは、Instagramでいるストーリーと同様の機能です。パソコンからのストーリー投稿は、写真のみになります。
動画はスマートフォンからしか投稿できませんが、その機能を少し紹介しておきます。スマートフォンから送信できるコンテンツは以下の通りです。
・写真、動画を撮影して送る
・テキストに背景を付けてメッセージを送る
・ライブ動画を配信する
・すでに撮影済みの写真や動画をアップロードする
個人アカウントとは異なり、Facebookページからの投稿にはコメントを付けることができないのが特徴です。
チームメンバー
Facebookページの「ページ情報」を開くと、右側に「チームメンバー」の項目が表示されています。
ここにある「自分自身をチームメンバーとして追加」をクリックすると、以下のような画面になります。
OKすると、自分の名前とプロフィール写真が表示されます(ただし、ページが非公開設定の間は表示されません)。
この機能により、Facebookページと個人アカウントの紐付けが強化されることになりました。
これからは「ページの管理者は誰か」を簡単に知ることができるようになるので、作成したFacebookページの信頼性を上げるには有効でしょう。ページ公開時には、設定しておいたほうがいい項目だといえます。
手順6:プロフィール画像、カバー画像を追加する
次にプロフィール画像を設定します。
(1)プロフィール画像の追加
「写真を追加」または右下のカメラマークをクリックし、「写真アルバムから選択」「写真を撮る」「写真をアップロード」のいずれかを選択します。「写真を撮る」を選択するとカメラが起動します。
(2)カバー画像の追加
カバー写真を変更するには、「カバー写真を追加」をクリックし、同様に「写真から選択」「動画から選択」「写真・動画をアップロード」「スライドショーを作成」から写真の項目を選択します。
使用する画像のサイズ、要件
プロフィール写真の実際に表示される画像サイズは、PCでは170×170ピクセル、スマートフォンでは128×128ピクセル、フィーチャーフォンでは基本36×36ピクセルです。正方形ではない画像の場合、正方形にトリミングされます。
最低でも180×180ピクセル以上の画像が必要とされており、320×320ピクセル以上だと写真が小さすぎるという警告が表示されないようです。
カバー写真は、少なくとも399×150ピクセルが必要です。実際に表示される画像サイズは、PCでは820×312ピクセル、スマートフォンでは640×360ピクセル、フィーチャーフォンでは表示されません。
いずれもロゴやテキストを含む写真を使う場合はPNGファイルを使用するとよりきれいに見えます。
カバーには、動画やスライドショーも設定可能
また、カバー写真の代わりに動画やスライドショーを設定できます。まずは「カバー写真を追加」をクリックし、選択肢の中から「動画から選択」「写真・動画をアップロード」「スライドショーを作成」のいずれかを選びます。
- ・写真・動画をアップロード…パソコンから動画をアップロードします。
- ・動画から選択…Facebookページにアップロード済みの動画を使用します。
- ・スライドショーを作成…基本的に自分でアップロードしますが、そのページに投稿済みの写真からFacebook側で自動的に選択する場合があります。
カバー動画は、サイズが820 x 312ピクセル以上、長さは20~90秒です。推奨動画サイズは820 x 462ピクセルとなっています。
カバー動画を選択するときは、カバー動画がFacebookページ規約に従っていること、虚偽のカバー動画や誤解を招く恐れがあるカバー動画・著作権を侵害しているカバー動画ではないことを確認してください。動画は後で削除をしても、自動的に消去されることはありません。Facebookページの動画ライブラリに引き続き表示されます。
スライドショーを作成する際、そのページに投稿済みの写真をFacebook側で自動的に選択する場合がありますが、追加された写真は削除できます。アップロードする写真のサイズは、幅400ピクセル以上×高さ150ピクセル以上で、5点まで追加可能。写真の左右に表示される矢印をクリックすると、スライドショーの表示を確認でき、編集と削除は、スライドショーにマウスを重ねたときに表示される「カバー写真を変更」からできます。
参考:
https://www.facebook.com/help/132465104004008
https://www.facebook.com/help/1163218293809614
手順7:「お知らせ」を設定する
ページにアクティビティがあった時や重要なアップデートがあった時のお知らせの要不要、頻度を設定します。
受信する場合、その都度受信するか、12~24時間ごとにその間のページのアクティビティに関するお知らせを1つにまとめて受信するかを選べます。その都度受信する場合、お知らせを受けたい内容を個別に設定できます。
Facebookページにユーザーからメッセージが送信された時にも、お知らせを受け取ることができます。メッセージはなるべく早く気づけた方がいいので、設定がオンになっているかどうか必ず確認しましょう。
なお、ページのお知らせ設定を変更しても、そのページを管理しているほかのメンバーのお知らせ設定には影響しません。ほかのメンバーには、各自が選んだ設定に基づいて、引き続きページからのお知らせが届きます。
手順8:タブの追加/並び替えなど「ページを編集」する
ページのカテゴリーややりたいことに合わせてページを編集します。ここでページを編集することで表示するタブを追加したり、並び替えたりできます。最適なテンプレートを選択し、そこから編集作業に移るとスムーズでしょう。
(1)テンプレートを選択
テンプレートによって、Facebookページ左側タブやボタンの内容や順序が変わります。それぞれの特徴と、タブの内容、順序は以下のとおりです。
・標準
標準のテンプレートです。
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・ショッピング
ショップ(オンラインショップ)、イベント(イベントページ)が含まれます。ECサイトや小売店に適したテンプレートです。
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・ビジネス
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・サービス
利用者がサービスを見つけて、スムーズに連絡できるようにデザインされたテンプレートです。
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・会場
営業時間、会場の場所、今後のイベントなど会場の概要を伝えるのに適しています。
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・映画
写真やビジネス情報などをハイライトにして見せるのに適しています。
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活動を紹介し、募金や寄付を促すことがしやすいテンプレートです。
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・政治家
政治家が支持者などにアピールして、メッセージを伝えることができるテンプレートです。
ページのボタン
①メインボタン:メッセージを送信
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・レストラン・カフェ
写真、メニュー、営業時間、場所など、飲食店にとって重要な情報を目立たせることができます。
ページのボタン
①メインボタン:道順の表示
②ツールバーのボタン:いいね!/フォローする/シェア/保存
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・Video Page
ページ上で動画コンテンツを披露することができます。
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(2)タブの表示設定/並び替え
使用するテンプレートによって表示されるタブは異なりますが、テンプレートを選択した後にさらに自分でアレンジすることもできます。
タブの非表示
「レビュー」「ショップ」「イベント」などいくつかのタブは非表示にすることができます。タブの名前の右にある「設定」をクリックします。
「レビューを表示」を「オフ」にして「保存する」をクリックします。
タブの追加
次にタブを追加する場合は、下部の「タブを追加」をクリックします。
追加したいタブを「タブを追加」をクリックして追加します。
タブの並べ替え
タブの順序を並び替えたい時は、タブの名前の上をクリックして、ドラッグ&ドロップします。
手順9:ウォール投稿をしておく
最初にFacebookページを非表示に設定しましたが、公開設定に変更する前に必ずいくつか投稿をしておきましょう。
新しく流入して来たユーザーは、ウォール投稿の中身を見てファンになるか判断する可能性が高いです。何も投稿がなければ放置されているFacebookページだと思われます。
「ファンになったらこんな投稿が見れるんだ!」というのがイメージできるようにしておきましょう。
手順10:告知・集客する
Facebookページは立ち上げただけではファンは増えません。ファンを増やすには、必ず何かしらの告知をして集客する必要があります。
広告は有料ですが、無料でできる方法もあります。予算感やファン数の目標に合わせて実施しましょう。
無料施策1:既存会員へのご案内
まずはすでに持っている会員組織へ告知します。
無料施策2:プレスリリース
「Facebookページを開始しました。」というプレスリリースも打ちましょう。
ネット系のメディアに掲載されるので、普段接点を持てていない方の集客にもつながります。
<最近、他社が行ったプレスリリース例>
- 「龍が如く」スタジオ、Facebookページを開設
- エース損保、新卒採用向けにFacebookページを開設
- 永谷園、Facebookページでおみくじキャンペーン
- アドビ、Acrobatのテクニックを紹介する公式Facebookページを開設
無料施策3:Likeボックスをサイトやブログに表示
Likeボックスとは、Facebookページの一部機能を外部サイトに設置する、ブログパーツのような機能です。
Facebookが公式に発行していて、そのFacebookページに対する「いいね!」ボタンや「ファン」の一覧を並べられます。
発行は「Social Plugins」から出来ます。
プラグイン発行ページ
無料施策4:Facebook上の友達に知らせる
Facebookで友達になっている方に対して、個別にご案内できます。以下の赤枠部分から「いいね!」をリクエストする友達を選択します。
有料施策1:Facebook広告
Facebook内のセルフ広告サービスを利用しましょう。Facebookアカウントを持っていれば、誰でも出稿可能です。ページの左カラムの下部にある「広告を出す」をクリックすると、広告出稿画面に遷移します。
有料施策2:ほかの広告手段への入れ込み
最近少しずつ増えてきていますが、CM・雑誌・新聞等でのマス広告や、店頭SPツールでFacebookページの案内をしましょう。
「Facebookページをやっています」と触れておくだけで、Facebookを使っていて、普段そのブランドが好きな方は自分で検索してファンになってくれます。
以上、「【2018年最新版】企業がFacebookページを作成する時に押さえておきたい10の手順』でした。
身に覚えがない凍結が多発? Twitterのアカウント凍結の原因と解除方法は?
普段、当たり前のように使っているTwitter。ある日突然、何の前触れもなくアカウントが凍結されてしまったらどうしますか?
実は今年8月辺りからそういった人が増えています。もちろん規約違反をしていたり、公序良俗に反するような投稿を繰り返したりしていれば、凍結されてしまっても不思議ではありません。しかし今、問題となっているのは、違反行為をした覚えのない方のアカウントが次々と凍結されてしまっていることです。
そこで今回は、なぜ今、Twitterアカウントの凍結が頻繁に起きているのか? 凍結されてしまったら解除することはできるのか? そして凍結されないためにはどうすればよいのかについてご紹介します。
■目次
- Twitterのアカウント凍結とは?
- Twitterアカウントが凍結される原因
- Twitterアカウントの凍結を解除する方法
- Twitterアカウントの凍結を防ぐための対策
- 2017年8月以降、身に覚えのないTwitterアカウント凍結が多発?
- まとめ
Twitterアカウント凍結とは?
Twitterのアカウント凍結とは、ユーザーが常に安全な環境でTwitterを楽しめるように、Twitter社が「規定したルールに違反しているユーザーのアカウントを利用できなくしてしまう」ことです。
通常はいきなりアカウントを凍結されることは少なく、「警告>本凍結>永久凍結」といくつかの段階があります。警告の段階であれば解除もそれほど困難ではありません。
しかしルール違反を繰り返し、本警告の段階になると場合によっては解除ができなくなるもしくは解除に時間がかかる可能性があります。
アカウントが凍結されてしまうとできることは基本的にログインのみです。ツイート投稿や新たなフォローはもちろんできませんし、フォロー、フォロワーもすべてゼロになります。ただし、凍結が解除されればすべて凍結前の状態に戻ります。
Twitterアカウントが凍結される原因
Twitterアカウントが凍結される原因はルールを違反した場合とご説明しましたが、具体的には次のようなケースでアカウントが凍結されます。
スパム行為を行っているアカウント
不特定多数のユーザーが悪質であると判断する、同一内容のツイートやダイレクトメッセージを送るようなスパム行為や、明らかな偽装を行っているアカウント。またはTwitterやほかのユーザーにとってセキュリティ上のリスクを招いていると判断されたアカウントは凍結の対象です。
セキュリティが危険な状態にあると判断されたアカウント
乗っ取りやハッキングをされている(とTwitter社が判断した)アカウント。乗っ取りによって悪質な行為をされてしまうリスクを抑えるため、セキュリティが確保されるまでアカウントが凍結されることがあります。
ユーザーに対し攻撃的なツイートを行っているアカウント
ユーザーに対する脅迫、誹謗中傷もしくはほかのアカウントへのなりすましなどといった嫌がらせに関与するアカウントは凍結される可能性があります。
Twitter社が公開しているアカウントが凍結されるケースは以上の3点ですが、それ以外にも短期間で手動、もしくはツールやアプリを使って大量のフォロー・フォロー解除をする、有害なリンクへ誘導するといったこともアカウント凍結につながる可能性があるといわれています。
Twitterアカウントの凍結を解除する方法
Twitterアカウントの凍結を解除するには、大きく分けて自分で解除できる場合とTwitter社に対して異議申し立てをすることで解除できる場合の2つのパターンがあります。
参考:アカウントの凍結について | Twitterヘルプセンター
Twitterアカウントの凍結理由を教えてもらえるように!
Twitterルールに違反したことでアカウントが凍結になった場合、どのツイートがどのルールに違反しているのかを、メールにて、より具体的にご連絡するようにいたします。なお、メールには異議申立てを行われる際のリンクもご案内しています。 pic.twitter.com/GEmc7iiuKL
— Twitter Japan (@TwitterJP) 2018年3月14日
アカウントが凍結となった場合、原因となったツイートと、どのような理由により違反となったのかメールで教えてもらえるようになりました。
自分で凍結を解除できる場合
自分で凍結を解除できるのは、Twitterにログインした際に携帯電話番号の入力、もしくはメールアドレスの確認を求められた場合です。基本的に1回目の凍結はこの状態になります。
「アカウントがロックされている」というメッセージが表示される場合、凍結またはロックされた理由によってその対処方法は異なってきますので、それぞれ手順に従って凍結を解除する必要があります。
セキュリティ上の理由でアカウントがロックされた場合
ログイン状態でこのメッセージが表示される場合は、そのアカウントで不審な行為や乗っ取りの可能性があるため、パスワードを変更することでアカウントを保護する必要があります。対応方法が記載されたメールが登録のメールアドレスに送付されるので、その手順に従ってください。
アカウントの正当な所有者であることの確認が必要な場合
Twitterルールに違反していると見なされると、アカウントがロックされ、正当な所有者であることの確認が求められることがあります。ログインした状態でアカウントがロックされているというメッセージがあれば、「開始」を選び、電話番号を入力します。音声またはショートメールで認証コードが通知されるので、コードを入力し送信するとアカウントのロックが解除されます。
Twitterルール違反の可能性を理由に制限された場合
Twitterルールに違反している可能性を理由にアカウントの利用が制限されることがあります。この場合、引き続きTwitterの利用はできますが、機能が制限されます。制限解除を行うにはまずメールアドレスの認証、アカウントへ携帯電話番号の追加、ルールに違反しているツイートの削除が必要となります。その上でログインし「アカウントの一部の機能が制限されている」というメッセージから「開始」を選び、手順に従い制限を解除します。また誤ってルール違反と見なされ利用制限がかかる場合もありますが、この場合は異議申し立てをすることができます。
不審な操作と見なされ一部の機能が制限された場合
過剰なフォロー、いいね、リツイートが見られた場合は、ルール違反と見なされ、一定期間アカウントの機能が一部制限されるというメッセージが表示されることがあります。この場合は以下のいずれかの方法で制限を解除することができます。
・提示された期間が終わるまで制限された状態で利用する。ただしこの場合は検索結果や通知など特定の利用において自分のアカウントが除外される可能性があります。
・電話番号またはメールアドレスで認証し、アカウントを復元する
また、繰り返しルールに違反をしている場合やほかのアカウントに過剰に干渉していると見なされる場合は、電話番号で認証するオプションが提示されないこともあります。
一部の機能が一時的に制限された場合
Twitterルールに違反する言動やほかの利用者を阻害するような言動が見られた場合に、アカウントの一部機能が制限されることがあります。例えばそのアカウントのツイート、リツイート、いいねを見ることができるのはフォロワーのみに制限されます。ログイン後に「一部の機能が一時的に制限されている」というメッセージが表示されたら、「Twitterを続ける」を選択し、アカウント機能の復元手順に従って制限を解除することができます。
異議申し立てによって解除できる場合
一旦、凍結が解除されてもまた同じように違反行為を繰り返していると、次には携帯電話番号やメールアドレスを入力するだけでは凍結解除はできなくなります。
この状態になった場合は、凍結されたアカウントにログインした状態でTwitterのヘルプセンターの「異議申し立て」のページで必要事項を入力し、凍結解除依頼をします。ただし異議申し立てをしても100%凍結が解除されるとは限りません。
Twitterアカウントの凍結を防ぐための対策
Twitterアカウントの凍結を防ぐには、Twitterのルールを守って利用することが最大の対策になります。Twitterアカウントが凍結される原因でも触れたように、スパム行為やほかのユーザーに対する脅迫、誹謗中傷といった攻撃的なツイートをしないことはもちろん、ほかにも注意するべきことがあります。
次に気づかないうちにやってしまいそうな違反行為をご紹介します。
- 企業の商標権や著作権を侵害するような行為
- フォロワーを増やすことを目的に、ユーザーのフォロー、フォロー解除を繰り返すし行う
- 必要以上にフォロー、いいね、リツイートなどを繰り返し行う
- フォロワーやリツイート、いいねなどを購入する
- 嘘や誤解を招くようなツイートを繰り返し行う
参考:Twitterルール
2017年8月以降、身に覚えのないTwitterアカウント凍結が多発?
通常であればルール違反や乗っ取りなどがない限り凍結されることのないTwitterアカウント。しかし今年8月以降、明確なルール違反をした覚えがないといったユーザーのアカウント凍結が多発し、問題となっています。しかも警告の段階を越えていきなり本凍結になってしまい、さらに異議申し立てをしても解除されないといった事例が多く報告されていることが問題をさらに大きくしています。
このアカウント凍結問題、現在においてもはっきりとした原因は不明であり、解除されないままのユーザーも少なくありません。中にはTwitter社に直接訪問し、直談判したことで凍結が解除されたという報告もありますが、あくまで一例であり、訪問すれば必ず解除されるわけではないようです。
また10月2日から規約が変わり、著作権保護をさらに徹底するといった動きも出ているようですので、アカウント凍結問題は今後さらに規模が広がっていく可能性もあります。
まとめ
Twitter社は、身に覚えがないのにアカウントを凍結されたという声が増えたのに対し、できるだけ早い段階で凍結基準を透明化させるとしています。その一環として、凍結理由の解説が始まったということもあるでしょう。
ユーザー側としては、まずはTwitterルールを理解し、違反をしないようにすることが重要です。また、企業アカウントであり、違反するような行為をしていなくても、凍結されてしまう可能性はゼロではありません。セキュリティ上の問題で凍結されてしまった場合などは、適切なステップを踏んで、冷静に対応しましょう。
Facebook・Twitter・Instagramの違いと使いわけ方まとめ!特徴からユーザー動向・運用方法まで徹底解説
Facebook、Twitter、そしてInstagramという3つのソーシャルメディア。それぞれ似ているところと異なるところがありますが、あらためて今回の記事では、これら3つのソーシャルメディアの違いを、機能的な特徴・ユーザー動向などの様々な視点でまとめました。3大SNSを上手く使い分けたい方は、是非ご参考ください。本記事は、株式会社シェアコト様よりいただいた情報をラボ向けに編集しました。
※編集部注
2018年8月24日:各SNSのユーザー数を最新版に修正しました。
2017年3月28日:最新情報をもとに加筆修正いたしました。
【無料】Facebook, InstagramなどSNS活用ポイントや事例資料の一覧へ ≫
■目次
- 3大SNSの機能的な違い
- ユーザーは3つのSNSをどう使い分けている?
- 企業が使い分けるなら?SNS別運用の勝ちパターンはコレだ!
- 3大SNSをうまく使い分けている事例
- 異なるSNSでは異なる運用を!
1. 3大SNSのSNSの機能的な違い
まずはFacebook・Twitter・Instagramそれぞれの、基本的な機能の違いを見ていきましょう。
ユーザー数(MAU) | 約2,800万人 | 約4,500万人 | 約2,000万人 |
ユーザー層 | 10代が極端に少なく、40代中心で男性がやや多い 3大SNSの中では60代の利用が最も多い |
20代が最も多く、年代が上がるほど男性の比率が上昇 | 20~40代が中心であり、30代以下は女性比率が60%を超えている 40~50代の利用者も増加率が高い |
位置情報 | 投稿時に設定可 | 投稿時に追加可 | 投稿時に設定可 |
メッセージ | 【メッセンジャー】
友達・友達じゃない人に送信可能 |
【ダイレクトメッセージ】
フォロワー、非フォロワーに送信可能 |
【ダイレクトメッセージ】
特定の人に写真を公開する際に、メッセージを添えられる(写真または動画の送信必須) また、ビジネスプロフィールを設定しているアカウントには「連絡する」ボタンからテキストやメールが可能。 |
フィードの仕組み | アルゴリズムにより
時系列で表示されない |
時系列で表示されるほか、
新着のハイライトやおすすめのツイートが表示(非表示可能) |
アルゴリズムにより
時系列で表示されない |
いいね!機能 | いいね!ボタン | いいねボタン
(旧お気に入り、ふぁぼ) |
いいね!ボタン |
コメント機能 | 投稿にコメント可 | @を付けるメンションで会話が可能 | 投稿にコメント可
(「@」をつけてメンションしないと相手に通知がいかない) |
シェア機能 | シェアボタン | リツイート | なし
(サードパーティのリポスト用のアプリが必要) |
投稿が届く範囲 | 友達・友達の友達まで届く
(Facebookページの投稿なら、ページファンに届く) |
リツイートにより全く知らない人にまで届く | フォロワー(友達)にのみ届く |
フィードに流れてきやすい投稿 | 友達の投稿に加え、友達が「いいね!・コメント・シェア」した投稿、Facebookページの投稿 | フォローしている人のつぶやきとリツイート | フォローしている人の投稿 |
2. ユーザーは3つのSNSをどう使い分けている?
機能の違いを踏まえたうえで、次はユーザー視点で、それぞれのSNSをどう使っているのかを見ていきましょう。
よく投稿される種類 | テキスト(リンク)
テキスト+画像 テキスト+動画 |
テキスト(リンク)
テキスト+画像 テキスト+動画 ※最大140文字という制限あり |
写真・動画
テキストは1~3行 |
位置情報 | よく付ける文化 | あまり付けない文化 | よく付ける文化 |
ハッシュタグ | 文化的にあまり根付いていない | 1投稿に1~2個付けることが多い | 1投稿に複数付けることが多い
(投稿が拡散しないため、ハッシュタグを辿って他人の投稿を見る) |
繋がり | 実際の友達・仕事関係の人が中心
(ある程度面識がある人が多い) |
実際の友達・共通の趣味を持ったオンラインの友達が中心
(面識がない人も多い) |
仲の良い実際の友達が中心 |
3. 企業が使い分けるなら?SNS別運用の勝ちパターンはコレだ!
これらの機能・ユーザー文化の違いを踏まえて、企業は3つのソーシャルメディアをどう使い分ければいいのでしょうか? あらためて特徴をまとめながら見ていきましょう。
Facebook:重要指標は「リーチ率」 投稿の改善で成果向上
Facebookにしかないユニークなポイントは、以下の点です。
企業がFacebookページを運用する際に鍵になるのは、やはりエッジランクと友達の友達にまで投稿が届くコミュニケーションの仕組みです。エッジランクにより、投稿のタイミングだけでなく投稿単体の評価が重要であり、またFacebookでは「○○さん(友達)がいいね!と言っています」といった形で、他人の投稿が流れてくることがよくあります。
ファンとの距離だけでなく、ファンの先のコミュニティも意識した、コメントなどのコミュニケーションが発生しやすい投稿をしていく運用ができます。
重要指標
Facebookにおける重要指標は「リーチ率」、そしてリーチ率を高めるために重要となるのが「エッジランク」です。エッジランクとは、タイムラインにそれぞれのユーザーの興味関心にマッチした情報を表示するためのアルゴリズムのこと。
リーチはこのエッジランクによってコントロールされているため、例えFacebookページのファン数が多くても、エッジランクが低ければリーチ率は下がってしまいます。リーチ率を上昇させるためには、ユーザーのエンゲージメント獲得など、エッジランクを高めるための施策が必要です。
関連記事:
Facebookページ成功の鍵はリーチにあり!リーチを伸ばす運用を目指そう。
Facebook運用の勝ちパターン
1.投稿の改善
まずはエンゲージメント率(1投稿あたりのいいね数、コメント数、シェア数といったユーザーの反応)を上げることが重要です。既存のコンテンツのブラッシュアップ、そしてよりユーザーを惹きつける新規コンテンツの導入をしていきます。
2.投稿タイミングの改善
投稿のリーチ率を上げるためには、投稿時間も重要です。実際にエッジランクを決める要素には時間(投稿されてからの経過時間といいね!などのリアクションからの経過時間)も含まれています。ユーザーに一番リーチする曜日や時間帯を検証し、投稿のタイミングを改善してよりエンゲージメント率を上げましょう。
3.リーチの拡大
1,2を通してエッジランクを高めることで、よりリーチが拡大していきます。ここで投稿に反応しているユーザーを検証し、コンテンツをブラッシュアップしていきましょう。そのユーザーと近い人たちをターゲットとしてPage Post Ad(投稿へのいいね!を促進する広告)を出稿するのもひとつの手です。
4.エッジランクの改善
こうしてエンゲージメントが得られる投稿のリーチを広げていくことで、エッジランクが改善されます。エッジランクが高まると、ページにいいね!をしているのに投稿が届かなくなっていた休眠ファンにも再びリーチできるようになります。
5.リーチ率の上昇
こうしてエッジランクを高めることで、結果としてリーチ率も上昇します。
まずはエンゲージメント率を上げること、そして検証を重ねてリーチを上げることでエッジランクは高めることができます。エッジランクを上げれば自ずとリーチ率も改善されていきますので、このリーチ率を重要指標として成果を測っていきましょう。
Facebookへの投稿頻度や時間帯
Facebookのエンゲージメントを増やすためには、ユーザーがFacebookを見ているタイミングで投稿することが重要になってきます。
過去の調査によると、Facebookを見る時間帯は、「出社前」「帰宅後から就寝前まで」が多いようです。朝か夜、ターゲットユーザーにより適していそうな時間帯に投稿することで、リーチしやすくなるでしょう。
Facebookのニュースフィードにはアルゴリズムが導入されているため、投稿数をむやみに増やしてもリーチやエンゲージメントは増えません。ターゲットユーザーに役に立つ、確実に反応が得られるような質の高い投稿を、数を絞って行いましょう。
テキストのみの投稿より、画像や動画などの投稿のほうがリーチが伸びやすいと言われています。可能な範囲で取り入れてみてください。
関連記事:
Facebookに最適な投稿本数とは? 10業種50アカウントを徹底調査!
Twitter:重要指標は「インプレッション率」 ツイートのタイミングが重要
Twitter特有のポイントをあげてみましょう。
Twitterにおいて最も特徴的なのは、公開でつぶやいた内容がどんどんリツイートされることによって、フォロワーのフォロワーすら超えて全く知らない人にまでつぶやきが届くことが多々あるということです。企業活用においても、良くも悪くもフォローしてくれている人以外にも投稿が届く可能性があるという、Twitter特有のオープンさを常に意識しておく必要があります。
重要指標
Twitterにおける重要指標は「インプレッション率」(1投稿あたりに届けられるユーザーの数)。Twitterでは投稿が時系列に並ぶため、何よりも投稿のタイミングが重要です。「質」を圧倒的に高めるよりも、ある程度の質を担保しつつ「量」で攻め、露出機会を増やすことでインプレッション率を高めていきましょう。
Twitter運用の勝ちパターン
1.投稿の改善
いくら「質より量」と言っても、内容のない、つまらない投稿をいくら続けても、だれもファンにはなってくれないことは簡単に予想がつくでしょう。よりインプレッション率を上げるためには、ある程度のテキストの改善は必要です。Twitterウケする独特な表現も適度に使えるようになっておくといいでしょう。
2.投稿タイミングの改善
インプレッションを獲得しやすい曜日や時間帯を検証します。そのデータに基づき、投稿本数を増やしていきましょう。Twitter上の話題に乗ってトレンドになっているハッシュタグを使ったりなど、リアルタイムな投稿を心がけましょう。
3.インプレッションの拡大
プロモツイートを活用したり、アクティブフォロー(競合他社をフォローしているなど、親和性の高いユーザーをフォローする)や、アクティブアクション(親和性の高いコメントに「いいね!」をする)をしてリフォローを狙いましょう。フォロワー数の増加は、インプレッション獲得に直結します。
4.インプレッション数の増加
これまでの工程を通して、インプレッション率が改善されます。
まずはテキスト内容の見直し、そして投稿タイミングの改善などFacebookと共通するところはありますが、質よりも「量」を重視して積極的に投稿し、インプレッションを稼いでいきましょう。アクティブフォロー、アクティブアクションなどは非常に基本的ですが有効な手段なので、継続して行いましょう。
Twitterへの投稿頻度や時間帯
時間帯では昼の11~13時、夜20~23時に反応率が高くなる傾向があるので、まずはこの時間を狙ってみるといいでしょう。複数の投稿時間を試しながら、自社アカウントにもっとも合った時間帯を見つけるのが重要です。
投稿頻度に関して、Facebookの投稿が「質」で勝負するのに対し、Twitterは「量」で勝負する必要があります。タイムラインにアルゴリズムが無く基本的に時系列で表示されるので、投稿数が多いほどユーザーの目に触れる確率が高まるからです。最低でも1日1回、できれば2~3回以上投稿しましょう。企業によっては、一日30回以上も投稿しているところもあります。
Facebookに比べると、Twitterは、顔文字や記号を使い、より砕けた表現が好まれます。ユーザーと企業アカウントの距離が近いので、投稿内容も親近感がわくようなものだと受け入れられやすいです。
関連記事:
Twitterに最適な投稿本数とは? 10業種50アカウントを徹底調査!
Instagram:重要指標は「リーチ率」 Facebookと近いが世界観重視
Instagramもまた、他の2つとは違う点がいくつかあります。
・おしゃれな写真投稿が多い
・ハッシュタグが多い
・仲の良い人とだけ繋がるコミュニティ
・「いいね」で拡散しないので、ユーザーが積極的にハッシュタグを辿ってコミュニケーションを起こす
・若者の間では検索エンジンよりも、ハッシュタグやユーザー名検索を活用して情報収集する人も多い
Instagramではフォローしている人以外の投稿はフィードに流れてこないので、ハッシュタグを辿って他人の投稿を見る文化があります。つまり企業目線で見ると、見つけてもらうにはハッシュタグを付けることが必須です。その付け方もTwitterとは違い複数つくことが多いという特徴があります。
また投稿が外に拡散しにくいので、フォロワーに好まれるものをしっかりと発信していくことが大切ですね。もちろん必ずきれいな写真を付けないといけません。
重要指標
Facebook同様、重要指標は「リーチ率」です。関心と親密度を計算するアルゴリズムでリーチがコントロールされているため、Instagramでも「リーチ率」が重要な指標になります。コントロールされている中でも、まずはユーザーにリーチする「質」の高い投稿をすること、Instagramの世界観を崩さずブランドを伝えていくことが大切です。
Instagram運用の勝ちパターン
1.質の高い投稿
ハッシュタグを効果的に使い、Instagramの世界観を踏まえた「オシャレ」な投稿をしていきましょう。
参考記事:
Instagram「ハッシュタグ」のすべて-ハッシュタグを制する者がInstagramを制す!
2.投稿タイミングの最適化
ユーザーによりリーチしやすい曜日、時間帯を検証し、少しでも目に触れられる投稿タイミングを探ります。また、ユーザーのタイムラインを占拠して鬱陶しく思われないよう、投稿数は少なめに。量より質重視です。
3.リーチの拡大
コメントをくれたユーザーには返信をして親密度を向上させましょう。Twitterのようにアクティブフォロー・アクティブアクションをしてリフォローを狙っていくこともリーチの拡大につながります。Page Post Adの活用も有効でしょう。
4.アルゴリズムの高評価を獲得
質の高い投稿を親和性の高いユーザーに積極的に届けることで、エンゲージメント率が上昇します。アルゴリズム上の評価が上がることでリーチ率も高まります。
Instagramでは、質の高い写真とハッシュタグ活用が最初のポイントです。投稿タイミングを調整してリーチを拡大し、アルゴリズム上の評価を高めれば、安定して高いリーチ率を獲得できるようになるでしょう。
関連記事:
Instagram(インスタグラム)を有効活用しているマーケティング事例
Instagram(インスタグラム)広告まとめ:広告の種類や注意点、事例効果まで
Instagramへの投稿頻度や時間帯
InstagramもFacebookと同様にタイムラインにアルゴリズムが適用されているため、投稿の量より質が重要です。Instagramと相性が良く、投稿ネタを作りやすいアパレルやコスメ系のブランドは1日2~3回程度投稿する傾向にあります。それ以外の業種であれば1日1回から一週間に3~4回程度というのが平均的です。
Instagramでは投稿にリンクが貼れないため、Facebookのような商品やキャンペーン情報の投稿はあまり適切ではありません。オシャレ、楽しい、感動的など、ユーザーの視覚に訴える質の高い写真を使い、世界観になじむ投稿をしましょう。
関連記事:
Instagramに最適な投稿本数とは? 10業種50アカウントを徹底調査!
4. 3大SNSをうまく使い分けている事例
3つのSNSの特徴をうまくつかみ、効果的に使い分けているブランドを紹介します。写真、テーマは同じでも、その打ち出し方が各SNSで異なります。まずは、Facebookから見ていきましょう。
伊藤久右衛門
伊藤久右衛門は京都にあるお茶屋さんです。お茶だけではなく抹茶を使ったスイーツなども販売しており、通信販売は全国的に人気があります。
Facebook、Twitter、Instagramアカウントを運用しており、各SNSの特徴を理解して使い分けています。以下で同社のSNSアカウントをサービス別に紹介します。同じ投稿テーマについて、どのように表現を変えているのか参考にしてください。
ユーザーの興味を引くような雑学的な小ネタをはさみながら、商品を使用したクリスマスケーキを紹介しています。Twitter、Instagramと比べて落ち着いたクセのない文体で、少し広告感のある表現にも感じられますが、うっとうしくない程度になっています。
商品紹介の投稿の場合、商品紹介ページへのリンクを投稿しサムネイル画像を見せるやり方もできますが、同アカウントではあえて写真投稿を利用しています。こうすることで画像を拡大して見やすく、美しい写真を存分にアピールできるのです。また、国内だけではなく海外ユーザー向けの文章が記載してあるのも特徴的です。伊藤久右衛門には実店舗もあるので、訪日外国人旅行客の閲覧なども想定しているのでしょう。
Facebook、Instagramとはまったく違い、ネタ感の強い投稿になっています。顔文字や口語体を使用しており、Twitterの空気感になじむかなり砕けた表現です。商品リンクもなく、広告的要素も全く出ていません。
ぼっちキャラを演じることで、一般ユーザーにも親しみやすい、確実に目を引く投稿になっています。
まず注目すべきは画像です。FacebookやTwitterよりも引きの画像になっており、まわりの雰囲気まで伝わるようになっています。商品そのものだけでなく、よりおしゃれで洗練された世界観まで表現できています。
文体もポエムチックで感情に訴えかける内容になっており、Instagramの文化に合っています。Twitterとの差が激しいです。ハッシュタグを多くつけることで、検索流入も狙えています。
関連記事:
Facebook/Instagram /Twitter…SNSごとに投稿内容は変えるべき? 企業事例から学ぶ“コストをかけない”使い分けのポイント
5. 異なるSNSでは異なる運用を!
3つのソーシャルメディアの特徴とユーザーの動向をまとめましたが、いかがでしたでしょうか?
それぞれ投稿の並び方や投稿が届く範囲・ユーザーが求めるものなどが違うので、異なるソーシャルメディアメディアでは別々のタイミングで違った内容・形式の投稿をしていくことが重要です。
既にそういった感覚をお持ちの方も多いかとは思いますが、今回のまとめがあらためてお役に立てたのなら幸いです。
以上、『Facebook・Twitter・Instagram、3大SNSの使い分け解説!特徴やユーザー動向、運用方法まで』でした。
2019年6月更新! 11のソーシャルメディア最新動向データまとめ
ユーザー数・年齢層・利用率などのユーザー動向をまとめました!
変化の早いソーシャルメディア業界。この記事では国内外分けて、各SNSプラットフォームが現在どれ位のユーザー数なのかのかということを常にアップデートしていきます。FacebookやTwitter、LINE、Instagramから、Whatsapp、Snapchatなどメッセンジャーアプリまで主要SNSを計11つをまとめています。
■目次
ソーシャルメディア
1.Facebook
国内
・国内月間アクティブユーザー数:2,400万人 ⇒ 2,800万人
・月間アクティブ率:53.1% ⇒ 56.1%
国内の利用者層
海外
・月間アクティブユーザー:22億3,000万人 ⇒ 23億7,500人
・日間アクティブユーザー:14億7,000万人 ⇒ 15億6,200万人
米国の利用者層
その他のデータ
・全世界の中小企業のアクティブなページ数:4,000万ページ ⇒ 6,500万ページ
注目ポイント
まだまだ勢いの止まらない、世界を代表するSNS!
日本のユーザー母数こそ変化が乏しかったものの、国内月間アクティブ率や海外月間アクティブユーザー数はまだまだ増加しています。また、ビジネス利用のページ数も世界的に伸びてきており、個人・企業ともにFacebookが実生活に根付いてきているのではないでしょうか。
2.Twitter
国内
・国内月間アクティブユーザー数:4,000万人 ⇒ 4,500万人
・月間アクティブ率:60.5% ⇒ 70.2%
国内の利用者層
海外
・世界全体ユーザー数(※):3億1,000万人 ⇒ 3億3,500万人
※日本を含む
米国の利用者層
注目ポイント
若年層へのプロモーションに最適!
日米ともに、若年層のユーザーが多くの割合を占めているのが分かります。
特に日本では月間アクティブ率が7割を超え、利用頻度が高まっていると考えられます。若年層をターゲティングしたプロモ施策にはぜひ活用していきたいSNSではないでしょうか。
3.LINE
国内
・月間アクティブユーザー数:8,000万人以上(参照元:2019年12月期第1四半期 決算説明会)
・日間アクティブ / 月間アクティブ 率:86%(参照元:2019年12月期第1四半期 決算説明会)
国内の利用者層
海外
・全世界月間アクティブユーザー数:2億1,700万人以上(参照元:LINE 2017年2月-2017年9月媒体資料)
・上位4ヵ国(※)月間アクティブユーザー数:1億6,800万人以上(参照元:LINE アカウント 2018年4-6月期 媒体資料)
・上位4カ国(※)日間アクティブ / 月間アクティブ 率:75%(参照元:2017年12月期通期決算説明会)
(※日本、台湾、タイ、インドネシアを指す)
注目ポイント
驚異のアクティブ率!
日本では日間・月間ともにアクティブ率が上昇して、かなり好調な印象を受けます。40代は利用者人口の63%に対して、推定ユーザー数において20代の推定ユーザー数を抜いているところも注目です。若年層以外のユーザーへも裾野が広がっているのではないでしょうか。
注意が必要な点としては、アクティブ率が非常に高いため、あまりにメッセージの配信頻度が多い場合は配信をブロックされてしまう危険性があるところです。ターゲットの年齢や利用時間を考えた施策が大切です。
4.Instagram
国内
・月間アクティブユーザー数:2,900万人 ⇒ 3,300万人
(参照元と期間:2018年11月 から 2019年3月時点)
・月間アクティブ率:76.7% ⇒ 84.7%
国内の利用者層
海外
・月間アクティブユーザー数:8億人 ⇒ 10億人
・日間アクティブユーザー数:3億人 ⇒ 5億人
・日間アクティブユーザー数(ストーリーズ):4億人以上
米国の利用者層
注目ポイント
10代20代を中心とした女性の日常生活の一部と化している!
日本では20代を中心に、米国では30、40代を中心に人気があると分かります。日本の月間アクティブ率も10%近くの上昇が見られました。
トレンダーズ株式会社によって2015年に実施された「女性の Instagram 活用」に関する意識・実態調査では、Instagramの投稿から刺激を受け購買に至った経験を持つ女性が回答者の4割を占めました。
5.Pinterest
国内
月間アクティブ率:44.7% ⇒ 60.2%
国内の利用者層
海外
月間アクティブユーザー数:1億人 ⇒ 2.5億人
※日本国内ユーザー含めて
米国の利用者層
注目ポイント
・インターネットユーザーの28%がPinterestを利用
・ユーザーの男女比:女性8割:男性2割
・全アクティビティの94%は女性
6.LinkedIn
国内
国内の利用者層
海外
登録ユーザー数:5億人 ⇒ 5億4600万人
月間アクティブユーザー数:1億600万人
米国の利用者層
企業のSNS活用に関するデータ
本項では、日経BP社の「平成27年度商取引適正化・製品安全に係る事業 (ソーシャルメディア情報の利活用を通じたBtoC 市場における消費者志向経営の推進に関する調査)」のデータを見ながら、企業のソーシャルメディア利用について考えていきます。
http://www.meti.go.jp/policy/economy/consumer/consumer/pdf/sns_report_digest.pdf
企業の活用実態
ソーシャルメディアを活用している企業は63%、今後取り組みたい企業は35%と関心度は高いです。しかし従業員100人以下の企業だと、活用率が比較的低くなっているようです。
企業の利用目的
活用目的として一番目立っているのは「認知向上」、次いで「販売促進」です。オンラインで露出を増やして消費者に触れるようにする認知向上施策ですが、やはり課題として「狙った効果の獲得」を得られていないと答える人が多いようです。
業界別の影響度
消費行動では価格の低く、行動に移しやすい「ファストフード・コーヒー・宅配」、次いで「コンビニエンスストア」において高い影響が見られます。
好感ではロイヤリティ向上にソーシャルメディアが貢献するのか、スポーツブランドやテーマパークなど固定ファンが付きやすい分野に良い反応が見られます。
興味関心ではソーシャルメディアと連動しているキャンペーンの多い「飲料・ビール」がトップに。
まとめ
- 企業の関心は高いものの、規模が小さいところでは着手しきれていない
- 認知向上を狙ってソーシャル活用をする企業は多いが、効果測定が課題になっている
- 消費行動、好感、興味関心など消費者の心理フェーズに合わせてそれぞれ、影響が異なっている
2016年はLINE Ads PlatformやInstagramビジネスプロフィールなど、広告配信や運用管理の機能が充実しました。これからも企業がソーシャル活用しやすい環境作りが進んでいくのではないでしょうか。
メッセージアプリ・その他ソーシャルメディア
7. WhatApp
月間アクティブユーザー数: 10億人 ⇒ 15億人
(参照元と期間:2016年2月 から 2017年12月)
8.WeChat
月間アクティブユーザー数: 7億人 ⇒ 9億6300万人
(参照元と期間:2016年4月 から 2017年8月)
中国のソーシャルメディア企業Tencentが配信する、中国国内で特に人気のメッセージアプリ。
9.カカオトーク
月間アクティブユーザー数:4,915万人 → 4984万人
(参照元と期間:2017年5月 から 2017年11月)
韓国企業カカオ社が配信するメッセージアプリ
10.Snapchat
日間アクティブユーザー数:1億5,000万人 ⇒ 1億8800万人
(参照元と期間: 2016年6月 から 2018年8月)
メッセージが10秒で消える海外で大人気のアプリ。若いユーザーが多く、一日の動画視聴回数が60億回に到達。
(参照:http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1511/09/news053.html)
国内の利用者層
11.TikTok
国内月間アクティブユーザー数:950万人
(参照元と期間:2019年2月13日)
海外月間アクティブユーザー数:5億人
(参照元と期間:2018年7月16日)
中国企業のByteDanceが運営する動画アプリで、日本でも若年層を中心に人気を拡大しています。
最後に
正式なユーザー数の発表がないサービスもありますが、アクティブ率なども見て、どのサービスがどのぐらい盛り上げっているのか参考にして頂けたら幸いです。
以上、「【最新版】2017年2月更新。11のソーシャルメディア最新動向データまとめ」でした!
新時代のプロモーションツール! TikTok(ティック・トック)解説
動画投稿サービスといえばYouTubeが広く知られていますが、最近はTikTokが急速に普及していることをご存知でしょうか。10~20代の世代が使うものだと思いがちですが、手軽に投稿して隙間時間に楽しめるツールとして壮年期の方々へも広がりを見せています。ユーザー層の拡大により、効果的な広告媒体として企業からの注目も高まる話題のSNSを徹底解説します!
■目次
1.動画共有コミュニティ「TikTok」とは?
「TikTok(ティックトック)」とは、最大15秒の自撮り動画を公開・閲覧できる動画共有コミュニティアプリです。中国のベンチャー企業ByteDance株式会社が運営しています。その手軽さから、2018年に10~20代の間でブレークし、爆発的な人気を誇っています。
では、なぜここまで人気を集めたのでしょうか。
まずは、動画と一緒に流す音楽が用意されていることです。アプリ内で多くの楽曲が提供されており、ユーザーは好きな曲を選び、動画を簡単に作成できます。
もう1つの手軽さは、公開できる動画の尺が最大15秒と極めて短いことです。同じ動画共有コミュニティであるYouTubeは5~10分の動画が多いですが、こういった動画を作成するためには、トーク力や動画編集など、ある程度のスキルや時間、道具が必要です。
一方でTikTokは、スマートフォン1台で、10分の休み時間中にささっと撮って、すぐに投稿可能。もちろん、どれも短い動画なので移動時間などのちょっとした時間に見ることができます。そして、エンゲージメント率が高いので、目立ちたい、見てほしいという承認欲求を存分に満たしてくれます。つまり、初心者でも簡単に撮影して投稿できるハードルの低さが人気の秘訣といえます。
TikTokのユーザー数、ダウンロード数は?
2018年、TikTokはiOS版アプリのダウンロード数4,580万回を記録し世界1位となりました。世界全体での累計ダウンロード数は8億と言われています。日本国内に焦点を当てると、MAU(月間アクティブユーザー)は950万人、ユーザーエンゲージメント(いいねやコメント、シェアの割合)は91%、動画の投稿率は66%と、他のSNSと比較してアクティブユーザーが多いです。
また、若者に人気のアプリとはいえ、テレビCMにより利用者層に変化が表れています。2018年9月時点では、10代は減少傾向にあるものの、40代男性の関心は高い状態が続いています。
前述の数字や利用者層も相まって、TikTokの特徴を活かした独自のプロモーションに企業が熱い視線を注いでいます。従来のCMを流すだけではなく、ユーザーに素材を提供し投稿してもらうことで、拡散する仕組みを作っているため広告効果が高いと注目を浴びています。
2.簡単に動画を作成できる!TikTokの使い方
簡単に動画を作れるのはTikTokの強みです。動画の作成に必要な機能は全てアプリ内にあるので、別のアプリを使う必要はありません。もちろん、楽曲を準備したり、動画の編集ソフトを用意したりといった準備も不要です。では簡単に動画を作ってみましょう。
TikTokで動画を作成する方法
テレビCMでもお馴染み、流行りの曲を使ったリップシンクや振り付け動画を作ります。
手順1:まずダウンロードしたTikTokのアイコンを起動すると、こちらのトップ画面が表示されます。
動画を作成するためには、最下部の真ん中にある「+(プラス)」マークをタップします。
手順2:撮影画面が表示されます。
リップシンクを撮りたいので、まずは楽曲選びからです。画面上にある「楽曲を選ぶ」をタップします。
手順3:おすすめ、ホット、人気急上昇と、いまTikTokで熱い曲が一目瞭然です。
お気に入りの曲を探してもOKです。楽しく撮影できる楽曲を選択します。
手順4:曲を選ぶと先ほどの画面に戻るので、最下部中央の赤まるボタンを押して録画開始です。
上部のタイムバーで、15秒中どれくらい撮っているか確認しながら撮影できます。
カメラのイン・アウトや撮影スピードの切り替え、フィルターや美白の設定、タイマー設定やスタンプなど、全て1つの画面上でカスタマイズできます。
手順5:動画が取れたら、再度最下部中央の赤まるボタンを押して撮影を止めます。
続けて、右隣にあるチェックマークをタップします。
手順6:撮った動画をプレビューして、問題なければ、「次へ」をタップします。
楽曲をカットしたり特殊効果を入れたりと画像の編集ができたら、いよいよ最後のステップです。
手順7:画面下の赤い「投稿」ボタンを押します。これでTikTokに投稿されました。
3.TikTokの広告とは?3種類の広告メニューを解説
このように簡単に投稿できる手軽さ、ユーザーとのエンゲージメント率の高さなどから、TikTokを広告ビジネスへ活用する動きも闊達です。では、どのような広告を出稿することができるのでしょうか。3種類の広告メニューを解説します。
アプリ起動画面広告
アプリを起動したときに、画面全体に静止画またはGIFにて3~5秒間表示されます。アプリ内ページや外部サイトへも遷移できます。ただし、1日1社限定の出稿のため、広告コストが高く、枠も限られています。
インフィード広告
利用者のほぼ全員が視聴するメインの「おすすめ投稿」をスクロールしている途中に表示されます。5~15秒ほど全画面の動画が配信される広告メニューです。また、通常の投稿と同様に「いいね」や「シェア」などユーザーの反応がつくため、興味を引くコンテンツができれば効果的な広告となります。「ダウンロード」や「詳細を見る」等のCTA設定が可能です。
チャレンジ
アプリ上部にバナーが掲載され、さらに、アプリ内にコンテンツページを設置できます。
指定されたハッシュタグで動画投稿を促すメニューになっています。ユーザーが楽しみながら参加できるコンテンツとして受け入れられやすいことが特徴です。
4.TikTokを活用したプロモーション事例
これまでTikTokを活用したキャンペーンやプロモーション行った企業の事例3つをご紹介します。
事例1:ポッキー(江崎グリコ株式会社)
https://twitter.com/PockyJPN/status/1061498757965987841
毎年恒例の11月11日「ポッキー&プリッツの日」。2018年は「ポッキー何本分話そうかな」をプロモーションメッセージとし、TikTokとタイアップをして5日間のキャンペーンを行いました。
リズミカルな体操のオリジナル楽曲にあわせて、手と表情だけで簡単に踊れるポッキー体操を撮影した動画は、期間中だけでも2万3600本以上投稿されました。また、「#ポッキー何本分体操」とタグ付けされた動画の累計再生回数は2,730万回を超え、大きな反響を呼びました。
事例2:エバーカラー(株式会社アイセイ)
カラーコンタクトブランドのエバーカラーは、テレビCMを記念して各SNSを利用したプレゼントキャンペーンを実施しました。CMに使われているオリジナル楽曲で「笑顔の瞬間」の動画をTikTokへ投稿することで、抽選で豪華賞品が当たるというものです。「#あたらしい瞳エバーカラー」や「#エバーカラー」とタグ付けされた動画の累計再生回数は500万回に迫る勢いでした。
事例3:プレカトゥスの天秤(株式会社フジゲームス)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000049.000032032.html
スマホゲームプレカトゥスの天秤』をプロモートするにあたり、「#地上波にでたい」のハッシュタグを合言葉にTikTokとコラボキャンペーンを開催しました。ハッシュタグにあるとおり、動画投稿者の中でテレビ番組プロデューサーに選ばれれば「フジテレビ地上波番組に出演」できるという特典がついたこのキャンペーン。公式サイトではオリジナル楽曲に合わせたダンスのお手本も公開されました。タグ付けされた動画の累計再生回数は4,660万回に上ります。
5.まとめ
TikTokはモバイルに特化したプラットフォームであり、初心者でも簡単に撮影して投稿できるハードルの低さが短期間で若者に受け入れられた要因と推察されます。今後は企業とのタイアップも増えたり、広告メニュー賀充実していったり、企業が活用できる幅も広がっていくかもしれません。特に若年層をターゲットとした商品・サービスを展開している企業にとっては、視野にいれるべきひとつの選択肢となるでしょう。