新時代のプロモーションツール! TikTok(ティック・トック)解説
動画投稿サービスといえばYouTubeが広く知られていますが、最近はTikTokが急速に普及していることをご存知でしょうか。10~20代の世代が使うものだと思いがちですが、手軽に投稿して隙間時間に楽しめるツールとして壮年期の方々へも広がりを見せています。ユーザー層の拡大により、効果的な広告媒体として企業からの注目も高まる話題のSNSを徹底解説します!
■目次
1.動画共有コミュニティ「TikTok」とは?
「TikTok(ティックトック)」とは、最大15秒の自撮り動画を公開・閲覧できる動画共有コミュニティアプリです。中国のベンチャー企業ByteDance株式会社が運営しています。その手軽さから、2018年に10~20代の間でブレークし、爆発的な人気を誇っています。
では、なぜここまで人気を集めたのでしょうか。
まずは、動画と一緒に流す音楽が用意されていることです。アプリ内で多くの楽曲が提供されており、ユーザーは好きな曲を選び、動画を簡単に作成できます。
もう1つの手軽さは、公開できる動画の尺が最大15秒と極めて短いことです。同じ動画共有コミュニティであるYouTubeは5~10分の動画が多いですが、こういった動画を作成するためには、トーク力や動画編集など、ある程度のスキルや時間、道具が必要です。
一方でTikTokは、スマートフォン1台で、10分の休み時間中にささっと撮って、すぐに投稿可能。もちろん、どれも短い動画なので移動時間などのちょっとした時間に見ることができます。そして、エンゲージメント率が高いので、目立ちたい、見てほしいという承認欲求を存分に満たしてくれます。つまり、初心者でも簡単に撮影して投稿できるハードルの低さが人気の秘訣といえます。
TikTokのユーザー数、ダウンロード数は?
2018年、TikTokはiOS版アプリのダウンロード数4,580万回を記録し世界1位となりました。世界全体での累計ダウンロード数は8億と言われています。日本国内に焦点を当てると、MAU(月間アクティブユーザー)は950万人、ユーザーエンゲージメント(いいねやコメント、シェアの割合)は91%、動画の投稿率は66%と、他のSNSと比較してアクティブユーザーが多いです。
また、若者に人気のアプリとはいえ、テレビCMにより利用者層に変化が表れています。2018年9月時点では、10代は減少傾向にあるものの、40代男性の関心は高い状態が続いています。
前述の数字や利用者層も相まって、TikTokの特徴を活かした独自のプロモーションに企業が熱い視線を注いでいます。従来のCMを流すだけではなく、ユーザーに素材を提供し投稿してもらうことで、拡散する仕組みを作っているため広告効果が高いと注目を浴びています。
2.簡単に動画を作成できる!TikTokの使い方
簡単に動画を作れるのはTikTokの強みです。動画の作成に必要な機能は全てアプリ内にあるので、別のアプリを使う必要はありません。もちろん、楽曲を準備したり、動画の編集ソフトを用意したりといった準備も不要です。では簡単に動画を作ってみましょう。
TikTokで動画を作成する方法
テレビCMでもお馴染み、流行りの曲を使ったリップシンクや振り付け動画を作ります。
手順1:まずダウンロードしたTikTokのアイコンを起動すると、こちらのトップ画面が表示されます。
動画を作成するためには、最下部の真ん中にある「+(プラス)」マークをタップします。
手順2:撮影画面が表示されます。
リップシンクを撮りたいので、まずは楽曲選びからです。画面上にある「楽曲を選ぶ」をタップします。
手順3:おすすめ、ホット、人気急上昇と、いまTikTokで熱い曲が一目瞭然です。
お気に入りの曲を探してもOKです。楽しく撮影できる楽曲を選択します。
手順4:曲を選ぶと先ほどの画面に戻るので、最下部中央の赤まるボタンを押して録画開始です。
上部のタイムバーで、15秒中どれくらい撮っているか確認しながら撮影できます。
カメラのイン・アウトや撮影スピードの切り替え、フィルターや美白の設定、タイマー設定やスタンプなど、全て1つの画面上でカスタマイズできます。
手順5:動画が取れたら、再度最下部中央の赤まるボタンを押して撮影を止めます。
続けて、右隣にあるチェックマークをタップします。
手順6:撮った動画をプレビューして、問題なければ、「次へ」をタップします。
楽曲をカットしたり特殊効果を入れたりと画像の編集ができたら、いよいよ最後のステップです。
手順7:画面下の赤い「投稿」ボタンを押します。これでTikTokに投稿されました。
3.TikTokの広告とは?3種類の広告メニューを解説
このように簡単に投稿できる手軽さ、ユーザーとのエンゲージメント率の高さなどから、TikTokを広告ビジネスへ活用する動きも闊達です。では、どのような広告を出稿することができるのでしょうか。3種類の広告メニューを解説します。
アプリ起動画面広告
アプリを起動したときに、画面全体に静止画またはGIFにて3~5秒間表示されます。アプリ内ページや外部サイトへも遷移できます。ただし、1日1社限定の出稿のため、広告コストが高く、枠も限られています。
インフィード広告
利用者のほぼ全員が視聴するメインの「おすすめ投稿」をスクロールしている途中に表示されます。5~15秒ほど全画面の動画が配信される広告メニューです。また、通常の投稿と同様に「いいね」や「シェア」などユーザーの反応がつくため、興味を引くコンテンツができれば効果的な広告となります。「ダウンロード」や「詳細を見る」等のCTA設定が可能です。
チャレンジ
アプリ上部にバナーが掲載され、さらに、アプリ内にコンテンツページを設置できます。
指定されたハッシュタグで動画投稿を促すメニューになっています。ユーザーが楽しみながら参加できるコンテンツとして受け入れられやすいことが特徴です。
4.TikTokを活用したプロモーション事例
これまでTikTokを活用したキャンペーンやプロモーション行った企業の事例3つをご紹介します。
事例1:ポッキー(江崎グリコ株式会社)
https://twitter.com/PockyJPN/status/1061498757965987841
毎年恒例の11月11日「ポッキー&プリッツの日」。2018年は「ポッキー何本分話そうかな」をプロモーションメッセージとし、TikTokとタイアップをして5日間のキャンペーンを行いました。
リズミカルな体操のオリジナル楽曲にあわせて、手と表情だけで簡単に踊れるポッキー体操を撮影した動画は、期間中だけでも2万3600本以上投稿されました。また、「#ポッキー何本分体操」とタグ付けされた動画の累計再生回数は2,730万回を超え、大きな反響を呼びました。
事例2:エバーカラー(株式会社アイセイ)
カラーコンタクトブランドのエバーカラーは、テレビCMを記念して各SNSを利用したプレゼントキャンペーンを実施しました。CMに使われているオリジナル楽曲で「笑顔の瞬間」の動画をTikTokへ投稿することで、抽選で豪華賞品が当たるというものです。「#あたらしい瞳エバーカラー」や「#エバーカラー」とタグ付けされた動画の累計再生回数は500万回に迫る勢いでした。
事例3:プレカトゥスの天秤(株式会社フジゲームス)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000049.000032032.html
スマホゲームプレカトゥスの天秤』をプロモートするにあたり、「#地上波にでたい」のハッシュタグを合言葉にTikTokとコラボキャンペーンを開催しました。ハッシュタグにあるとおり、動画投稿者の中でテレビ番組プロデューサーに選ばれれば「フジテレビ地上波番組に出演」できるという特典がついたこのキャンペーン。公式サイトではオリジナル楽曲に合わせたダンスのお手本も公開されました。タグ付けされた動画の累計再生回数は4,660万回に上ります。
5.まとめ
TikTokはモバイルに特化したプラットフォームであり、初心者でも簡単に撮影して投稿できるハードルの低さが短期間で若者に受け入れられた要因と推察されます。今後は企業とのタイアップも増えたり、広告メニュー賀充実していったり、企業が活用できる幅も広がっていくかもしれません。特に若年層をターゲットとした商品・サービスを展開している企業にとっては、視野にいれるべきひとつの選択肢となるでしょう。
【2019年4月】Facebookニュースフィードのアルゴリズム最新情報!
【2019年5月更新】Facebookニュースフィードのアルゴリズム最新情報!
毎日いろいろな情報が流れてくるFacebook。ついダラダラと見続けてしまって、気づいたら結構な時間が経っていた、なんて経験は多くの人があるのではないでしょうか。ちなみにあれらの情報が、どんなルールを持って決まっているのか知っていますか?
「いいね、が多い記事から・・?」「シェアが多い記事から・・?」
じつはそんな単純な話でもないのです。Facebookはユーザーに最も有益な情報が提供できるように、日々独自のアルゴリズムを開発・改善し続けています。本記事では、そんなFacebookの改善がまとめられている「Facebookニュースルーム」というサイトを参考に、直近1年のニュースフィードのアルゴリズムの変遷をまとめてみました。
このアルゴリズムの遷移は、いわばFacebookの方針書。詳しく見ていくと、Facebookの目指す先や課題感が見えてきます。時系順にアルゴリズムの変遷を追いつつ、見えてくるFacebookの方針をまとめていきます。
2019年4月22日:最新情報を加筆しました。
■目次
1. ニュースフィードのアルゴリズムの仕組みとは?
スマートフォンが普及してインターネット上の情報に触れる時間は、以前に比べて増えていることは多くの人が実感することだと思いますが、それに合わせて価値の低い情報に時間を浪費してしまっていると感じることはないでしょうか。
Facebookではその対策の一環で、ユーザーにとって最も「魅力的なコンテンツ」は何かを調査し、フィード上でユーザーと情報を繋げることをミッションとしています。この「魅力的なコンテンツ」を評価する上で、下記の3つを重視してアルゴリズムの改善や開発の基準にしているとFacebookは発表しています。
① 友人や家族の情報
Facebookはもともと友人や家族、場所に人をつなぐことを目的に開発されました。その考え方はフィードのアルゴリズムにも強く反映されています。身近な人の情報は優先的に取り扱われ、さらにその人にとって有益であったり、エンターテイメント性のある情報はさらに重視されています。
② アイデアとしてのプラットフォーム
Facebookは、新しいアイデアにつながるような情報であるかどうかも重視しています。例えば、誰もが知るべきような話ではなく、その人自身が一番求めているアイデアが見つかり、新しい発見につながるようなフィードを目指しています。
③ ユーザーが本当に求めている情報か否か
情報がユーザーにとって有益であるかどうかは、クリック率やいいねでは必ずしも図られません。例えば、悲しいニュースは誰もがいいね!やシェアは控えますが、それが人々にとって無関心なニュースであるという意味にはなりません。
実際にそのニュースをどれくらい読んだのか、どれくらいページ滞在したのかも計測し、情報の価値を計測しています。詳しい仕組みは、下記の動画でニュースフィードのプロダクトマネジメント担当副社長Adam Mosseri氏によって解説されています。
https://newsroom.fb.com/news/2016/04/news-feed-fyi-from-f8-how-news-feed-works/
上記の3つを大きな軸としてこれまでフィードの改善や改修が行われてきました。具体的にはどんな改善がされてきたか、直近1年間の変遷を見ていきましょう。
2. ニュースフィードの変遷
本項では、昨年春から今年までに行われてきたニュースフィードに関する、8つのアップデートをまとめてみました。
① 2016年6月29日
友達の投稿の「見逃し」を防ぐ
身近な人の投稿を見逃さないため、ニュースフィードのランキングの変更がされました。従来も身近な人の投稿は重要視されていましたが、新しい情報が次々とフィードに投稿される中で、情報が埋もれてしまう可能性がありました。
そこで、それら身近な人の投稿はさらに重視し、フィードの上部に表示されるようにアルゴリズムの変更が行われました。
副次的な作用として、このアップデートにより、友人にシェアされるようなコンテンツやページがより重視される一方で、シェアの割合が低いようなページでは一部流入数が減るケースがあったようです。
② 2016年8月4日
「釣りタイトル」を削減する対策
https://newsroom.fb.com/news/2016/08/news-feed-fyi-further-reducing-clickbait-in-feed/
タイトルに惹かれてクリックしてみたら思った内容と全然違った、という経験が1度はあるかと思います。そうしたいわゆる「釣りタイトル」(「クリックベイト」とも呼ばれる)を減らす対策が行われました。
具体的には釣りタイトルでよく使われる文言を識別するためのシステムが組まれ、「釣りタイトル」を利用しがちなサイトやページやサイトを検出、対象のページをフィードの下部に表示されるようになりました。
また、クリックしてすぐ離脱されているページは、釣りタイトルの傾向があるとして、その配信量を下げるような対策が取られています。
③ 2016年8月11日
その人にとって有効なコンテンツを予測するアルゴリズムの追加
https://newsroom.fb.com/news/2016/08/news-feed-fyi-showing-you-more-personally-informative-stories/
このアップデートでは、ユーザーごとにどんな情報が最も有益なのかを判別するアルゴリズムが追加されました。
自分にとっては有益な情報も、他の人にも同じく有益であるとは限りません。誰が、どんな情報を評価するかを知るために、Facebookは毎日数万人規模のユーザー調査を行いました。
この調査によってより有益な情報が予測されるようになり、一人ひとりのユーザーに対して有益な情報が提供されるようになりました。
④ 2016年12月15日
フェイクニュースへの対策
https://newsroom.fb.com/news/2016/12/news-feed-fyi-addressing-hoaxes-and-fake-news/
事実と異なる内容の「フェイクニュース」は大きな問題になっていますが、Facebookもこの問題には真剣取り組んでいるようです。アップデートのリリース分も、他の文章と比較するとだいぶ長めに書かれています。
このアップデートでは、フェイクニュースに対応するために、いくつかの機能が追加されました。
1つ目には、ユーザーが簡単にフェイクニュースの報告ができるよう、フィード上に報告用のボタンが設置されました。ユーザーはそのユースがフェイクなのか、スパムなのかを報告できるようになり、むやみな拡散を防いでいます。
2つ目に、第三者機関を用いてフェイクニュースの「フラグ」を立てる機能も追加しています。例えばある記事がフェイクニュースだと思われたとき、第三者機関はフェイクニュースの「フラグ」を立てます。それをユーザーは見て、シェアするかしないか、を自分で判断できるようになることにより、フェイクニュースの拡散が防がれるようになります。
⑤ 2017年1月26日
動画を評価するアルゴリズムの追加
このアップデートでは、個々人にとって最も関連度の高い動画を発見するためのアルゴリズムが追加されました。
具体的には動画の「視聴完了率」を指標として追加し、その動画が最後まで見られるほど、動画の価値が高いと判断するようになりました。また、同じ完了率で長い動画と短い動画があった場合、長い動画の方が制作の難易度も高くなるという考えのもと、長い動画が評価されるようになりました。
そのため同アップデート後には、長い動画の方がやや評価され、短い動画の評価はやや落ちるようになりました。
⑥ 2017年1月31日
タイムリーかつ、精度の高いコンテンツを提供するアルゴリズムの追加
さらにコンテンツの質を上げていくため、記事がスパムであるか否かを判断するアルゴリズムが追加されました。例えば投稿が頻繁にユーザーによって隠されていれば、そのコンテンツは質が低いと判断され、フィードの下部に表示されるようになります。
また、自分にかかわりのある多くの人が話題にしている内容がさらに評価されるようになりました。例えば、自分が好きなサッカーチームがちょうど今勝ったとき、ニュースフィードではその試合についての内容が流れやすくなるようになりました。
⑦ 2017年4月25日
関連記事を表示させるテストを実施
https://newsroom.fb.com/news/2017/04/news-feed-fyi-new-test-with-related-articles/
このアップデートでは、フィード上で話題になっている投稿の下の部分に、関連した内容の記事が表示されるようになりました。例えば体の健康にまつわる投稿がされれば、その下部に健康にまつわる記事が合わせて表示されます。
これにより、ユーザーは自分が興味ある情報について、よりたくさんの情報を集めることができるようになりました。あくまでも試験的にやっているようで、結果を受けてさらに改善したり、他のサービスでの展開を予定しているようです。
⑧ 2017年5月10日
価値の低いWebページへのリンクを減らす
https://newsroom.fb.com/news/2017/05/reducing-links-to-low-quality-web-page-experiences/
リンク先に飛んでもほとんど情報がないようなページを減らすため、価値の低いページのリンクをフィード上から減らす変更がされました。
具体的にはFacebookからリンクされた数10万ページをFacebookが見直し、中身を持たないページや有害な広告ページを発見。それと類似したページをAIを使って検索させ、該当するページはフィードに表示させないような対策がとられました。この施策により、品質の低いランディングページやサイトはトラフィックが減少する可能性があることをFacebookは公表しています。
この変更は数か月にわたって広がっていくとのことで、すぐに大きな影響があるとは考えられませんが、今後広告用のページはこのアルゴリズムを十分に理解して制作する必要があるかもしれません。
⑨2017年6月30日
個々ユーザーに有益なリンク投稿をより多く表示させるように
https://newsroom.fb.com/news/2017/06/news-feed-fyi-showing-more-informative-links-in-news-feed/
前回のアップデートでは質の低いリンク投稿を控える措置が取られましたが、今回は人々に役に立つ情報をより届けられるように改善しているようです。
Facebook社の調査によると、日ごろから大量にリンク投稿をして他人のフィードを圧迫している一部のユーザー群が確認されました。今回は扇動的な内容や事実とは異なる内容をふくむ記事の拡散を防止し、有益な情報が表示されるようにアルゴリズムの変更を行ったとしています。
こちらは「リンク投稿」のみが対象となり、ドメインやページ、写真や動画の表示に対する変更は加えられていません。また大半の広告主の投稿に対して大きな変更はなく、引き続き、ユーザーに有益と思われ反応される情報の配信が大切となります。
⑩2017年8月2日
読み込み速度の早いページが優先的に表示されるように
今回のアップデートでは表示アルゴリズムにページの読み込み時間が考慮され、読み込みの早いページが表示されやすくなります。また各ユーザーのネット接続状況と該当ページの一般的な表示速度の両者が加味されるようになります。読み込みの遅いページに対するユーザーからの不満の解消が目的のようです。
数ヶ月のうちに段階的に反映されるようですが、表示が遅いページのリファラによる遷移数が減ると考えられます。パブリッシャーは引き続き基本的なガイドラインを押さえて、ユーザーに関係のある、有益な情報を発信していくようにしましょう。
⑪2017年8月9日
人の目とAIでクローキングを特定
クローキングとは、ユーザーと検索エンジンであるロボットの2者に対して、異なったコンテンツ、情報を表示する行為のことです。例えば、ユーザーが「携帯電話」と検索したにも関わらず、携帯電話に関係ないサイトが検索結果に表示され、アクセスすると広告やウイルスページに遷移します。意図的にクローキングを行い、ユーザーに悪意ある情報を表示したり、閲覧数を稼ぐためにユーザーを誤情報に誘導したりといった悪質なクローキングはFacebookでは禁止されています。違反した場合は、Facebookから追放される処分が下されます。
このような誤情報を配信するクローキングを撲滅するために、Facebookは AIを導入するとともに、人間の目で同時にチェックを行っています。
なお、クローキングを行っていない通常のビジネスページに一切影響はありません。
⑫2017年8月15日
ニュースフィードの UIをよりわかりやすく使いやすく
https://newsroom.fb.com/news/2017/08/making-news-feed-an-easier-place-to-connect-and-navigate/
ニュースフィードのUIがより見やすく、コミュニケーションしやすいデザインにバージョンアップされました。コメントや、絵文字、シェアボタンが以前よりも大きく簡単にタップできる、backボタンですぐにフィードに戻れるデザインに変更されました。
ポストの外部リンクをクリックする際に、どこのサイトなのかURLが表示されるようになりました。アイコンが四角から円型になり、投稿者が誰なのかをわかりやすく表示するようにデザインされています。
また背景コントラストの配色も紺色から薄いグレーになり吹き出し形式に変更されました。これにより誰のコメントなのか区切りがわかりやすくなりました。
なおこれらデザイン変更は、ページのリーチやトラフィックに影響するものではなく、ユーザーの視認性向上を目的としています。
⑬2017年8月17日
偽動画再生ボタンへの規制を強化
https://newsroom.fb.com/news/2017/08/news-feed-fyi-taking-action-against-video-clickbait/
動画再生ボタンのマークを静止画に挿入して動画投稿を装い、ユーザーのクリックを誘導し、広告やスパムを表示させる「うっかりクリック(クリックベイト)」を狙う投稿の規制に乗り出しました。動画と思い、ついついクリックしてしまうため、「うっかりクリック(クリックベイト)」と呼ばれています。静止画にも関わらず動画を偽装する投稿は、降格処分(ニュースフィードのおける表示順位を落とすという意味だと思われる)になります。
悪質な投稿者を規制するための取り組みであるため、通常の投稿や企業ページには影響はありません。
⑭2017年8月28日
偽ニュースの反復投稿を掲載中止に
https://newsroom.fb.com/news/2017/08/blocking-ads-from-pages-that-repeatedly-share-false-news/
これまでFacebookは偽ニュースや悪質な広告の排除に取り組んできました。現在では、第三者機関が摘発したスパム投稿にリンクする広告を掲載できなくなっています。
今回は、偽ニュースと認定された記事を何度も繰り返して投稿する広告が掲載できなくなりました。これにより、広告を購入することができず、アクセスを集められなくなり、スパマーの本来の目的である収益化を防ぐことができます。悪質な投稿、間違った情報の広告を中止すれば、広告を再度掲載できる可能性もあります。
有益な情報が集まるプラットフォームを目指すFacebookは、悪質なスパマーを排除するために、「1.偽ニュースを配信しても収益を得られない環境作り」「2.偽ニュースの普及を抑制するためのプログラムの開発」「3.ユーザーが偽ニュースを見た時に正しい判断ができるようにサポートする」という3つのサポートに尽力をしています。
今回のアップデートは、悪質なニュース配信者が利益を得られないように規制をかけ、悪質な投稿を発見、排除する取り組みになっています。
⑮2017年12月18日
「エンゲージメント釣り(engagement bait)」投稿を厳正に対処
https://newsroom.fb.com/news/2017/12/news-feed-fyi-fighting-engagement-bait-on-facebook/
Facebookはいいね!やシェア、コメントなどの何かしらのアクションを促すよう煽る投稿を繰り返し続けるユーザーやページの評価を下げると発表しました。
「〇〇な人はいいね!」といった投稿は一般に「エンゲージメントベイト」と呼ばれ、意図的に高いエンゲージメントを獲得することで、ユーザーへのリーチを一層広げようとしています。こうした「エンゲージメントベイト」に該当する投稿はニュースフィードのアルゴリズムを悪用していると見なされ、フィード上で投稿が表示されにくくなります。
ページへの影響について、エンゲージメントベイトを行う広告主や事業主による投稿のリーチ数は減少するでしょう。ページの管理人や運用者には引き続き、ユーザーに関係した意義のある投稿を共有することが求められています。
⑯2018年1月11日
企業ページよりも友人や家族の投稿をもっと表示させる設定を導入
https://newsroom.fb.com/news/2018/01/news-feed-fyi-bringing-people-closer-together/
友達や家族からの投稿を、企業やブランドのFacebookページからの投稿よりも優先するようになります。
背景として、企業やブランドの投稿がユーザーの興味深い内容であったとしても、それらを受動的に見ているより、友達や家族の投稿を見ている方がユーザーの健康に良い影響を与えていると分かったことが挙げられます。
とはいえページの投稿でも、コメントやシェアが多い投稿であれば相対的に優先度は高くなります。Facebook社はページオーナーに対して、コメントが多く付けられる傾向にある「ライブ動画」を投稿するよう奨励しています。
⑰2018年1月20日
ユーザーの評価をニュースメディアの信頼度として反映
https://www.facebook.com/zuck/posts/10104445245963251
CEOのMark Zuckerberg氏は1月20日、自身のFacebookページ上で新たな仕様変更について言及しました。
内容は、ユーザーが閲覧するニュースを高品質なものにするために、ユーザーが信頼でき、かつ有益で、地域の情報を届けるようなニュースを優先的に表示するというものです。
Zuckerberg氏は投稿で「ソーシャルメディアはこれまで以上に人々が情報を拡散することを可能にしており、もしFacebookがこれら問題にきちんと取り組まなければ、さらに問題を大きくしてしまうことになる」と述べています。
信頼できるニュースメディアをFacebook側が判断することも可能ですが、客観性の観点からそれは難しく、また望ましくないとしています。そのためFacebookは、ユーザーへの調査を通じたフィードバックをもとにニュースメディアのランキング付けを行うと発表。ユーザーにそのニュースメディアを知っているか、そしてそのメディアを信頼しているかを調査するとしています。
⑱2018年6月27日
設定したキーワードに関連する投稿を非表示にする機能をテスト
https://newsroom.fb.com/news/2018/06/keyword-snooze-a-new-way-to-help-control-your-news-feed/
Facebookはキーワードを設定することによって関連する投稿を一時的に非表示する機能のテストを開始したことを発表しました。
この機能でスヌーズされたキーワードを含むユーザー・ページ・グループの投稿は30日間非表示になります。
Facebookによると、ユーザーにとって最も関連性の高い投稿をフィードに表示させてもそれが正しいフィードになるとは限らず、ユーザーが重要なことに時間を集中できるようにすることが背景にあるとしています。
⑲2019年3月31日
投稿が表示された理由が分かる「Why am I seeing?(なぜこの投稿が表示されているのか?)」機能が追加
https://newsroom.fb.com/news/2019/03/why-am-i-seeing-this/
Facebookのニュースフィードには独自のアルゴリズムが搭載されており、投稿されて間が空いていない鮮度の高い情報であったり、友人や知人間で話題を呼んでいたり、自分にとって重要そうである投稿が表示されやすい仕組みになっています。
4月現在、まだ日本では実装されておりませんが、今回のアップデートによって各投稿が自分に表示される理由が分かるようになりました。「Why am I seeing?」を押せば、どの友人と繋がっているから、あるいはどのグループに入っているから投稿が表示されているのか詳細を確認でき、今後の表示頻度に対してフィードバックできるようになります。
3. アルゴリズム変更の傾向とFacebookの意図
これまで約1年間のアルゴリズムの変遷を見てきましたが、大きく分けて2つのポイントがアルゴリズムの変更の軸になっているように見受けられます。
1つ目が「関連性の高いコンテンツの提供」で、2つ目がフェイクニュースを中心とした「価値の低いコンテンツの排除」です。
① 関連性の高いコンテンツの提供を
「関連性の高いコンテンツの提供」に関しては開発された当初からFacebookが追い続けている目標であり、この1年間でもたびたびアルゴリズムの改善がされてきました。
直近1年で言えば、リアルタイムでコンテンツを出せるようにしたり、さらに深い情報を与えたりと、様々な施策とテストが実施されていました。このテーマに関してはこれからも追い続ける課題であり、今後もたくさんの施策が行われると考えられます。
② Facebookの死活問題であるフェイクニュース
「価値の低いコンテンツの排除」について、米国の大統領選などフェイクニュースは大きな話題となりましたが、実際にユーザーの生活に悪い影響を及ぼすまでに拡大しています。結果的にSNSへの信用までも低下させており、Facebookにとっての死活問題ともなりかねません。
現状も対策を進めており、フェイクニュースを配信するページの広告出稿をブロックするという対策も実施しています。しかしながら、SNSが自由な表現の場である以上、フェイクニュースを0にすることはかなり難しいと言わざるを得ません。
今後SNSが信用たるメディアとして成長していくためにも、Facebookはフェイクニュースや価値の低い情報への対策を今後も強めていくと考えられます。
4. まとめ
いかがでしたでしょうか。
Facebookのアルゴリズムの遷移を見ていくと、今のFacebookの課題や、今後の方針がお分かりになるのではないでしょうか。SNSの巨人であるFacebookの動向は業界自体にも大きな影響を与えます。今後も引き続きその動向を追いつつ、新たなアップグレードがあれば随時更新をしていきます!
注目ではなく「対話」の時代へ。 マーケター必見、主要SNSのアルゴリズムまとめ
いまや人々の生活に大きな影響力を持つようになったソーシャルメディア。私たちが何気なく使用している裏で、アルゴリズムが活躍しているのはご存知でしょうか。
もちろん企業のマーケティングにおいても、アルゴリズムは非常に重要な役割を果たしています。プラットフォームによって様々なタイプがありますが、今回は主要な4つのSNSに絞って解説いたします。
今回は、Ste Davies氏の記事(https://www.stedavies.com/social-media-algorithms-guide/)をご本人の許諾を得て編集部で翻訳・編集しました。
※注:本記事は、デジタルメディアの戦略家として世界で活躍される同氏の独自の見解や調査が基となっております。どのプラットフォームも、アルゴリズムの詳細は基本的にブラックボックスとなっておりますが、同氏の見解には媒体社が掲げる方針と合う分析も含まれており、編集部が有益な情報と判断して記事化いたしました。
※注:図中に一部誤植があり、訂正いたしました(4月25日)。
■目次
1.アルゴリズムを把握するメリット
初期のSNSでは、人々をオンライン上でつなぐことが目的でした。しかし収益化の方法を模索するために各SNSが提供内容を多様化していくにつれ、ニュース配信を効率化するアルゴリズム実装が重要視されていきます。
その結果、フェイクニュースに代表される悪質なコンテンツがSNSにおいて大きな影響力を持つようになり、問題視されるようになりました。そのような背景があり、2018年、SNSとそのアルゴリズムの流れが再び変わり始めました。
多くのSNSで、聴衆ではなくコミュニティを構築すること、注目集めではなく対話といったより誠実なコミュニケーションを図ることが広告主にとって不可欠になります。
そのためにもアルゴリズムを知っておくことが有効と言えます。他にも、各SNSのアルゴリズムの把握には以下のメリットがあります。
- 影響力:コンテンツが与える影響力を大きくする
- ROI(投資利益率または投資収益率):SNS上の投稿に費やしたコストに対するリターンを最大化する
- 評判:アルゴリズムにとって長期に渡って信頼できる情報源になる
- 社会的影響力の拡大:ネット上のデマ拡散を防ぐことが出来る様になる
2.Facebook
Facebookのアルゴリズムの特徴
以前はエッジランクとして知られていたFacebookのアルゴリズムですが、長年にわたりFacebookはアルゴリズムを微調整し続けており、オーガニックリーチはさらに減少し続けています。
第三者のサイトへのリンクより、友人や家族間でのコミュニケーションに関係するコンテンツに優先順位がつけられる傾向があります。
同社CEOのMark Zuckerberg氏は「意味のある交流を優先表示します」といった旨の告知をしていますが、投稿のどこに評価が反映されるのかを下の画像から確認してみましょう。
またFacebookが挙げた、「意味のある交流」に影響力があるユーザーは以下の通りです。
- 他の人の写真やステータスの更新にコメントをしたりいいね!するユーザー
- 友人がシェアしたニュースやブランドのポストに反応するユーザー
- 視聴した動画やニュースフィードで読んだ記事やお互いのコメントに返信する複数のユーザー
- 友人のグループとの会話を始めるためにメッセンジャー上でリンクを共有しているユーザー
Facebookのアルゴリズムの仕組み
更にFacebookのアルゴリズムについて、現在分かっている事は以下の通りです。
- 最初のエンゲージメントを測定するために、少人数のユーザーにポストが配信される
- 友人や家族との会話の材料となるコンテンツを優先する
- メッセンジャーで共有されるリンクの優先順位を決定する
- ユーザーの信頼性(ページを完全に記入していること、共有履歴など)が高い
- ユーザーにシェアされて、さらにディスカッションの材料となるブランドまたはサイト運営者のコンテンツは優先順位が高くなる
- ライブ動画は優先順位が高くなる
- エンゲージメントはポイントシステムに基づいている
- 長い形式のコメントを含むポストはより重要視される
- ネイティブコンテンツは、他のサイトへのリンクよりも優先される
- 「シェアしてください、いいね!してください、コメントしてください」といった投稿は優先度が下がる
Facebookのランク付けのフロー(緑がアルゴリズムに良い影響を与える)
Facebook上でコンテンツを作るときに気を付けたいポイント
上記のアルゴリズムの特徴を踏まえて投稿をするとよいですが、いくつか注意したいポイントも存在します。
以下から確認していきましょう。
ユーザー間の議論促進のためにコンテンツを作成する
Facebookのアルゴリズムを使って作業する人は、プラットフォーム用のコンテンツを開発する際にこの新しい標準を考慮する必要があります。
信頼できるプロフィールの作成
オウンドサイト上にFacebookのリンクを表示するだけではなく、信用できるプロフィールを作成するとアルゴリズムにも好影響を与えられます。
できる限りライブ動画を使用し、エンゲージメントを高める
Facebookは、他のどのコンテンツよりも6倍のエンゲージメントを生み出していることを知っているため、ライブ動画に優先順位をつけると明言しています。
アルゴリズムに評価される(あなたがシェアしているものの中から良いと思うものだけを選ぶ)
Facebookにすべてのコンテンツを共有するのは得策ではありません。それらのコンテンツがエンゲージメントを生成しない場合、信頼性スコアは低下してしまいます。アルゴリズムを踏まえて、適切なプラットフォームの選択とユーザーに有益な投稿を心がけましょう。
「釣り広告」など、過剰な扇動をするコンテンツを投稿しない
過剰な宣伝記事、いいね!してねと頼んだステータスやコメントやシェアなどは、どんなものでもFacebookアルゴリズムによってランクが下げられます。絶対にしないでください。
Facebookのアルゴリズムについて記事にまとめました。下記の記事も合わせてご覧ください。
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3.Twitter
Twitterのアルゴリズムの特徴
以前は時系列に表示されていたTwitterのタイムライン(TL)ですが、現在では変わってきています。アルゴリズムによって、ユーザーに最適(だと思われる)投稿が優先的に上部に表示されるようになっています。
アメリカ大統領選にロシア系のアカウントが関与した疑惑がきっかけとなって、Twitterのアルゴリズムも修正が加えられています。その影響で、Twitterで投稿やいいねを自動的にできるようにするツールやアカウントの使用に制限がかかる様になりました。
Twitterは「今何しているのか」を重要視し、「時間」こそアルゴリズムに依然大きな影響力のある項目だと考えています。
Twitterのアルゴリズムの仕組み
Twitterのアルゴリズムについて、現在分かっている事は以下の通りです。
- Twitterのアルゴリズムにおいて、投稿時間は大きな影響力がある
- 信頼できるプロフィール作りはアルゴリズムに好評価される
- 280文字の制限ぎりぎりまで活用するとエンゲージメント率が上がる
- リンク誘導の投稿よりネイティブ投稿が好ましい
- 最もエンゲージメントを付けているユーザー達の投稿は早く表示される
- 始めのエンゲージメントを測定するために投稿は少数のユーザーに表示される
- いいねやリプライ、リツイートは大きな加点がされる傾向がある
- 閲覧していた投稿の時間の長さや訪れたプロフィールが表示されるコンテンツに影響を与える
- フォロワーの投稿に対するアクションやリアクションが多いと、フォロワーのタイムラインに自分のコンテンツが反映されやすくなる
Twitterのランク付けのフロー(緑がアルゴリズムに良い影響を与える)
Twitter上でコンテンツを発信するときに気を付けたいポイント
それではTwitter上でコンテンツを発信するときに気を付けたい事を確認していきましょう。
フォロワーがTwitterを使っている時間に投稿する
特定のツールを活用し、フォロワーがいつTwitterを使用しているのか確認し、それに合わせて投稿することで、よりたくさんのエンゲージメントを獲得できます。
より関連性の高い分野のフォロワーを開拓する
ただフォローを繰り返してフォローバックを期待するのではなく、フォローしているアカウントに関連しているトピックで専門性を高めると、やがてフォローバックが来るでしょう。
ただのフォロワーの水増しではエンゲージメントが獲得できません。
フォロワーの好むトピックで投稿する
Twitterのアナリティクスなどで、フォロワーが何に関心を持っているのかを調べましょう。フォロワーにとって関連性の高いツイートほどエンゲージメントを獲得できやすくなります。
280文字の制限を利用してより多くの情報を載せる
Twitter社は投稿の文字が多ければ多いほどエンゲージメントを獲得できると名言しています。より多くの情報を発信できることが影響しているのが理由として考えられるでしょう。
信頼性の高いプロフィールを作成する
アルゴリズムはスパムのようなプロフィールに低評価を付けるので、関連する全ての情報をプロフィールに掲載して最新の状態にしておくのが望ましいです。
毎日ログインする
毎日投稿をしてフォロワーに価値を提供し続けると、Twitterのアルゴリズムはより高い評価をつけます。先週のツイートがエンゲージメントを獲得するとさらに評価が高まるでしょう。
フォロワーにアクションを起こす
リプライやリツイートなどのアクションをすると、フォロワーのタイムラインにより表示されるようになります。他の人に対するエンゲージメントをすると、Twitterのアルゴリズムはあなたがコミュニティに貢献したと判断します。
Twitterのアルゴリズムについて記事にまとめました。下記の記事も合わせてご覧ください。
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4.Instagram
Instagramのアルゴリズムの特徴
Instagramはアルゴリズムを、ユーザーがもっともアクションを取るであろうコンテンツを表示する手段であるとしています。以前はわずか72分しか表示されなかった投稿もエンゲージメントを多く獲得している場合では、時間が経った後でも上部に表示されることがあります。
エンゲージメントはInstagramのアルゴリズムにおいて非常に重要な影響力をもっています。エンゲージメントを多く獲得すればするほど、その投稿がアルゴリズムに重要視されます。
Instagramのアルゴリズムの仕組み
Instagramのアルゴリズムについて、現在分かっている事は以下の通りです。
- 投稿されるとき、エンゲージメントを測定するためにフォロワーの内、選ばれたグループ内にまず表示される
- 定期的な投稿をするとユーザーのタイムラインにより表示される
- DM経由でシェアされた投稿はアルゴリズムに高いランクがつけられる
- もっとも交流しているジャンルのコンテンツがよりタイムラインの上部に表示される
- ハッシュタグもアルゴリズムに影響力をもつが、主要な役割は投稿検索である
- エンゲージメントを獲得しているコミュニティ内ではお互いの投稿の信頼性が高い
- いいねやコメントを通して、積極的にアクションを起こしているアカウントのプロフィールは、エンゲージメントを獲得しやすい
- ユーザーが過ごした時間がより長い投稿はアルゴリズムには重要視される
Instagramのランク付けのフロー(緑がアルゴリズムに良い影響を与える)
Instagram上でコンテンツを発信するときに気を付けたいポイント
エンゲージメントが重要なポイントになるInstagram。投稿で気を付けておきたいポイントを以下で解説します。
定期的に投稿する
不定期に投稿するユーザーはアルゴリズムによってランクが下げられ、フォロワーに表示される際に優先されなくなります。
自身が関連しているコンテンツやユーザーにアクションする
自身のプロフィールに関係しているコンテンツやユーザーに対するエンゲージメント数を増やすと、そのようなアカウントのタイムライン上に自身のコンテンツが表示されやすくなります。
投稿のタイミングを気にする必要はない
Instagramのアルゴリズムは数日前のコンテンツも表示させるため、Twitterの様に投稿のタイミングはそれほど重要なポイントではありません。
「検索される」ためにハッシュタグを活用する
もし自身のコンテンツが検索ぺージのトップに表示された場合、数百、数千のいいねやフォロワーを生み出すことができます。
Instagramのアルゴリズムについて記事にまとめました。下記の記事も合わせてご覧ください。
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5.YouTube
YouTubeのアルゴリズムの特徴
YouTubeのアルゴリズムはサイトに最も貢献しているユーザーにとって役立つように設計されています。それはYouTubeのアルゴリズムの要因にチャンネル登録者の数や投稿の一貫性が関連していることからも伺えます。
YouTube内のコンテンツの質が非常に高いうえに、想像できるジャンルは大方開拓されている事から、1から多くの視聴者を集めるのは困難です。さらにアルゴリズムに影響を与えるために週に2~3回の投稿が必要とされています。
YouTubeのアルゴリズムの仕組み
YouTubeのアルゴリズムについて、現在分かっている事は以下の通りです。
- ランク付けの要因として、ユーザーの視聴時間や視聴者の保有率が重要である
- 投稿頻度もアルゴリズムにとって重要な要因である
- 最近投稿された動画は、始めのエンゲージメント測定の為に少数のユーザーに表示される
- チャンネル登録者が増えれば増えるほど動画の優先表示度が上がる
- 7-16分の長さが最適な動画時間である
- YouTubeのアルゴリズムはAIなので、学習や理解をする
YouTubeのランク付けのフロー(緑がアルゴリズムに良い影響を与える)
YouTube上でコンテンツを発信するときに気を付けたいポイント
主なコンテンツが動画形式であるYouTube。投稿で気を付けておきたいポイントを以下で解説します。
一貫した投稿が重要である
散発的に投稿しているチャンネルは、YouTubeのアルゴリズムによってランクが下げられてしまいます。
毎週同じ時間に動画を投稿し続けるのがベストな方策でしょう。
これはアルゴリズムの問題はもちろん、新しい動画が投稿された時にチャンネル登録者からの反応を高める効果があります。
チャンネル登録者を獲得する下地の構築
チャンネル登録が多ければ多いほど、YouTubeのアルゴリズムにとっては「信頼できる」チャンネルと見なされます。
最初の数分間で視聴者の心をつかむ
動画の視聴時間が長ければ長いほど、魅力的なコンテンツであるだろうとYouTubeのアルゴリズムに認識されます。
多くのYouTuberが視聴者の心をつかむために特定の戦術を取っています。
7-16分の長さに動画の長さを設計する
上記の時間内に収められた動画コンテンツがもっともエンゲージメントを獲得し、視聴者数に対するチャンネル登録者数の割合も一番良くなります。
YouTubeのアルゴリズムについて記事にまとめました。下記の記事も合わせてご覧ください。
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6.まとめ
Facebook、Twitter、Instagram、YouTubeのアルゴリズムの特徴や仕組み、コンテンツ発信の際に気を付けたいポイントをまとめました。上記のアルゴリズムは今後変更される可能性が高いですが、ユーザーにとってもっとも有益なコンテンツ作りが本質的に重要と言えます。
また各SNSのアルゴリズムは基本的に非公開のものです。様々な検証や公式の手がかりから推測して構築されていますので、最新の情報をキャッチアップして効果的にSNS上での発信を心がけましょう。
編集部でも継続してアルゴリズムのトレンドを取り上げていく予定です。
【Instagram活用術】動画再生数とフォロワーを増やすために重要な4つのこと
インスタグラム運用を通してわかったこと、実際に行ったことをこの記事でお伝えしたいと思います。個人アカウントでの動画投稿はもちろん、企業アカウントの運営にも役立てていただけたら幸いです。
目次
動画再生数とフォロワーを増やすために重要な4つのこと
アカウントの世界観を決める
GOHANは「1分でわかるお手軽オトコのゴハン」「早い・安い・旨いメニュー」をお届けすることを心がけています。
コアのコンセプトが固まっているため、フォローしている方の目当てははっきりしています。
GOHANのメインターゲットはもちろん男性ではあるのですが、Instagramの場合は女性からも多数支持をいただいています。
・男性向けのガッツリメシを食べたい女性の方
・育ち盛りの息子さんがいる主婦の方
・彼氏や旦那さんにそういったメニューを作ってあげたいという彼女・奥さん
上記のような簡単なペルソナが浮かび上がってきます。
また、コンセプトという意味での世界観も重要ですが、一覧に表示されるサムネイルのクリエイティブも重要な要素の1つになります。
つまりどんなカラーでどんな構図の写真が並ぶのか、ということを最初に決めておくことが重要です。
Instagramアカウントを覗いたとき、料理の写真や風景写真や人の写真がまばらに並んでいたらなんのアカウントかよくわかりません。
もちろん、個人アカウントはそれでよいのですが、企業アカウントであれば、フォローしてくれる人に見る目的を与えられるような、1つの分野に特化したアカウントであることが望ましいでしょう。
投稿する時間と頻度を決める
次に、投稿する時間と頻度ですが、GOHANは1日2回、12時と18時に料理動画を投稿しています。
もちろん、昼食と夕食の時間であるということもありますが、メインユーザがサラリーマンであれば、昼休みや仕事終わりの時間帯を狙った方がいいですし、主婦の方が見ていたら夕方もよいかもしれません。
Instagramは公式の管理画面機能(インサイト)が弱いことが難点ですが、サードパーティツールと連携すれば最も視聴される時間帯を割り出すことは可能ですので、Instagram分析ツールの活用も検討してみてください。
また、最初のうちはA/Bテストでどの時間帯が最も効果が高いか検証してみることも大事ですが、ある程度結果が見え始めたら投稿時間を固定にするのも大事です。
GOHANの場合、12時と18時にアカウントを覗きに行けば、”オトコメシ”レシピが上がっているだろう、という期待が前提にあります。
そうすることにより、初速から再生数が上がるため、「人気投稿」にも表示されやすくなります。
1日何回投稿するかはメディアの戦略によっても異なるので一概には言えませんが、企業アカウントでは週数回の投稿から1日4,5回の投稿までまちまちです。
GOHANのように分散型メディアを主戦場としているメディア運営企業の場合は1日1,2回以上投稿するでしょうし、本業が別にあるブランドやメーカーなどはそこまでリソースを割くのが難しいかもしれません。
投稿数が多すぎても運用コストがかかる割にそこまでフォロワー獲得や再生数アップにつながらない場合がありますので、自社の運用体制やリソースも踏まえて総合的に検討するとよいでしょう。
サムネイルのクリエイティブをこだわる
今すぐ実践できる内容としてはこのサムネイルの吟味こそ一番即効性があるかもしれません。
動画をInstagramにアップしようとすると、このように「フィルター」「長さ調整」「カバー」の3つが編集できる画面に遷移します。
「フィルター」は動画に簡単にエフェクトをかけることができます。
ただし、料理動画においては「リアルであること」が重要なので、フィルター機能は使用しないほうが得策です。
GOHANの料理動画を見て、実際に作ってみたという方がいた場合、フィルターを使用してしまうと料理の出来上がりが動画と実際で異なることになってしまい、「これは果たして成功だったのか?失敗だったのか?」といらぬ混乱を招いてしまうためです。
この「長さ調整」ですが、Instagramでは規定上60秒以上の動画を投稿することができません。
そのためにこの機能がついていますが、企業アカウントの運営では事前に60秒以下に編集してからアップすることが多いかと思いますので、個人アカウントを除いてあまり使用することは少ないかと思います。
最後に、最も重要なのが「カバー」選択機能です。
動画の中から1秒単位でサムネイルに使用したいカットを選択することができます。
料理動画であれば、最も「旨そう!」に見えるカットをこの中から選択します。
何も気にせずに投稿ボタンまで進んでしますと、無作為に切り取られてしまいますので、何の動画かわからないというケースも出てきてしまいます。
また、ゼロコンマ数秒単位で切り取ることはできないため、切り取りたいシーンが1秒未満の場合はブレて使いづらい場合があります。
料理動画を投稿する場合、箸上げのシーンで1秒以上静止すると、カバー用カットを選択しやすくなります。
細かいですが、そういったことも考慮して動画を作成すると、後々のサムネイル選択で苦労しないで済みます。
GOHANの運営はじめた初期の頃は、あまりサムネイルを気にせず投稿していました(お恥ずかしながら)。
その状態でも順調にファンは増え、1投稿あたり1万再生までは到達していましたが、サムネイルをより意識して「何秒目を切り取るか」というのを意識してから、平均で1.5万再生をコンスタントに超えるようになり、多い場合は2~3万再生、中には10万再生を超える動画も出てきました。
サムネイルをきちんと選ぶだけであればお金は1円もかかっていません。
Instagramの運用担当者がほんの数秒このサムネイルに意識を向けるだけでパフォーマンスは劇的に向上するのです。
余談ですが、Instagramではチーズのサムネイルが最強です。
カマンベールの丸ごとフォンデュが一番再生数が伸びました。
これがチーズの伸びるカットではなく、ちょっと離れて俯瞰で撮ったシーンをサムネイルにしていたら1~2万再生で伸び悩んでいたでしょう。
ハッシュタグを最適化する
前述のサムネイルと合わせてこのハッシュタグの最適化が非常に重要です。
具体的に最適化とはなんぞや?ということですが、そのInstagramアカウントの成長フェーズに合ったハッシュタグを選択する、ということが非常に重要になってきます。
参考ページ
よくある失敗例としては、まだフォロワーが数百人~数千人のアカウント規模で、数百万件も投稿されているような人気ハッシュタグばかりを使ってしまうケースです。
1投稿で使えるハッシュタグの数は最大30までと上限が決まっています。
そのうち、数個程度を人気ハッシュタグに使う分には問題ないのですが、30個すべてを人気タグで占めてしまうと、ほとんど見られていない可能性があります。
人気のハッシュタグほど新着投稿から下へどんどん埋もれていきます。
「人気投稿」の3×3の9つの枠に入らないと意味がないのです。
Instagramの中で最も効果的に露出を増やす方法が、このハッシュタグ表示結果の「人気投稿」に載せることです。
GOHANのフォロワー規模は現在10万人弱。そして再生数は1.5~2万、いいね!は1000~1500ほどです。
このくらいの規模で、少しの期間で200~300万件が投稿されている人気ハッシュタグの「人気投稿」に少しの期間載るかどうかです。
ですので、10万~200万件の間くらいを考慮してハッシュタグを考えるのが適切といえるでしょう。
逆に少なすぎてしまうとニーズがない場合がありますので、数百件しかヒットしないタグを入れるのも考え物です。
アカウントを開設してから半年くらいの初期フェーズはまず5,000~10,000件くらいがヒットするハッシュタグの「人気投稿」に載ることを目標にするとよいでしょう。
このくらいの数字であれば、そこまで難易度は高くありません。
5,000件で載るようになれば1万,2万、10万とハッシュタグをチューニングしていくことで、適切な露出を図ることができます。
おおよそ数時間~半日で結果が出ますので、ちょっとアナログな方法ではありますが、設定したハッシュタグの「人気投稿」に載っているかどうかチェックしてみてください。
ボリュームの少ないタグであれば数日間表示されることもありますし、数百万件の人気ハッシュタグであれば数時間しか持たない場合もあります。
大事なことは欲張りすぎないこと。
「人気ハッシュタグをつけること」=「露出が増えること」ではありません。
繰り返しになりますが、アカウントの成長フェーズに見合ったハッシュタグを見繕うことが大切です。
まとめ
最後におさらいです。
「アカウントの世界観を決める」「投稿する時間と頻度を決める」
この前半2つはアカウント開設時に設計して形作っていくものになります。
「サムネイルのクリエイティブをこだわる」「ハッシュタグを最適化」
この後半2つはある程度の期間運用していて伸び悩んでいるアカウントでもすぐに改善できる余地のあるポイントになります。
もしまだ実行していないものがあれば、明日からでもぜひ実践してみてください。
企業のYouTube活用! メリットからノウハウ・事例まで
YouTubeを視聴することは、日常生活の一部といえるほど浸透しつつあります。このトレンドは企業にとっても大きな影響があり、企業がYouTubeを活用する必要性が高まっています。
今回は、企業がYouTubeを活用すべき理由から実際に運用するためのノウハウ、実際にYouTubeを活用している事例をご紹介します。
■目次
- なぜ企業がYouTubeチャンネルを開設し、活用するべきなのか
- 企業のYouTubeチャンネル活用のポイント
- YouTube活用のKPIは?
- YouTubeアナリティクスの見方
- YouTubeチャンネルを活用している企業の事例
- まとめ
1.なぜ企業がYouTubeを活用すべきなのか
企業がYouTubeを活用する重要性は高まっています。ここでは、なぜYouTubeを活用すべきなのか、4つの理由をご紹介します。
利用者数・層が広がっている
全世界で見ても日本に限って見ても、YouTubeの視聴時間は増え続けています。日本では若者(10~20代)の視聴時間の伸びが顕著であり、総務省の2016年の統計では、休日にはSNSに次いで時間を費やすものまでに増加しています。
とはいえ、YouTubeは若者だけのものではありません。視聴者のデモグラフィックを見ると、比較的老若男女のバランスがよいという特徴があります。そのため、企業がYouTubeを活用できれば幅広い層にアプローチできる可能性があるのです。
動画コンテンツのハブになる
企業のマーケティングにおける動画の重要性も高まっています。実際に動画コンテンツをマーケティングに活用する企業も増えています。動画はWebサイトや各種SNSなどさまざまな場所に掲載できますが、YouTubeに企業のチャンネルを設けて集約しておくと、チャンネルを動画コンテンツのハブとして使えます。製作した動画をあらゆるチャネルに展開したり、過去の動画を蓄積したりできます。
データのコンテンツ改善ができる
これまでの企業のマーケティングにおいて、TVCMは「広告の王様」と呼ばれ、花形の存在でした。
しかしTVCMは多くの人にアプローチが可能で注目を集めやすい反面、効果測定がしにくいというデメリットがあります。Webマーケティングでは動画の視聴状況、視聴した人の属性などがデータとして分析され、蓄積されます。これにより明確な効果測定やPDCAが可能となり、効果的なマーケティングが可能になるのです。
ユーザーの検索行動がGoogleからYouTubeに移行している
これまで、ユーザーが欲しい商品や気になった商品を検索する場といえばGoogleが一般的でした。
しかし、CA Young Labの調査によると、10代の6割が動画を商品購入の参考にすると回答し、サイバーバズが30代の女性を対象に行った調査では、気になった商品やサービスをYouTubeで検索したことがあるユーザーは4割という結果が得られました。この結果からも企業がYouTubeを活用する必要性があるといえます。
2.企業のYouTube活用ポイント
それでは、企業がYouTubeチャンネルを解説する際にはどんなことに注意すればよいのでしょうか。ここではそのポイントをお伝えします。
コンセプトや目的を明確にする
まずはYouTubeチャンネルをどのような目的で、どのように活用していくのかを定めましょう。漠然と動画を作ってアップしていくのでは、ほしい効果は得られません。目的を持ち、それを達成するためにはどのような企画・コンテンツが必要なのかを考えましょう。
発信したい情報ではなく、ユーザーに求められる情報を提供する
企業のYouTubeチャンネルだからといって、企業が発信したい情報ばかりを配信するのは絶対にNG。情報として有益なもの、エンタメ性があり楽しめるものなど、ユーザーが見る価値があるものを提供したほうが、長い目で見てファンから愛され、効果を得られます。
YouTubeで見られる動画の特徴を押さえる
企業のYouTubeチャンネルにありがちなのが、単なるCM動画置き場にしてしまうこと。
しかし、TVCMとYouTubeで見られる動画は作法が違います。たくさんの人にYouTubeで動画を見てもらうためには、関連動画に表示されるようなタイトル付けや一目で内容が伝わるようなサムネイル、動画冒頭で離脱されないための引き込みなど、YouTubeならではポイントがあります。CM動画をアップしておくのは悪くないですが、しっかりとYouTubeに最適化した動画も作成していきましょう。
3.YouTubeのマーケティング指標は?
先ほど、Webマーケティングでは明確な効果測定が可能になるとお伝えしました。それでは、YouTubeをマーケティングに活用する際にはどのような指標を見ればよいのでしょうか。KPIとして使われる数字とその定義をご紹介します。
必ず見るべき指標
視聴回数
最もわかりやすい指標になるのが視聴回数です。
再生時間
どれくらい再生されたか、言い方を変えればどの時点で脱落されたのかも重要です。再生時間が短い場合、動画の内容を改善する必要がある可能性が高いです。
チャンネル登録者数
チャンネル登録者は、そのチャンネルの動画を継続的に視聴したいと考えていると捉えることができます。ある程度動画の再生回数が伸びるようになってきたら、チャンネル登録者数も指標のひとつとして取り入れてもいいでしょう。
表示回数
YouTube視聴者に動画が表示された回数のことです。YouTube内SEOなどの成果指標になります。
インプレッションのクリック率
動画がユーザーの目に触れて(=インプレッション)から、実際に視聴される率を「インプレッションのクリック率」と呼びます。サムネイルやタイトルの魅力が影響する指標です。
有料サブスクリプション登録者数
2018年11月より、YouTubeは「YouTube Premium」を開始しました。このプログラムは、ユーザーがYouTubeを広告なし・オフライン再生といった便利な環境で楽しめるといったメリットのほかに、オリジナルの映像作品を無制限に楽しめるサブスクリプションサービスです。このサービスに加入しているユーザーは、YouTubeのヘビーユーザーであると推測されます。
視聴者維持率
その動画がどれほど長く視聴時間を保てたのか示す指標です。YouTubeのレポートではチャンネル内の全動画の平均視聴時間や、YouTube上にある類似した動画の平均値と比較した相対的な視聴者維持率など詳細に教えてくれます。
4.YouTubeアナリティクスの見方
概要
最初は「概要」の画面が表示されています。ここでは総再生時間(前の期間と比較したチャンネルの総再生時間)、視聴回数(前の期間と比較したチャンネルの視聴回数)、チャンネル登録者(前の期間と比較したチャンネル登録者数の変化)といったデータを見ることができます。
視聴者へのリーチ
このページでは表示回数、インプレッションのクリック数、視聴回数、ユニーク視聴数といったデータを見ることができます。
視聴者の関心度
このページでは、総再生時間、平均視聴時間を確認できます。
視聴者の獲得
このページでは、ユニーク視聴者数(選択した期間内に自分のコンテンツを視聴した推定ユーザー数)、視聴者あたりの平均再生回数(期間内における、視聴者あたりのチャンネルの平均再生回数)、チャンネル登録者(前の期間と比較したチャンネル登録者数の変化)を見ることができます。
5.YouTubeチャンネル事例
ここでは、実際にYouTubeチャンネルを活用している企業の事例を紹介します。
事例1:マネーの亀【野村證券株式会社】
瀬戸弘司、カリスマブラザーズといったYouTuberを起用し、株式用語や資産運用をわかりやすく解説する動画を投稿しています。
事例2:カー用品のジェームス
連続ドラマ仕立てのCMや芸能人を起用したカー用品レビューなど、カー用品の特徴をエンターテインメント仕立てで知ることができます。
事例3:耳そうじサロン eariss【イアリス】
耳掃除の動画はYouTube内で人気のコンテンツです。このYouTubeチャンネルは耳そうじサロンのアカウントですが、宣伝をするのではなく、耳掃除動画のみを提供しており、動画を楽しんだ視聴者が「こんなお店があるんだ」と興味を持つ仕組みになっています。潜在顧客にアプローチしている良い例です。
事例4:ザ・ホワイトデンタルクリニック
この歯科クリニックのチャンネルでは、実際の施述の様子を見ることができます。また、無料カウンセリングなど、このクリニックのアピールポイントも動画で分かります。
チャンネル登録者は3万人を超えており、潜在顧客をこれだけ抱えている歯科医院はなかなかありません。そして、この動画コンテンツは、一度作ってしまえば歯科医院のHPやSNSに掲載することができるので、総合的なWebプロモーションを実施する上でも便利です。
事例5:葬儀葬式ch有限会社佐藤葬祭
このチャンネルの大きな特徴は、葬儀屋オーナーがライブ配信でユーザーの質問に答えている点です。動画で所作や言葉遣いなどの細かい部分が見えるため、HPだけでは分かりにくいオーナーの誠実さがダイレクトに伝わります。葬儀会社はいざという時に潜在顧客から選んでもらうために、潜在顧客と信頼関係を気付くことが重要です。その方法としてYouTubeを活用しているよい例といえるでしょう。
6.まとめ
現在、YouTubeは動画共有サイトとして世界最大のユーザー数を擁しています。そのため、うまく活用すれば国内外の多くの潜在顧客へアプローチできます。自社ブランドやサービスが認知されないというお悩みを抱えている方は、ぜひYouTubeを活用してみてはいかがでしょうか。
2019年2月更新! 人気ソーシャルメディア最新動向データまとめ
変化の早いソーシャルメディア業界。この記事では国内外分けて、各SNSプラットフォームが現在どれ位のユーザー数なのかのかということを常にアップデートしていきます。FacebookやTwitter、LINE、Instagramから、Snapchatなどメッセンジャーアプリまで主要SNSをまとめています。
■目次
1.Facebook
国内
・国内月間アクティブユーザー数:2,400万人 ⇒ 2,800万人
・月間アクティブ率:53.1% ⇒ 56.1%
国内の利用者層
海外
・月間アクティブユーザー:15億9,000万人 ⇒ 22億3000万人
・日間アクティブユーザー:10億1,000万人 ⇒ 14億7000万人
・日間モバイルアクティブユーザー:8億9,400万人 ⇒ 11億5,000万人
(参照元と期間:2015年11月 から 2017年5月,2018年9月)
米国の利用者層
その他のデータ
・全世界の中小企業のアクティブなページ数:4,000万ページ ⇒ 6,500万ページ
注目ポイント
まだまだ勢いの止まらない、世界を代表するSNS!
日本のユーザー母数こそ変化が乏しかったものの、国内月間アクティブ率や海外月間アクティブユーザー数はまだまだ増加しています。また、ビジネス利用のページ数も世界的に伸びてきており、個人・企業ともにFacebookが実生活に根付いてきているのではないでしょうか。
2.Twitter
国内
・国内月間アクティブユーザー数:4,000万人 ⇒ 4,500万人
・月間アクティブ率:60.5% ⇒ 70.2%
国内の利用者層
海外
・世界全体ユーザー数(※):3億1,000万人 ⇒ 3億3,500万人
※日本を含む
米国の利用者層
注目ポイント
若年層へのプロモーションに最適!
日米ともに、若年層のユーザーが多くの割合を占めているのが分かります。
特に日本では月間アクティブ率が7割を超え、利用頻度が高まっていると考えられます。若年層をターゲティングしたプロモ施策にはぜひ活用していきたいSNSではないでしょうか。
3.LINE
国内
・月間アクティブユーザー数:7,600万人以上(参照元:LINE アカウント 2018年12-2019年3月期 媒体資料)
・日間アクティブ / 月間アクティブ 率:85%(参照元:LINE アカウント 2018年12-2019年3月期 媒体資料)
・日間アクティブ / 全ユーザー 率:70.8% (2017年:LINE 2017年2月-2017年9月媒体資料)
国内の利用者層
海外
・全世界月間アクティブユーザー数:2億1,700万人以上(参照元:LINE 2017年2月-2017年9月媒体資料)
・上位4ヵ国(※)月間アクティブユーザー数:1億6,800万人以上(参照元:LINE アカウント 2018年4-6月期 媒体資料)
・上位4カ国(※)日間アクティブ / 月間アクティブ 率:75%(参照元:2017年12月期通期決算説明会)
(※日本、台湾、タイ、インドネシアを指す)
注目ポイント
驚異のアクティブ率!
日本では日間・月間ともにアクティブ率が上昇して、かなり好調な印象を受けます。40代は利用者人口の63%に対して、推定ユーザー数において20代の推定ユーザー数を抜いているところも注目です。若年層以外のユーザーへも裾野が広がっているのではないでしょうか。
注意が必要な点としては、アクティブ率が非常に高いため、あまりにメッセージの配信頻度が多い場合は配信をブロックされてしまう危険性があるところです。ターゲットの年齢や利用時間を考えた施策が大切です。
4.Instagram
国内
・月間アクティブユーザー数:2,000万人 ⇒ 2,900万人
・月間アクティブ率:76.7% ⇒ 84.7%
国内の利用者層
海外
・月間アクティブユーザー数:8億人 ⇒ 10億人
・日間アクティブユーザー数:3億人 ⇒ 5億人
・日間アクティブユーザー数(ストーリーズ):4億人以上
米国の利用者層
注目ポイント
10代20代を中心とした女性の日常生活の一部と化している!
日本では20代を中心に、米国では30、40代を中心に人気があると分かります。日本の月間アクティブ率も10%近くの上昇が見られました。
トレンダーズ株式会社によって2015年に実施された「女性の Instagram 活用」に関する意識・実態調査では、Instagramの投稿から刺激を受け購買に至った経験を持つ女性が回答者の4割を占めました。
5.Snapchat
日間アクティブユーザー数:1億5,000万人 ⇒ 1億8800万人
(参照元と期間: 2016年6月 から 2018年8月)
メッセージが10秒で消える海外で大人気のアプリ。若いユーザーが多く、一日の動画視聴回数が60億回に到達。
(参照:http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1511/09/news053.html)
国内の利用者層
6.TikTok
国内月間アクティブユーザー数:950万人
(参照元と期間:2019年2月13日)
海外月間アクティブユーザー数:5億人
(参照元と期間:2018年7月16日)
中国企業のByteDanceが運営する動画アプリで、日本でも若年層を中心に人気を拡大しています。
最後に
正式なユーザー数の発表がないサービスもありますが、アクティブ率なども見て、どのサービスがどのぐらい盛り上げっているのか参考にして頂けたら幸いです。
以上、「【最新版】2017年2月更新。ソーシャルメディア最新動向データまとめ」でした!
◆ユーチューバーのプロモーション◆YouTube 「いいね ! 100」アップ◆振分可能◆
お客様指定のYoutube動画をプロモーションして「いいね!」を増加させていきます。
動画に対する「いいね」や「視聴回数」が増えることで、YouTube視聴者の間で注目度が上がり、検索でも、YouTube自動表示でも優位になります。そして、さらに多くの視聴者に告知することができます。視聴回数を増やし、視聴者を誘導し、その結果、視聴者登録数を増やすきっかけとすることができます。
ご入金を確認後、実際にプロモーションに着手します。プロモーションは、インフルエンサー経由での動画視聴、世界各地からの動画アクセスなど、多様に実視聴を行っていきます。お支払い方法は、PayPalからメルカリ、LinePayに対応しますので、ご自身が一番都合良い方法を選ぶことができます。
みなさまの中では、アカウント凍結などを心配される方がいらっしゃいます。しかし、ご心配には及びません。当方とお客様は当該サービス上何ら関係はありません。また当方が利用するインフルエンサーやアカウント相互にも、一切の関係はありません。すなわち相互に関係を疑われるつながりは一切存在しないのです。決済関係も当該サービスとは無関係になされますから何をどうやっても検知されることはありません。当然、当サービスを利用したことでお客様のアカウントが不都合に取り扱われるリスクはないのです。いままでアカウントが凍結された例もありません。そもそもAIは、何らかのアルゴリズム上の関係があるかないかが凍結の判断基準になります。その関係がないのですから、一方的に他アカウントからアクセスされたり視聴されるのは、通常のアクセスと何も変わりません。
したがいまして、
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アカウント凍結はありえません。
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お客様の動画のURLのみご連絡下さい。
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アカウントは「公開設定」にしてください。
併せて、視聴回数増加分の価格表もお知らせします。本オーダーで増加注文分も承ります。増加するほどお得ですので、分からない点があれば、お気軽に質問してください。
決済方法は、当該Paypal、メルカリ、LinePayからお選びください。これも対象となるサービスとは無関係ですので、当方との関係を疑われることはありません。また、ご心配なお客様は、少額オーダーからはじめれば、より安心かと思います。
一度お試しになって、当サービスにご満足されました後に、オーダー数を増やされてもよろしいかと思います。ぜひ一度ご利用になってみてください。